てきとうVIP

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --年--月--日 --:-- |
  2. スポンサー広告

佐天「第四……波動……か」

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:32:32.70 ID:6QZ2afeo0
初春「佐天さんって本当どうしようもないですよね」

佐天「えっ」

初春「何もできないくせに口ばけ達者で」

佐天「ちょ、初春いきなり何を……」

初春「知ってますか?この世の中には無能力者でも超能力者を倒す人だっているんですよ?」

佐天「え、あ……」
                            ニードレス
初春「それに比べて佐天さんは……本当っ、要らない子ですよね」

佐天「う……」

佐天「うわーん!!!初春の馬鹿ーっ!!」

初春「(泣いてる佐天さん可愛い)」


4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:37:02.82 ID:6QZ2afeo0
白井「全く……また佐天さんをいじめて」

初春「だって泣いてる佐天さん可愛いじゃないですか!ああもう、可愛いなぁ、そのくせに明日になったら
   何もなかったように初春ーって呼んでくれるんですよ?かわいすぎてしょうがないです!」

白井「貴女も貴女ですが……次の日になったら元に戻る佐天さんも佐天さんですわね」

初春「わかってるんですよ、全部冗談だってことくらい」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:39:33.44 ID:6QZ2afeo0
佐天「あーあ……また初春私のこと馬鹿にしてー」

佐天「まあ、本気じゃないことくらいわかってるけどさー」

佐天「それに、初春が私のこといじめてる時の表情、かわいいしねっ」

佐天「それを見るためならこの佐天涙子ちゃん、泣くふりくらいいくらでもしますよっ、と」

佐天「ん……あれ?」

「オラーなんだこのオッサン変な格好しやがってよぉー」
「ひゃはは!筋肉がちがちで動けませんってかぁ!?」
「サンドバックにもなりゃしねぇやヒャハハハハ」


7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:43:09.10 ID:6QZ2afeo0
佐天「路地裏で誰か殴られてる……」

佐天「……わ、私には関係ないよね」

  ―――本当っ、要らない子ですよね―――

佐天「……っ」

佐天「私は……」


「ヒャハハハ死んだかオイ」
「つーか最初っから全然うごかなかったじゃねぇか」

佐天「あっ、あんたたち!」

佐天「早くどっか行きなさい!警備員呼んだんだから、すぐ捕まるわよ!」

「アーン、何いってんだこいつー」
「マジかよ警備員呼んだって」
「このクソアマがァー!」

佐天「ひっ……!」


8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:45:21.10 ID:6QZ2afeo0
佐天「(うぅっ、殴られる……やっぱこんなこと私には似合わなかったんだ……)」

「死にさらっせがあああああああ」
「あっ、相棒っ!?ぐあああああああ」
「あ、ああああああ!いてえっ、ああああ」

アーニゲローアアアアー

佐天「……え?」

左天「……大丈夫か嬢ちゃん」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:47:21.23 ID:hQxQ0c6s0
左天さんかっこいい

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:48:33.72 ID:6QZ2afeo0
それは佐天が左天に出合う、少し前の話だった。

左天「ッハァ・・・・・・時空間移動系の能力者とはなァ・・・・・・」

左天「初めて見たが……くそっ、死に際に俺の身体を転移させやがって」

左天「一体どこ行くって……ッ!?」

左天「空間が歪んでッ・・・・・・オオオォォォォォォ!?」

ブチブチブチッ

左天「がッ・・・・・・(なんだこりゃあ……身体が……引きちぎられそうだッ……)」

左天「グ・・・・ガアアアアアアアアアッ!!!」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:51:10.02 ID:6QZ2afeo0
左天「(ん……どこだここは……)」

左天「(……っは、身体がうごかねぇ、か……)」

左天「(シメオン四天王の一人がたかがそこらの能力者にここまでされるとは……なさけねぇ)」

左天「(つーかこれ……やべぇな、俺死ぬかもしれねぇ)」

左天「(筋肉だけじゃねぇ……内臓が、骨が、血管が、脳が)」

左天「(全部ぐちゃぐちゃにされたみてぇな感覚だ……)」

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:53:57.28 ID:6QZ2afeo0
「おーい、こんなとこに変なおっさんころがってるぜー」
「あー、うわっ、コスプレか何かかよwww」
「なんだこれ、死んでんのか?オラッ」
「「「ヒャハハハハハ」」」

左天「(……うっとおしいが、全くと言っていいほど痛くねぇな)」

左天「(痛覚神経までいかれてやがんのか……こいつらの打撃の威力が全然ねぇのか)」

左天「(何にせよ、ほうっとくか)」


佐天「あっ、あんたたち!」

左天「(……あぁ?)」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 21:56:35.28 ID:6QZ2afeo0

左天「(……チッ、このままじゃあの嬢ちゃんが殴られちまうか)」

左天「(しょうがねぇな)」

ブンッ

左天「(くそっ……能力がうまくつかえねぇな)」

左天「(これも、転移の、影響、か……)」

佐天「……大丈夫か嬢ちゃん」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:00:05.00 ID:6QZ2afeo0
佐天「あっ、あの!助けてくれてありがとうございます…・・じゃなくて、大丈夫ですかっ!?」

左天「……あァ、大丈夫、さ……」

左天「(やべぇ……意識が……くそ……)」バタン

佐天「えっ、あっ……どうしよう……どうしようどうしよう……!」

佐天「(警備員に連絡……けどこの人の格好、外から来たみたいだし……)」

佐天「(何かわけありなのかも……)」

佐天「……よし!」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:05:34.64 ID:6QZ2afeo0
佐天「……うぅぅぅぅ!」

佐天「(重い……すごく重いこの人っ……)」

佐天「でもっ・……私の寮はっ……近くっ……なんだからっ……」

佐天「これくらいっ……私だってっ……誰かのためにっ……!」

佐天「うううううううううう!」

削板「……小さい女子が大きな男を担いで頑張ってる」

削板「いいなその姿!実にいい根性だ!」

佐天「……え?」

削板「お前はよく頑張った!だからあとは俺にまかせろ!」ヒョイ

佐天「え?……ええ?!」

削板「で?どこへ運べばいいんだ?」

佐天「あ……えっと、こっちです!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:08:22.34 ID:6QZ2afeo0
削板「ここでいいか?」

佐天「はい……あのっ、ありがとうございましたっ!」

削板「なに、問題ないさ。こちらこそ、いいもの見せてもらった」

佐天「え……」

削板「その根性と、何よりその男にかける愛をな……じゃあな!すっごいジャンプ!」

佐天「え、あ……行っちゃった」

佐天「…………あ、愛なんかじゃないよぅ///」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:11:35.03 ID:6QZ2afeo0
佐天「はっ!こんなことしてる場合じゃなかった!」

佐天「とにかく、傷の手当てを……改めてみるとすごい身体。傷がいくつもある」

佐天「それに、この腕につけた金属……なんだろう」


佐天「ん……意外と、外の傷は少なかったな」

佐天「見た目よりひどくないのかな」

佐天「…………」ピトッ

佐天「……な、なにしてんのよ私っ!相手の身体にひっつくなんてっ!」

佐天「でも、なんだかこの人、別人に思えないんだよね……」

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:16:39.72 ID:6QZ2afeo0
左天「(……なんだ……室内…・?)」

左天「づ……(駄目だ……身体がうごかねぇ……)」

佐天「!気付きましたか!?」

左天「お前は……あの時の嬢ちゃんか」

佐天「えっと、その……怪我してるみたいだったんで、私の部屋まで運んで、その、手当したんですけど……」

佐天「なんか、部外者みたいだし、警備員に連絡するのは、よくないかなって」

左天「……そうだな……ありがとよ、嬢ちゃん」

佐天「あ、はい……それから、私は佐天涙子っていいます。嬢ちゃんじゃくすぐったいですよ」

左天「……サテン?

佐天「?それから、その、あなたの名前は……」

左天「俺か……俺は―――■■、だ」




31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:17:47.76 ID:hQxQ0c6s0
ひ・・・・■■・・・?

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:22:28.88 ID:6QZ2afeo0
左天「(俺も左天だが……まぁ、偽名でいいだろ……)」

佐天「■■さん……あの、身体はどうですか?」

左天「あー……ああ、大丈夫、だ」

左天「それより、ここがどこか、おしえてくれねぇかな」

佐天「は、はい……ここはですね―――」


左天「学園、都市……」

左天「(……なるほどな、別世界まで飛ばされちまったってわけか……)」
左天「(おそらくあの能力者にそこまでの力はなかったんだろうが・……死に際に能力が暴走したのか?)」
左天「(だから転移中にあんなことが……)ぐ、ごほっ」

佐天「!あ、口から血……身体の中が…・・どうしよう、やっぱりお医者さんに」

左天「(……あー、駄目だ……死ぬ……身体がどんどん冷たくなってきやがる……)」

左天「……なぁ、涙子。なんで俺を助けようと思った」

佐天「え、そ、そんなことより……」

左天「いいから……なんで、俺を助けようと、思ったんだ?このいかにも怪しい様を見てよ」



33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:24:11.82 ID:HJ8LcUos0
まさかの■■…!

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:26:59.82 ID:6QZ2afeo0
佐天「……友達に、言われたんです。お前は何もできない奴だな、口だけだな、って」

佐天「勿論、その子は本心で言ってるわけじゃないし、私もそれを解ってます。だけど」

佐天「だけど、それでも、それは、事実だったんです」

佐天「結局何もできなくて……無能力者で……本当に、要らない子で・……」

佐天「そっ……そんな私でもっ・……誰かのためになれるかなって…・・思って…・・ひぅ……」ポロポロ

左天「……そぅか」

左天「なあ、涙子……自分が何もできねぇのはなんでだと思う?」

佐天「え……それは―――それは、私の心が、きっと弱いからです」

佐天「そんな私をなんとかしたくて……なんとかできなかと思って……それで」

左天「なるほどなァ……それで俺を、助けようと思ったってことか」

佐天「……はい」


35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:29:20.15 ID:6QZ2afeo0
左天「お前のその気持ちは立派だ……心がなけりゃどんな力をもっててもしょうがねぇ」

左天「だがな……心があっても、力がなけりゃ何もできねぇ」

佐天「―――そ、れは」

佐天「(そう、だった……■■さんをこkへ運ぶ時も、結局誰かの力に頼って……
    あの不良達だって、結局追い払ったのは■■さんで―――)」

左天「さて……そこで質問だ」

左天「力が……ほしいか」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:31:25.09 ID:YBgAtcDX0
きたあ

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:32:31.50 ID:6QZ2afeo0
佐天「え……?」

左天「ほしいか、ほしくないか……言ってみろ」

佐天「それは……欲しい、です。
    私は……私の心を出せるくらいの、力が欲しいです」

左天「……いい返事だ」

左天「(……まだ実験段階の事だが……このまま死ぬより、ちったぁ役に立つだろ)」

左天「……頭、こっちのほうへもってこい」

佐天「え……あ(■■さんの手が頭の上に……あったかい)」


38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:35:57.69 ID:6QZ2afeo0
左天「もう一度聞く・……力が、欲しいんだな」

佐天「……はい。私は、力が欲しいです」

左天「……よし。目、瞑ってろ」

左天「(実験段階だが……『能力の継承』。
     勿論こんなもん失敗するのが普通だ……相手の脳が、身体が、耐えられねえ)」

左天「(だが……こいつはどこか他人の気がしねぇ……
    それに、意志は確認した)」

左天「……なあ、涙子。実はな、俺の名前も、左天って言うんだよ」

佐天「え――――」


ポゥッ

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/23(火) 22:36:42.01 ID:i+a93BgX0
一気にレベル6に・・・

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:37:16.76 ID:VJ7w/DzC0
第四波動か

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:40:10.92 ID:6QZ2afeo0
佐天「……さてん、さん……?」

そこに左天の姿は無かった。ただ夕日が空しく部屋を照らすだけであった。

佐天「……うわっ、何これ!私の手に変な金属のブレスレットみたいなのついてる!怖い!」

左天≪変な、とか言うなよ……それでも、能力の補助をしてくれるすぐれものだぜ?≫

佐天「・……!左天さん!?頭の中へ直接響いて……」

左天≪どうやら成功したみたいだな・……能力の継承。まさか、意識までこっちへ残るとは思ってなかったが≫

佐天「え……どういうこと……え?」

左天≪俺の能力をお前にやったのさ……涙子。まあ、使いこなせるかどうかはわからないが、な≫」

佐天「え……えぇーっ!?」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/23(火) 22:43:39.98 ID:6QZ2afeo0
左天≪……っと、意識がこっちにあると言っても、どうやら活動できるのは少しの間だけらしいな≫

左天≪頑張れよ……継承に成功したのはお前が初めてだ……あの覚悟、見せてくれ≫

左天≪さて……ヒントは熱吸収、だ≫

佐天「え?あの左天さん?おーい!」

佐天「……返事がない。どういうことなの……」


こうして佐天涙子の激変だる一日は終わった。
この時彼女はまだ気づいていなかったのだ。ただの自分が、あの激闘に巻き込まれるとは……

第一部、完

81 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:17:07.90 ID:jyzsdPFO0
―――夢を見ていた。自分が能力をつかって敵を千切っては投げ千切っては投げしている夢だった。
     そこにいた自分は自分の力に溺れているようで。
      それに気付いているのにもう遅いと。
       涙を流さず後悔しながら。
        先のない世界を。  
         ずっと歩いて。
          そして。


佐天「……ん。朝か」

佐天「あーあ、変な夢みちゃったなぁ」

佐天「それもこれも、昨日のあのことが原因なのかな」

佐天「おーい、左天さーん……駄目だ、返事がない」


85 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:20:11.25 ID:jyzsdPFO0
佐天「結局、昨日は疲れちゃってあのまま寝ちゃったけど……『能力の継承』に成功って」

佐天「……うーん、わかんない!そもそも能力を他人に移すなんて、都市伝説でも聞いたことないよー」

佐天「それに『熱吸収』……この手首のブレスレットみたいなの―――ってあれ?」

佐天「昨日寝る前には確かにあったのに、無くなってる?」

佐天「あー、もう!わかんないこと多いなー!いいや、学校行こう!」

86 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:23:33.49 ID:jyzsdPFO0
佐天「やー初春ー今日はしましまかーいっ!」バッ

初春「ひゃいっ!!!もー、佐天さんったらー!」

佐天「あはは、昨日のおかえしだよーん」

佐天「あ、そうだ、聞きたいことあるんだけどいいかな?」

初春「?なんですか?」

佐天「自分の能力を他人に移す、なんて話聞いたことある?」

初春「……佐天さん、いくら自分に能力がないからって、そんな妄想まで……」

佐天「なっ、別にそんなつもりじゃないんだから!」

初春「いいんですよー、佐天さんは無能力者のままでー。かわいいですよー無能力の佐天さーん」ナデナデ

佐天「ううううううう……」

89 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:28:47.90 ID:jyzsdPFO0
左天≪よぉ、おはようさん涙子≫

佐天「左天さん!」

初春「?佐天さんは佐天さんですよ?」

佐天「あ、いや、そうだけど」

左天≪口に出さなくていいぜ、頭の中で話す用量だ。ほら、やってみ≫

佐天≪ん……こんなかんじですか?てすてす≫

左天≪そうだ。で、俺になんか聞きたいことあるか?≫

佐天≪ありまくりですよ!そもそも能力の継承ってなんですか?それにあなたが何者か聞いてないですし!≫

左天≪質問は一度に1つにしな、じゃねぇと会話がしにくいだろ≫

佐天≪あ……じゃあ、あなたが何者かってことで≫

左天≪ノーコメントだ≫

佐天≪ええー!≫

93 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:35:36.06 ID:jyzsdPFO0
左天≪特に意味はないがな……まだちと早い≫

佐天≪うぐ……じゃあ能力の継承ってなんですか?≫

左天≪それもノーコメントだ≫

佐天≪じゃあじゃあ!その能力ってなんですか!≫

左天≪っと、そろそろ時間ぎれみたいだな。思い出せ、熱吸収、だぞ≫

佐天≪ちょ!≫

佐天「……返事がない」

初春「返事がないのは佐天さんですよ!いきなりぼーっとして!」

佐天「え?あ、ごめんね初春!」

初春「もー」

94 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:38:51.10 ID:jyzsdPFO0
放課後

佐天「初春は風紀委員の仕事。アケミ達もそれぞれ用事かー」

佐天「うーん、久々に一人かー。何しよっかなー。ぶらぶらしてこよっかなー」

佐天「……熱吸収か」

佐天「……うりゃー!熱吸収ー!」

佐天「……まー何も起きないよね。」

佐天「けど、私の頭の中に昨日の人の意識があるのも事実で……
    まさかその人とは貴方が勝手に作り上げたもう一つの人格では!?いやいやないない」



95 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:42:03.86 ID:jyzsdPFO0
寮、自室

佐天「んーっ、宿題終わり、と」

佐天「けど、やっぱりこの『自分だけの現実』っていうのがよくわかんないなー。ま、無能力者にとっては当然だけど」

佐天「結局あれから左天さんも出てこないし……」

佐天「……いいや、お風呂はいって寝よう」

96 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:45:29.00 ID:jyzsdPFO0
佐天「毎度毎度お風呂入る時はこの髪が邪魔だね。ま、佐天さんのトレードマークだからいいんだけどさ」

左天≪なんだ、年の割に良いからだしてるじゃねえか涙子≫

佐天「ひょわーっ!!!!」サバーン

佐天「さささささささ左天さん!?いつから!?というかなんで!?」

左天≪質問は一度に1つだ≫

佐天「じゃあいつから!」

左天≪たった今起きた≫

佐天「じゃあなんで視えたんですか!」

左天≪視覚は共有してるみたいだぜ?≫

佐天「えぇーっ!?」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 01:46:47.51 ID:gVfVJke+0
おい左天さん俺と変われ

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 01:47:42.39 ID:2LHPufx90
そういや左天の声はステイルさんだったな

101 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:50:06.61 ID:jyzsdPFO0
佐天「じゃっ、じゃあトイレとかも……?」

左天≪俺は変態じゃねえ。そん時に起きてたらこっちでは目つむっててやるよ≫

佐天「裸見て置いてぬけぬけと……!」

左天≪起きたら裸があった。不可抗力ってやつさ。それにガキの裸体に興味はねぇよ≫

佐天「なっ――――!」

左天≪それより、能力のことだったな≫

左天≪これを教える前にひとつ確認しておきたいことがある≫

左天≪お前は、努力も無しに能力を手に入れたいか?≫

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 01:52:43.64 ID:PPF6Khji0
努力無し…そこなんだよなあ
ぜひ頑張ってから能力者になってほしい

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 01:49:28.87 ID:x0GfzT8lO
この左天さんは原作版かアニメ版か

105 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 01:57:20.29 ID:jyzsdPFO0
>>100
言い忘れてたがニードレスアニメはあんま見てない。だから一応原作。
wikiってアニメ左天がどんなのかは確認したわ


佐天「――――<努力も、無しに>」

佐天「――――私は、もうそんなことしない。
   確かに一度はそうだった。
   けれど、御坂さんと約束した。頑張る時はちゃんと、自分の力で頑張るって」

左天≪―――よし。じゃあ教えてやる≫

左天≪この能力は前は俺のもんだったが……今はお前のもんだ。
    そしていくら能力を手に入れたと言えど、使いこなせるかどうかはお前の頑張り次第だ≫

左天≪能力は―――『第四波動』。そう呼んでいた≫


106 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 02:01:18.43 ID:jyzsdPFO0
佐天「第四……波動……」

左天≪そして……っと、駄目か。もう終わりみたいだな≫

左天≪いいか、三度目だが……熱吸収、だ。忘れるな≫

佐天「……第四波動。それが私が貰った能力」

佐天「そもそも本当に貰ってるのかどうかはわからないけど……でも」

佐天「それでも左天さんがいることは現実なんだ……だから、信じよう」

佐天「熱吸収、か―――」

108 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 02:11:15.60 ID:jyzsdPFO0
佐天「吸収ってことは、その熱はどっかに蓄えられるってことだよね」

佐天「でも、どこに……って、そっか。そんなの決まってるよね」

佐天「―――よし、集中――――」

佐天「(自分だけの現実とか、そんなのよくわからないけど――――
     とにかく。『熱吸収』のイメージを――――)」

佐天「(吸収対象はお湯。保存対象は私の身体。
     熱というエネルギーをイメージして、お湯から自分の身体へと移動させるイメージで―――)」

佐天「―――ぅ、あつぅっ!!??!」

佐天「なにこれ!身体があったかい!てか熱い!暑い?熱い!」

佐天「うわっ、手首にあの変なブレスレットがある!」

佐天「わわわわっ、お湯が水にっって身体あついーっ!」

110 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 02:14:08.07 ID:jyzsdPFO0
佐天「…はぁ…びっくりした……」

佐天「水になったお風呂につかったらなんとかなったけど……うん、びっくりした」

佐天「あれが熱吸収、なのかな……あ、手首のやつ、まだある」

佐天「ん……まあ、いいや。明日左天さんが出てきた時に聞いてみよう」

佐天「うん、今日は寝よう……おお、手首のやつ、邪魔だなぁ」





佐天「か、身体がほてってなんか眠れない……」ゴソゴソ

111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 02:14:50.18 ID:gVfVJke+0
ゴソゴソ・・・ゴソゴソだとぉ!?

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 02:15:49.73 ID:oPMzbh560
ゴソゴソォォォォ!!1

113 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 02:17:07.92 ID:jyzsdPFO0
佐天「んぅ……あ……」モゾモゾ

佐天「さっき水風呂につかりたりなかったのかな……」モゾ・・・

佐天「ぅうう……ん……やだ、なんか……変な気分になってきた……」ゴソゴソ






佐天「……はぁ、やってしまった」


童貞の俺には無理だった。夜のテンションでもな。

114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 02:18:24.83 ID:gVfVJke+0
なにをやってしまったのかな?
ちゃんといってくれないと俺にはよく分からないよ

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 02:19:58.67 ID:WBgTsxHC0
おいいいいいいい

でも左天が見てるかもしれないのにするとかチャレンジャーだなwww

118 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 02:20:49.94 ID:jyzsdPFO0
―――――夢を見た。自分が荒廃した街に居た。
        いろんな人が自分をどうにかしようとして。
         けど、結局自分の能力には勝てずに散っていった。
          ああ、なんだか寒いと思ったら地面が凍っていたんだ。
           手首のへんてこな機械をみると、それは強く光り輝いていて―――

佐天「ん……またか。変な夢だな」

佐天「う……昨日あのまま寝ちゃったから……」

佐天「んー……なんであんなにやっちゃったんだろ……あー!なんかすごく恥ずかしくなってきたなーもー!」

122 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 02:26:52.87 ID:jyzsdPFO0
左天≪ゆうべ は おたのしみ でしたね≫

佐天「死ねぇっ!!!!!」ズガンッ

佐天「~~~~~~~ッ!!!!」

左天≪……何やってんだ≫

佐天「み、みたの!?おきてたの!?」

左天≪いや、昨日は風呂で分かれて今起きただけだが……ちなみにさっきの台詞はさっき起きて涙子の台詞から推測したが
        どうやら図星みたいだったな≫

佐天「~~~~~~~~~~っ!!!!!!!!」

左天≪安心しな、俺も最初はそうだったさ……まあそん時はひたすら走って解消したがな≫

左天≪それより……成功したみたいだな、熱吸収≫

佐天「まあね。あんなえろえろ能力だなんて思わなかったですけど」ムスー

左天≪ひでぇこといいやがって……っとまずいな、もう駄目k≫

佐天「左天さん?……うあー!やだー死にたいー恥ずかしいー!」バタバタ

190 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:06:10.15 ID:jyzsdPFO0
学校

「さて、明日から夏休みですが、生徒のみなさんは各々有意義な―――」

佐天「んー、明日っから夏休みかー」

初春「でも夏休みって言っても割とすること見つからないんですよねー」

佐天「宿題があるにはあるけど、どうしても最終日まで手がつかなかったりねー」

初春「それは佐天さnだけですよ?」

佐天「えっ」

191 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:10:08.60 ID:jyzsdPFO0
初春「じゃあ私はこれから風紀委員の会議があるので」

佐天「えー昨日も仕事で今日は会議ー?駄目だよ初春、働きすぎで死んじゃうよ」

初春「そんなこと言って、さみしいだけでしょ?」

佐天「そっ、そんなことないもん!」

初春「そうですよねー、無能力者の佐天さんには友達いっぱい作るくらいしか能がないから友達たくさんいますよねー」

佐天「……ち、ちくしょおおおぉおぉぉぅ!」

初春「(やだ、佐天さん可愛い)」

193 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:13:06.45 ID:jyzsdPFO0
佐天「さーて、どうしようかな」

佐天「……能力の練習しようにも、やった後あんなんになるんじゃ……」

佐天「……//////」

佐天「あー、もう、どうしよー。あれから左天さんは起きてこないしー」

佐天「しょうがない、宿題でもやってみよっかな」



佐天「気づいたら寝てていつの間にか真っ暗だった」

194 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:16:09.87 ID:jyzsdPFO0
佐天「えーっと、うわ、こんな時間?」

佐天「まったく、宿題は魔物だぜー、っと」

佐天「ちょっと散歩してこよっかな」




佐天「夜風がきもちいいねー。でも学園都市からだと星がよく見えないのがなんとも」

ゴウッ

佐天「―――!何あの光の柱!」

佐天「なんかの照明?いや、でも……」

佐天「……行ってみようかな」

195 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:19:24.78 ID:jyzsdPFO0
佐天「うわ……」

佐天「アパートの屋根が壊れてる……」

佐天「あ、誰かでてきた……え、なんで人が担がれてるの!?」

佐天「しかも担いでるあの人……なんか格好が学園都市っぽくない」

佐天「まさか……人さらい!あの光は超光学兵器!」

佐天「どうしよう……どうしよう……」

佐天「……そうだ。今のこの私の力をつかったら―――」


198 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:23:11.17 ID:jyzsdPFO0
佐天「待ちなさいっ!」

神裂「!一般人……見られましたか」

ステイル「慌てることはないだろう……この子を頼む」

佐天「(くっ、くる!てか何も考えずにつっこんだけど、相手二人だった!どうしよう」

神裂「どうするつもりですかステイル・・・」

ステイル「どうするもこうするも、記憶を消すだけさ。何も珍しいことじゃない」

佐天「(え?何を消す?私の命?やばい、この人やっぱりやばい人達だ!)」

199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 12:24:04.89 ID:3Vlv3YW5P
ステイル相性悪すぎじゃね

200 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:30:59.83 ID:jyzsdPFO0
ステイル「おとなしくしていてくれよ・・・怪我をさせるつもりはない」

佐天「うぅ……(どうしよう……あの人の体温奪って動けなくしようと思ったけど、近づいたらやられそうな雰囲気)」

ステイル「……やれやれ、逃げ腰だね。逃げられても厄介だ」パチンッ

ステイルが指を鳴らしルーンを刻む。佐天の背後に炎の壁が形成され、退路を断つ。

佐天「な―――発火能力者!?」

ステイル「そんなちんけな言葉で一緒にしないでくれ……これはルーンだよ。ま、君にはわからないと思うけどね」

佐天「く―――(どうしよう……火ってことは熱で吸収できる、けど―――)」

佐天「(お風呂の時であれだったんだから、こんなの吸収したら、私の身体が―――)」

ステイル「さて、おしまいだ―――」

201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 12:34:46.10 ID:KLoHHsm+0
dkdk

202 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:35:08.35 ID:jyzsdPFO0
佐天「(駄目だ―――迷ってる暇はない―――!)」

佐天「ぐ―――ああああああああっ!!!」

ステイル「……?炎が打ち消された……?」

佐天「あ―――く、ぅ―――」

佐天「(身体、熱い―――死ぬ―――死んじゃう)」

佐天「(なんでもいい―――早く、早くこの熱を―――放出しないと!)」

佐天「―――うわあああああああああっ!!!!!」

ゴッ!

204 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:46:36.12 ID:jyzsdPFO0
ステイル「なっ――――!?」

神裂「あれは―――熱線?」

佐天「げほっ……ぐぅぅ……」

佐天「(あ……楽になった……けど、身体の中が焼かれたみたいに痛い……)」

ステイル「・・・・・・どんな仕組みかはしらないけど、やってくれたね」

ステイル「怪我はさせたくなかったけれど、しょうがない」

佐天「くっ―――(また来る……けど、もう身体が持たない……)」

ステイル「―――はッ!」

佐天「炎の剣?!うわぁっ!!」



207 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 12:50:44.42 ID:jyzsdPFO0
ドサッ

佐天「うぅっ……!(か、間一髪だった……!)」

ステイル「動かないでくれ、あたりどころが悪いと大けがするぞ」

佐天「(あんなのどこに当たっても大けがだよ!―――ん)」

佐天「(これは……ブレスレット?さっきまで消えてたのに)」


―――唐突に朝の夢を思い出す。
      あの時これは、どうなっていたか―――


佐天「(そう、だ……あの時、これに似た金属は―――)」

ステイル「……観念したのかい―――っふん!」

佐天「(あの時、これに似た金属が――――!)」

209 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 13:01:41.73 ID:jyzsdPFO0
キュンッ

ステイル「な―――に?」

ステイルの振るった炎剣は確かに佐天を捉えてした。そもそも、上段より振り下ろす剣が外れる道理も無い。
しかし、その剣は佐天には届かなかった―――否、届いた瞬間消滅した。

佐天「……へへっ、そうだよね。何のために、これがあるのか、考えてみたらわかることだったよね」

佐天「あんな熱量を人の身体で受け止めるなんて―――無理な話だったよね」

佐天「この手首の金属が―――能力の要だった、ってことか」

神裂「―――あの子が剣に触れた瞬間、剣が消えた……あの子も上条当麻と同じ能力ということなのでしょうか」

神裂「それにしても、あの金属―――(先より、輝いて見えるが―――)」



213 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 13:09:18.26 ID:jyzsdPFO0
ステイル「このっ―――!」

佐天「よっ、っと」

佐天「(出来る―――何度でも、熱吸収できる―――けど)」

ステイル「塵は塵に―――灰は灰に―――!」

佐天「うわっ!(けど、このままじゃ防ぐだけ―――反撃しないと)」

ステイル「吸血殺しの紅十字――!」

佐天「うりゃっ!(そういえばさっき、熱放出ってやった気がするけど―――)」

ステイル「チッ―――」

神裂「交代です、ステイル。どうやら貴方では相性が悪すぎる。準備もせずに戦うには少々酷でしょう」

ステイル「・・・そのようだね。彼女たちは僕が預かろう」



216 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 13:13:50.57 ID:jyzsdPFO0
佐天「(えっと……熱吸収とは逆ベクトルで考えて―――)」

神裂「それではいきます―――先ほども言いましたが、おとなしくしていれば手荒なことはしません」

佐天「(エネルギーを放出するイメージ……それも、出来るだけ直線。螺旋型の方が威力上がるかな?)」

神裂「……聞く耳もたず、ですか。いいでしょう、それでは―――)」

佐天「(―――よし、イメージ完了!これで―――)」

神裂「―――七」

佐天「第四波動ォオオオオオオオッ!」

神裂「せ―――え?」

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 13:15:52.79 ID:1vr3j/dvP
どうでもいいけどインデックスだけ運んで上条さん放置プレイ?

218 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 13:22:54.00 ID:jyzsdPFO0
三千度の炎を吸収し続けたそのエネルギーは凄まじいものだった。
その威力たるや、発動者の佐天涙子がその場に留まれず、反動で後ろに飛ばされるほどのものだった。

佐天「あうっ!」

ステイル「なんだあの熱量……」

佐天「あわわ……びっくりした。あんなに威力あるなんて―――って、相手死んでないよね!?」

神裂「…………」

佐天「あ……生きてた」

神裂「―――――」

佐天「あの……大丈夫ですか?」

神裂「―――やかましいこのド素人が!」


ドラゴンブレス後の、上条は神裂が、いんてぐらさんはステイルが運んでた。


219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 13:24:53.23 ID:PPF6Khji0
ねーちんが切れたwwwww佐天さんテラヤバスwwwww

220 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 13:26:16.00 ID:jyzsdPFO0
佐天「」ビクッ

神裂「下手に出てりゃいい気になりやがって!!」

佐天「」ガクガク

神裂「やさしくしてやるって言ってんのによォ!」がっ

佐天「ごふっ」バタン

神裂「―――っは!」

神裂「あわわわ一般人になんてことを……」

221 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 13:29:41.38 ID:jyzsdPFO0
ステイル「やれやれ……とにかく、この娘も病院に運ぼう」

神裂「そ、そうですね」


こうして佐天涙子の奇妙な夜は終わった。
しかしこの時佐天涙子は思いもしなかったのだ。
これから自分が、科学と魔術の世界に巻き込まれていくことを―――

第二部 完

235 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:29:32.71 ID:jyzsdPFO0
佐天「ん・・・・・・ここ、病院?」

佐天「確か私―――そうだ、あの時あそこで戦って、それで」

ステイル「目が覚めたかい」

佐天「うわあっ!?」

ステイル「君に危害を加えるつもりはないよ」

佐天「は、はあ……」

佐天「(どういうこと?なんでこと人がここに?わけわかんない)」

ステイル「さて、君には聞きたいことがある」

佐天「は、はあ……」

236 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:33:34.00 ID:jyzsdPFO0
ステイル「君のその手……僕の魔術を打ち消していたみたいだけど、君も幻想殺しとかいうのの類かい?」

佐天「え・・・幻想殺し?魔術・・・・・・?」

ステイル「・・・まずった。やれやれ、何も知らない、本当にただの一般人だったか」

佐天「え、っと、あの……貴方達は、悪い人じゃないんですか?」

ステイル「その悪い人というのがどういうのかは知らないけど、良い人ではないだろうね」

佐天「じゃあ、やっぱり昨晩のあれは人さらい―――!」

ステイル「・・・何勘違いしているんだ。あれは彼女らをこの病院に運んでこようとしていただけだ」


佐天「えっ」

237 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:37:23.94 ID:jyzsdPFO0
佐天「すっ、すみませんでしたーっ!」ズザザー

ステイル「・・・それが土下座か、初めてみたよ」

佐天「(うう……早とちりで攻撃だなんて……最低だ、恥ずかしい……)」

ステイル「まあいいさ、何も問題はなかったしね」

ステイル「それより問題なのは君だ……一般人が、こちら側を見てしまったことが問題だ」

佐天「え・・・」

ステイル「おそらく君のような学生には信じられないだろうが、昨晩のあれは魔術という。
       科学とは別の方法で自然にアプローチした学問だよ。
        本来これは君のような学園都市の学生が知ってはならないことだ」

佐天「は、はあ・・・」

ステイル「そこで・・・僕は君の記憶を消そうと思う」

239 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:42:23.72 ID:jyzsdPFO0
佐天「え・・・記憶を消すって」

ステイル「勿論、今君に意思確認をしているのは、僕が君に興味を持ったからだ。
      僕の魔術を、何も知らず打ち消した、というその能力。おそらくただの能力とは違うんだろ?」

佐天「まぁ・・・そうですけど」
                             ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ステイル「だから、君もあの少年と同じように、もしかしたらこちら側の何かかもしれない。
      それで、だ。君が平和な、ただの学生に戻りたいのなら僕は君の記憶を消す。
      しかしそれを望まないのなら―――そのままでもいいと思っている。ただし、他言無用だけどね」

佐天「(記憶を―――)」

ステイル「安心しろ、記憶を消すと言っても一瞬だ。痛みはないよ」

佐天「――――――。私は、

240 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:44:40.90 ID:jyzsdPFO0
佐天「私は、記憶を―――消さないでほしいです」

ステイル「――――そうかい。なら、それでいい」

ステイル「しかしさっきも言ったように、他言無用だ。それと、少しの間監視をつけさせてもらう。それでもいいかい?」

佐天「・・・・・・はい」

ステイル「わかった。それじゃあ、身体には気をつけて。
       女の子が無理をするもんじゃないよ」

佐天「はい・・・ありがとうございます」

バタン

241 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:46:49.56 ID:jyzsdPFO0
佐天「ふー・・・魔術、か」

佐天「なんだか、よくわかんないことになっちゃったな」

佐天「でも、この能力だってそんなもんだし・・・」

佐天「・・・うーん、ちょっと散歩してこよっかな」

テクテク

佐天「幻想御手以来だなー、病院って。でもまあ、普通そんなに来ないよね」

ギャーイタイタイ
トーマノバカー

佐天「なんだろ、騒がしいな・・・・・・」

242 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:49:31.43 ID:jyzsdPFO0
いん「もー、知らないんだからー!」バタバタ

佐天「あれ・・・あの人って、昨晩の?」

佐天「・・・あああああ、やっぱりはやとちりだったのかー恥ずかしい―死にたいー!」

佐天「記憶消して貰えばよかったー!」

ヨカッタノカイ・・・

佐天「ん?さっきの子が出てった病室から・・・?」


医者「よかったのかい?記憶喪失だと伝えなくて」

上条「いいんですよ・・・・・・俺は、とにかくあの子の悲しむ顔は、見たくないんです」


佐天「・・・記憶喪失?」

243 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 14:56:19.06 ID:jyzsdPFO0
上条「ふぅ・・・記憶喪失、か。まあ、なんとかなるかな」

佐天「あ、あのっ」

上条「うん?(やばい、いきなりピンチか上条さんは。病院で声をかけてくる即ち知り合いいやでもあれわけわかんない)」

上条「お、おおー、なんだ、どうした?上条さんは病み上がりでもう少し一人にしてくれると助かるなーなんて」

佐天「一応言っときますけど、私たち初対面ですからね?」

上条「(地雷だったー!)」

佐天「あの、それで・・・記憶喪失、なんですか?」

上条「・・・聞かれてたかー」

佐天「ご、ごめんなさい、盗み聞きするつもりなんてなかったんですけど・・・」

上条「いや、いいよ」



246 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 15:02:11.43 ID:jyzsdPFO0
上条「それで、そんな上条さんに何か用か?」

佐天「いや、その・・・私、昨晩あなたがアパートから運ばれてくるのを見て、それで、大丈夫かな、って」

上条「・・・その話、もう少し聞かせてくれないか」

佐天「え?はい・・・」

佐天涙子は昨夜のことを話した。
白い光の柱のこと。二人の魔術師のこと。自分の早とちりのこと。
話してから「あ、他言無用だった。でもこの人は知ってるみたいだからいいか」と思ったのは内緒である。

上条「なるほど・・・ありがとな。正直、昔の自分がどんなだったのか知れるかもしれないと期待したけど、そんな甘くはないか」

佐天「う・・・ごめんなさい」

上条「あ、いやいやいいんですよ、上条さんはそんなこと全く気にしてませんから!」

上条「それより、俺が記憶喪失ってことは、誰にも言わないでくれ」

佐天「・・・それは、なんでですか」

上条「・・・いいんだよ、こんなこと誰も知らなくて。インデックスが助かって、それでハッピーエンド。
   何も犠牲はなかった。それが、一番の終わり方なんだ」

248 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 15:06:10.73 ID:jyzsdPFO0
佐天「そう、ですか。なんだか、正義の味方、みたいですね」

上条「ははは、上条さんはそんな格好いいもんじゃありませんよっと。
   ただ泣いてる女の子なんて見たくないだけですー」

佐天「ははっ、だからそれが正義の味方みたい、って言うんですよ」

上条「ん、んー、そうかなー。俺はよくわかんないけど・・・」

佐天「そうですよー」



こうして佐天涙子と上条当麻の出会いは終わった。
この時誰も思いもしなかった。
この二人が、数々の事件に関わっていくということに―――

第2.5部 完

250 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 15:08:54.15 ID:KLoHHsm+0
なぜか毎回打ち切り感がw

301 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 22:51:15.01 ID:jyzsdPFO0
あの奇妙な夜から何日かが過ぎた。
私こと佐天涙子は、あれから暇さえあれば能力の練習をしている。
あの夜、吸収すべき場所は手首の金属で、吸収した熱は放出することがわかった。
そこから色々と試行錯誤した結果、いくつかのことがわかったのだ。

ひとつ。吸収した熱は時間経過と共に無くなっていくということ。
つまり、熱エネルギーを金属内に保存しておくことは無理、ということだ。
その都度どこからか熱を吸収しないと、あの夜出した「第四波動」は使えない。

303 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 22:56:46.82 ID:jyzsdPFO0
ふたつ。自分の身体が熱に対して耐性ができてきたこと。
以前うっかりお湯を手にこぼしてしまった時、熱いなと思っただけで、火傷を負わなかった。
別に吸収しているわけではないけれど、どうやらこのおかしな能力が自分の身体を少し変化させたようだ。
正直ちょっと怖い。

みっつ。ある程度の熱を身体で吸収した時、身体能力が少し上がるということ。
もしとっさのことで金属でなく身体で吸収してしまった場合、一体どこまで耐えられるか。
それを実験している時に、つい吸収しすぎて、その、うん、ほら。
ちょっと身体があれになっちゃった時、走りに行ったら凄く早く走れたのだ。
勿論、次の日筋肉痛になったけど。

305 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:00:13.83 ID:jyzsdPFO0
そんなわけで、どうやらこの能力はまだまだいろいろ使い勝手がありそうです。
本当は左天さんに直接聞いてみたいけど、あれから一度も起きてきてくれない。
しょうがないので、私は今ランニングをしているのだ。
身体能力が上がっても、基礎の肉体は別にどうにも変化しない。
だから、上がった分に耐えられるだけの身体をつくろうと思ったのだ。

佐天「ふぅー・・・夏走ってもあんまり汗かかないのは特かなー。耐性で日射病にもならないしね」

佐天「ん、今日はこのくらいにしとこうかな。さーて、初春達のところへ遊びに行こーっと」

307 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:06:39.32 ID:jyzsdPFO0
佐天「うーいーはーるー」

初春「あ、佐天さん……って、その格好、また走ってたんですか?」

黒子「一体どうしたんですの、最近になっていきなり走りこみだなんて」

佐天「ん、いやー最近ちょっと体重が気になりだしてねー」


そして、この能力のことはまだ誰にも教えてない。
何故かと聞かれると困るけれど、なんだか、まだ教える気にはならないのだ。


311 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:15:36.85 ID:jyzsdPFO0
白井「まあ、初春はまだ仕事がありますからその辺りに座っててくださいな。もうすぐお昼休みですので」

佐天「はーい、っと」

固法「あら、佐天さん、またその本読んでるの?」

佐天「いやいや、今回は違う本ですよ」

初春「『熱膨張って知ってるか?ねぼし編』……最近熱関係の本読んでますよね、どうしたんですか勉強嫌いの佐天さんが」

佐天「んー、ちょっと身の回りでおきる現象に興味をもってね!」

固法「何にしても、知識を得ることはいいことね。わからない処があったらまた聞いてちょうだい」

佐天「はいっ、ありがとうございます」

それから、私は最近熱関係の本を読んでいる。
こうして色々な知識をとりこめば、この能力ももっと活かせると思ったからだ。


313 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:18:59.40 ID:jyzsdPFO0
佐天「(とは言っても……書いてあること難しかったりするからなー。うー)」

佐天「(でもこれも強くなるためだよね……うん、人から貰った能力だけで満足してちゃ駄目だ。
    そんなの幻想御手と同じだもん。色々努力しないと)」

佐天「(―――それでも、結局始まりは左天さんが居なきゃ始まらなかったし、私自身の力じゃないんだけどさ)」



316 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:22:14.52 ID:jyzsdPFO0
左天≪そう卑下しなさんな涙子≫

佐天「左天さんっ!?」

初春「?何いってるんですか?」

白井「佐天さんは貴女でありませんの」

佐天「あ、うん、なんでもないよなんでも」

佐天「(どうしたんですか左天さん!というか今までなんで起きてこなかったんですか?)」

左天≪あー、わからん。が、気づいたら今だっただけだ。そもそも俺はもう死んでるんだぜ?≫

佐天「(あ……そう、でしたね)」

左天≪ほらほら、そうしょぼんとすんな。可愛い顔が台無しだろ?≫

319 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:27:29.57 ID:jyzsdPFO0
左天≪それからな。そう思いつめるなよ≫

佐天「(え……)」

左天≪そもそも、お前が俺を助けよう、と思わなかったら始まってすらなかったんだぜ?
    その心はお前のもんだ。お前の心でその能力があるんだ。それは誇っていいことだろ?≫

左天≪だから頑張れ。お前のその心は、眠ってても伝わってきたぜ≫

佐天「(……はいっ、ありがとうございますっ)」ぐすっ

左天≪だから泣くなって、可愛い顔が台無しだぜ≫

佐天「(あはは、左天さんが泣かせたんですよ?)」



白井「いきなり佐天さんが泣きだしましたわ」

初春「なにそれこわい」

322 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:31:23.73 ID:jyzsdPFO0
左天≪……ちっ、もう時間切れか。じゃあな、またそのうち会おうぜ≫

佐天「あ……(もうちょっと、喋っていたかったのにな)」

初春「どうしたんですか佐天さん、いきなり泣いたりして」

佐天「え?あ、ううん、なんでもないっ!目にゴミが入っただけだよ!」

初春「(ベタすぎワラタ)」

初春「まあ、いいですけど。何かあったら相談してくださいね」

佐天「―――うん。ありがとね、初春」

佐天「(何かあったら、か。この能力のこと、本当は言うべきなんだろうけど)」

佐天「(――――ううん、まだ駄目。まだ、これは左天さんのだから)」

323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/24(水) 23:32:44.55 ID:3Vlv3YW5P
はたから見たら変人

325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/24(水) 23:33:21.68 ID:WBgTsxHC0
この初春はVIPER

332 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/24(水) 23:57:46.63 ID:jyzsdPFO0
固法「お疲れ様、今日は特にやることないし、もう帰ってもいいわよ。あ、でも何かあったら呼び出すからね」

白井「わかりましたの。それでは固法先輩も無理なさらないよう」

初春「ありがとうございます固法先輩、お疲れ様です」

固法「ええ、お疲れ様」


佐天「さーて、ご飯食べにいこっか」

白井「私はこれからちょっと用事があるので、抜けさせていただきますわ」

初春「そうなんですか?」

白井「お姉さまに呼び出されましたの。ああっ、この黒子を頼ってくださるなんて!至福ですわ!」シュンッ

佐天「あ、いっちゃった。便利だなあ、テレポートって」

初春「その分たくさん勉強したんでしょうけどね。難しいですからねー、演算」

佐天「(演算……そういえば、この能力、演算とかしてないな。やっぱり根本的に違う力になるのかな)」

334 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 00:04:58.59 ID:YNAtqGac0
初春「なんか久しぶりですねー、佐天さんとこうしてぶらぶらするのって」

佐天「私は暇だったけど初春がいそがしかったんだろーこのー」

初春「ううーすみませんー」

佐天「許さんぞ許さんぞーうりゃー」


学生「おい、あれ……」
学生「ああ……なんか、いいな」
学生「ああ……」

335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 00:05:56.65 ID:isoNAjYZ0
あぁ  やばい展開か・・・・

338 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 00:15:59.62 ID:YNAtqGac0
初春「あ」

佐天「ん?どしたの初春」

初春「いや、あれ」

佐天「え?・・・おお、巫女さんだ」

初春「凄いですね、私はじまて見ました」

佐天「私も初めて―――って、なんで学園都市に巫女さんがいるの?」

初春「さあ…」

345 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 00:30:57.12 ID:YNAtqGac0
初春「それにしても長い髪ですね」

佐天「うーん、まさに巫女!って感じの髪の毛だよね。ロングヘアーがトレードマークな佐天さんはちょっと悔しいなー」

初春「遠くの桃より近くの梅ですよ。佐天さんの髪の毛のほうが綺麗です」さらさら

佐天「んっ……もー、なにそれ初春、くすぐったいよー」

初春「さっきの仕返しですよーほらほらー」さらさら


お前ら「おい、あれ・・・」
お前ら「ああ・・・やべぇな」


すまん書きたかっただけだ

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 00:31:42.77 ID:isoNAjYZ0
これは・・や・・・ば・・い・・・な・・・

347 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 00:31:52.62 ID:RuhLkZwH0
やべえな・・・

348 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 00:35:30.36 ID:YNAtqGac0
そんなわけで夜nなったんだ

佐天「ふぅー・・・今日の宿題おわり、っと」

佐天「なんか自主的に勉強するようになってから、宿題にも手がつきやすくなったなー」

佐天「・・・よし、ちょっと走りこみいってこよっかな」


佐天「はっ、はっ、はっ・・・」

佐天「はっ―――んん?」

佐天「(なんだろう、この感覚。空気が歪んでるみたいな・・・)」

佐天「・・・こっち、からかな」

356 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 00:45:51.79 ID:YNAtqGac0
佐天「この空気の層は―――(そっか、たぶん)」

佐天「(たぶん、熱に敏感になってるから、空気中の熱の感覚で―――)」

佐天「次はこっち―――」

佐天「次は―――って、何あれー!」

佐天「ビルが……崩れて……?」

佐天「―――っ!崩れたのが戻ってく……」

佐天「これって、もしかして……!」

358 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 01:00:00.82 ID:YNAtqGac0
佐天「(あれって・・・魔術、だよね)」

佐天「(……)」

佐天「……私が行って何かがどうにかなるわけでもないけれど」

佐天「それでも、もし何か出来るのなら」

佐天「私は、そのためにこの力を―――!」



佐天「なぜかビルの中に入れない・・・」

360 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 01:03:07.67 ID:YNAtqGac0
佐天「ううう……どうしよう、なんかよくわかんない壁みたいなので入れなくなってる」

佐天「・・・しょうがない。ここで待ってみよう」


タダオモイノママニゲンジツヲユガメテイルダケダモンナァ!
ウワアアアアアアアアアアアアアアアア


佐天「何、今の声……あ」

ステイル「ん……君は」

363 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 01:06:15.55 ID:YNAtqGac0
ステイル「人避けの魔術が張られていたと思うけれど……何故こんなところに」

佐天「え、あの、それは」

ステイル「まあいい。手伝ってくれ。女の子が女の子を一人で運ぶのは苦だろうからね」

佐天「え……って、上条さん?え、うわあっ!!」

ステイル「腕の一本とれてるくらいで騒ぎ立てないでくれ……っと、君たちにとっては珍しい光景なんだっけ」

佐天「あ・・・大丈夫なんですか・・・?」

ステイル「さぁ?病院には連れて行くけれど、死んだらそこまでさ」

佐天「えぇー・・・」

364 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 01:08:46.41 ID:YNAtqGac0
ステイル「ほら、呆けてないで手伝ってやれ」

佐天「あ、はい……(うう、初対面で間違って攻撃しかけたからなんかやりづらい・・・)」

佐天「あ、そうだ。少し火だしてくれませんか?」

ステイル「はぁ?なんでそんなこと」

佐天「いいからっ」

ステイル「・・・やれやれ」ボッ

佐天「ん……これくらいあればいっかな」

ステイル「全く、利用されてるみたいでいい気はしないね」

佐天「手伝うんだからお互い様ですよーだ」

佐天「(さて―――身体強化)」

367 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 01:11:21.05 ID:YNAtqGac0
佐天「よし―――あれ?昼間の巫女さん?」

姫神「誰。私。あなたのこと。しらない」

佐天「いやー、昼間に一方的にこっちが見ただけで……ああ、運ばれてるのはまたこのシスターさんですか」

姫神「知り合い?」

佐天「これもこっちが一方的に知ってるだけです」

姫神「そう。じゃあ手伝って。私には。大変。箸より重いものを持ったことが無い。それが私。魔法少女」

佐天「(やばいこの人電波だ)」



371 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 01:18:13.40 ID:YNAtqGac0
こうして佐天の特に意味のない一日は終わった。
しかしこの時まだ気づいていなかった。
これが原因で、上条当麻と佐天涙子が急接近することに―――

やったッ! 第三部 完!

389 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:09:03.30 ID:YNAtqGac0
―――その後、病院にて

いんなんとか「結局とーまは今回も女の子のためにたたかったんだね!」

上条「ちょ、まだ右腕完全にくっついてないんだからやめろ!リンゴ食ってろ!」

いんなんとか「わぁーリンゴ以外にもいろいろあるんだよ!こんなとーまのためにこんな良いものを買ってきてくれるなんて、
          よっぽど懐のあたたかい人だったんだね!」

上条「いや、まあ、それはどうだろうな」

姫神「なんで私が空気」

391 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:14:32.39 ID:YNAtqGac0
佐天「やさしい所もあるんですね」

ステイル「別に。さっきもアイツに言ったように、一応の形式さ。それより、だ」

佐天「はい?」

ステイル「あそこには確かに人避けの魔術がはってあったはずなんだけどね。
      どうして君は侵入ってこれた?」

佐天「あー、いや・・・私はどうにも熱に敏感らしくて。その熱の歪みとか、そういうのを追ってたらいつのまにか」

ステイル「・・・・・・熱の歪み、ね。君のそれ、本当に科学の能力かい?」

佐天「えっ?」

ステイル「僕もいちいち科学側のことなんて知らないけどね。そっちの能力は一人につき1つなんだろ?
      だが君は、熱を吸収し、熱線を放ち、熱を感知し、さらに身体能力を上げるという技を見せた。
      これはどういうことだ?科学側というのは、そこまで進んでいたのか?」



394 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:18:23.84 ID:YNAtqGac0
佐天「う、その・・・(どうしよう、本当のこと言ったほうがいいのかな)」

ステイル「・・・ま、興味はあるけど、話したくないのなら言わなくてもいいさ。
      けどね。あまり不用意に魔術側に近づかないほうがいい。
      いや、魔術側というよりも、『こちら側』かな。今回はよかったものの、戻れなくなるよ」

佐天「戻れなくなる・・・?」

ステイル「言葉の意味なんてわからない方がいい。
       さて、僕はそろそろ行こうか。ああ、そういえば、監視なんて初めからつけてなかったよ。
      こちらも、そこまで暇じゃなかったんでね」

佐天「え・・・監視つけてなかったんですか?」

ステイル「『一応一般人』の君を監視するのはこちらとしても気分がよくない。
       だから、もう一度忠告しとく。『こちら側にはくるんじゃない』よ」

佐天「・・・はい」

396 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:21:49.15 ID:YNAtqGac0
佐天「(監視・・・つけてなかったんだ。ついてると思ってずっと我慢してたんだけどな・・・」

佐天「・・・っと、ステイルさんに会って忘れてた。私お見舞いにきたんだった」


佐天「どうもー上条さん」

上条「ん?あ、ああ、前に一度会った……誰だっけ?」

佐天「あはは、そういえばまだ自己紹介してなかったですね。佐天涙子って言います」

上条「佐天さんか。こんな場所に何しにきたんだ?」

佐天「何ってお見舞いに来たにきまってるじゃないですか。
    昨夜あんなんになってるの見たんですから、こない方がおかしいですよ。
    でも、割と元気そうで安心しました」

397 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:24:27.56 ID:YNAtqGac0
上条「昨夜……って、まさかあそこにいたのか?!」

佐天「いやぁ、中に入れなくて外で待ってたら、血まみれの上条さんを担いだステイルさんが出てきてびっくりしましたよ」

上条「そっか・・・まあ、あの中に入らなくてよかったよ」

佐天「?そうですか。それより、怪我の具合は?」

上条「医者の腕が随分よかったみたいでな。ほら、問題なく動くぞ」

佐天「おぉ・・・人の腕って一晩で繋がって動くようになるんですね」

上条「上条さんも信じられないですよ……ファンタジーとか言われたし」

400 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:27:31.13 ID:YNAtqGac0
佐天「けど・・・今回はなんで、事件に関わったんですか」

上条「ん?そんなの、助けたいと思ったからに決まってるだろ」

佐天「助けたいって・・・だから、それはなんでですか」

上条「なんでって、そんなの、困ってる人がいたら助ける。それが当たり前だからだよ」

佐天「・・・そのために腕一本きられたんですか?」

上条「あー、まあまさか切られると思ってなかったけどな。
    でもくっついたし、問題なしですよ」

佐天「・・・・・・(――――この人は)」

402 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:32:22.90 ID:YNAtqGac0
佐天「・・・・・・そんなの、間違ってますよ」

上条「はぁ?」

佐天「自分の身体を犠牲にしてまで人を助けるなんておかしいです。
    自分が死ぬかもしれないのに、それなのに他人を優先するなんて。
     そんなの人間として破綻してます。
     仮に今回は死にそうだったじゃないですか。
     なのになんでそんなに笑っていられるんですか」

上条「――――別に、他人を優先したとか、そういうんじゃないよ」

上条「ただ、助けられると思ったものを見捨てるなんて、そんなの間違ってると思う」

上条「だから助ける。それだけだ」

佐天「―――そう、ですか」

佐天「(今の私には、この人はわからない――――凄く遠いところにいるみたい)」

404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 03:40:08.73 ID:0tRR8z+lP
どっかの贋作者みてーだな

405 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 03:40:30.13 ID:YNAtqGac0
上条「それに、佐天さんもそうなんだろ?」

佐天「え?」

上条「俺がステイル達に運ばれてるところ見て誘拐されそうになってると思ってさ。
    それで奪還しようなんて。見ず知らずの人のためにそんなことするなんて、そっちのほうがすげぇじゃねぇか」

佐天「・・・そんなんじゃ、ないんですよ」ボソッ

上条「?ま、とにかく何もなくてよかったな。まーしばらくまた入院生活だけど」

佐天「・・・また、お見舞い来ますよ。それで、退院したら、よかったら一緒に遊びませんか」

上条「え?(まさか、これは俺にフラグ―――けどなんで?)」

佐天「なんだか、上条さんといろいろお話したくなっちゃいました。だからまた来ます。
    退院してからも、いろいろお話したいんです」

上条「あ、ああ。そんなの全然構わないぞ。むしろ大歓迎!(俺はいつフラグを立てたんだろう)」

佐天「へへっ―――よろしくお願いしますね」


こうして佐天涙子と上条当麻の交友がはじまった。
しかしこの時二人はまだ気づいていなかった。
次に起こる、学園都市最強と自分の友人を巻き込んだ、凄惨な事件が起こるということを―――

幕間 完

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 07:51:46.81 ID:LK+AVrer0
今更だけど、わざわざ火出してもらったり誰かと組んだりしなくても周囲の熱奪うだけで解決じゃないのか
まぁ周囲は凍るけどな

424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 08:06:29.28 ID:e7HpG34vO
>>423


周囲から奪うよりより高温の炎から吸収した方が効率よくないか?

425 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 08:18:20.40 ID:E2UqJ+150
大気を0℃にするまで吸収するとして
10m四方から3000℃吸収する熱量を20℃の大気から奪うためには
123m四方丸々0℃にしないといけないね
佐天さん海で戦えば強いけどな

452 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 12:51:52.29 ID:YNAtqGac0
―――8月11日

御坂「~♪~♪」

佐天「御坂さーん」ノシ

御坂「あ、佐天さん」

佐天「どうしたんですか?随分機嫌いいですけど」

御坂「え?いやーなんでもないわよー」フリフリ

佐天「(何この御坂さんかわいい)」

453 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 12:56:49.15 ID:YNAtqGac0
御坂「まっ、たまにはそういう気分にもなるってことよー」

佐天「そうですか・・・」

御坂「っと、そろそろ黒子との約束の時間だから、それじゃねー」フリフリ

佐天「なんという違和感・・・っと、こっちもそろそろだね」

今日は上条さんの退院日だ。
まだあれから全然時間がたってないと思ったのだけれど、どうにもここの科学力があれば切れた腕をくっつけるくらい、
そんなに時間が必要ないらしい。
お見舞いに行く、とか言いながら、退院祝いに行っているのだから、なんともおかしな話である。


454 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:01:14.47 ID:YNAtqGac0
佐天「どもー上条さーん。退院祝いに来ましたよー」

上条「おー。そんなに気つかわなくてよかったのによ」

佐天「いえいえ、お見舞い来るとかいいながら結局来られませんでしたからね。あ、これお祝いのお菓子です」

上条「サンキュ。うちの腹ペコシスターが喜ぶぜ」

佐天「安物ですけどね」

460 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:12:39.54 ID:YNAtqGac0
――――8月15日

「なんでなんでなんでなんでなんで・・・!」

「ッハァ、何してンですかァ、格下がァ!」


――――8月19日

佐天「よっしゃー!宿題全部終わったー!」

461 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:18:41.39 ID:YNAtqGac0
上条さんの退院祝いをしたあの日から一週間が過ぎた。
その時上条さんの家にお邪魔させてもらったんだけど、あのシスターさんと巫女さんがいた。どうにも一緒に住んでいるらしい。
ハーレムじゃないですか、と言ったら「そんないいものじゃないですよ」と肩を落としていた。
その時私が台所へ立って退院祝いの料理をふるまったら、「るいこはすごいんだよ!こんな美味しいの作れるなんて!」と喜ばれた。
上条さんも「こんな美味しいもの食べられて・・・上条さんにもようやく幸運が向いてきたか?」とのたまっていた。
誰かに食べさせる機会なんてなかったから知らなかったが、私は料理ができる子らしい。
その時シスターさんに「また作りにきてくれると嬉しいな!」と言われ、私も料理は嫌いではないし、何より人に食べてもらうのは嬉しかったりする。

そんなわけで、今日は上条さんの家に行く日なのだ。

462 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 13:20:43.20 ID:sAVWBDKn0
左天さんはクズで無能だけど女スキルは高いよな

466 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/25(木) 13:25:30.38 ID:lTSZi3Lb0
>>462
おいデコスケ野郎

464 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:23:06.94 ID:YNAtqGac0
佐天「今日は何にしようかなー。最近のメニューと被ると嫌だろうし・・・電話してみよう」

plllllll pllllllll

いんで「はっ、はい!こちらかみじょうですがっ!」

佐天「あ、シスターちゃん?私だよー涙子だよー」

いんて「るいこ?あ、今日はるいこがご飯作りにきてくれる日だったんだね!」

佐天「そうそう、それでね?最近のメニューと被らないようにしたいから、最近食べたものを教えて欲しいんだー」

いんる「んー、私はなんでもおいしくいただくけど、おにくがいいなー。おにくーおにくー」

佐天「ん、りょーかいっ。じゃあ買い物してからそっち行くねー」

いんと「楽しみに待ってるんだよ!」ブッ

468 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:32:27.18 ID:YNAtqGac0
佐天「お肉かー。うーん・・・肉じゃがと、豚汁がいいかな。あと二品くらいつけたいけど・・・」

佐天「あれ?あれって・・・おーい御坂さーん」

ミサカ「・・・」

佐天「どうしたんですか?御坂さんは寮のご飯あるから買い物なんて来ないと思ってたんですけど」

ミサカ「その御坂とはお姉さまの事を指すのでは、と、ミサカはあなたの言葉から推測します」

佐天「へ?お姉さま?へー、御坂さんに妹さんなんていたんだー。すごい、そっくりだ」

ミサカ「妹、という言葉には語弊があるように感じられますが、おおむねその認識でよろしいでしょう、とミサカはざっくばらんに肯定します」

佐天「ふーん・・・?あ、そうだ。今晩のおかずを考えてるんだけどね、肉じゃがと豚汁と、あと何がいいかな?」

ミサカ「そうですね、副菜とスープですから、あとは主菜とデザートあたりで考えてみてはどうでしょうか、とミサカは一般的な意見を返します」

佐天「うーん・・・洋食関係はあんまりつくったことないけど、その辺りかなぁ。デザートはプリンとかどうかな?」

ミサカ「プリンですか。しかし私はプリンというものを食べたことがないので、どうかと聞かれても答えかねます、とミサカは残念そうに口にします」



469 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:37:47.06 ID:YNAtqGac0
佐天「うぇっ、プリン食べたことないの?!」

ミサカ「はい、とミサカは素直に返事をします」

佐天「それは駄目だ!そんなの人生の半分以上を損している!」

ミサカ「そうなのですか?とミサカは訝しげに尋ねます」

佐天「そうだよっ・・・あ、妹さん、今時間ある?」

ミサカ「時間、ですか。実験開始まであと2時間34分31秒、指定の場所までの移動時間を考えても十分に時間はあります、とミサカは懇切丁寧に説明します」

佐天「実験・・・まあいいや、じゃあ買い物付き合ってくれない?」

ミサカ「それは構いませんが、とミサカはやることもないので返事をします」

佐天「よっし、じゃあついでにメニューも考えてね!」

ミサカ「・・・ハイ、私でお役に立てるかどうかはわかりませんが、とミサカは自信なくうなずきます」

472 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 13:53:33.10 ID:YNAtqGac0
あれ?肉じゃがって主菜じゃね?ってミサカはミサカは今更疑問に思ってみる。


佐天「今更だけど肉じゃがって主菜な気がしてきた」

ミサカ「そうかもしれません、とミサカは誤った知識を恥ずかしがります」

佐天「というか、じゃがいもと牛コマが安売りしてたのは大きかったね!妹さんも居たし、おひとり様パックの牛コマたくさん買えたよ!」

ミサカ「それはなによりです、とミサカは少し嬉しがります」

佐天「そんな妹さんにプレゼントです!じゃじゃーん!」

ミサカ「パッケージにプリンと書いてありますね、とミサカは見たままを口にします」

474 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:02:17.82 ID:YNAtqGac0
佐天「ちょっと高めの良いヤツを買ってみたよ。さっ、食べてみて食べてみて」

ミサカ「いただけるのですか?とミサカは期待を込めてたずねます」

佐天「いいよいいよー。だからさ、人生初のプリンの感想を聞かせてね?」

ミサカ「わかりました――――なるほど、これは」

ミサカ「口に入れた瞬間にバニラの香りが漂い、自然な甘さととろけるような柔らかさ、そして心地よい冷たさで、
     次々口にしたくなるような、まさに絶品ともいえるべき代物ですね、とミサカは正直な感想を述べます」

ミサカ「このカラメルソースが、少し飽きてきたころにアクセントとして出てくる所も特徴的ですね。
    苦みの中に甘みがあり、それがプリン本体と交わることによってさらに深い味わいを醸し出しているようです、
     とミサカは初めてのプリンに少し興奮気味で答えます」

佐天「そっか!喜んでもらえて何よりかなー」

ミサカ「こんな美味しいものを知らなかったとは、たしかに人生の半分を損していたのかもしれませんね、とミサカは自分の認識を改めます」

佐天「こちらこそプリンの素晴らしさを知ってもらえて嬉しいよ」

佐天「それじゃ、今日はありがとねー」フリフリ

476 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:07:05.12 ID:YNAtqGac0
ミサカ「・・・行ってしまいました」

ミサカ「こちら個体番号10032号、実験の観察及び一般人の立ち入り制限のため、実験場所へ向かいます」


―――上条宅

佐天「ごめんなさい、ちょっと遅くなっちゃいました」

いんぷ「待ってたんだよるいこ!さあ早くご飯つくってほしいかな!」

上条「悪いな、わざわざ。本当によかったのか?」

佐天「ご飯つくるの好きですからね、気にしないでください」

佐天「さて、それじゃ1時間ちょっとかかるんで、向こうでのんびりしちゃっててくださいね」

上条「そうか?ほら、インデックス、邪魔しちゃ悪いから向こうでごろごろするぞ」

477 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:12:22.40 ID:YNAtqGac0
そんなわけでご飯が出来たのである。

いんく「この肉じゃがすごくおいしいんだよ!おかわり!」

佐天「ありがとねー、いっぱいあるからいっぱい食べていいよ」

上条「肉じゃが豚汁ほうれんそうの和え物……だと・……なんという女の子。上条さんは感動のあまり泣きそうですよ」

佐天「大げさですって。これくらい普通に皆出来ますよ」

上条「いえいえ家の居候さんは食っちゃねくっちゃねで何も―――」

いんど「とーまー。それ誰のことかなー」

上条「やっ、やめろインデックス!今はご飯中だ!」

いんち「わかってるんだよ!もーとーまはすぐ人を馬鹿にしてー」

478 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:18:00.65 ID:YNAtqGac0
いんべ「ふー、お腹いっぱいなんだよ、もう食べられないかな」

上条「上条さんも久々にこんなに食べましたよ」

佐天「やれやれ・・・ここで終わるような涙子ちゃんじゃないんだなー、これが」

佐天「なんと!平行してプリンとか作ってみました!ちょうど固まってる頃合いかな」

いんが「なん……」

上条「だと……」

佐天「ちなみにこっちも大目に作りすぎちゃったけど、もう食べられないかな?」

いんわ「るいこ。この私を舐めてもらっちゃ困るんだよ」

上条「別バラって言葉、知ってるか?」

480 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:21:53.50 ID:YNAtqGac0
いんふ「」うめぇうめぇ

佐天「あ、そういえば今日珍しい人に会ったんですよ」

上条「珍しい人?」

佐天「私の友達の妹さんなんですけどね、今までプリン食べたことないって人でした」

上条「そりゃ珍しいな。人生の半分は損してる」

佐天「私もそう思ったんで、プリンあげたんですよ。すごく感動してました。
    あ、ちなみにその人が居たのでお肉たくさん買えたんですよ」

上条「ああ、おひとり様パックか。そりゃーその人に感謝しなきゃいけないな」

いんる「るいこ!プリンおかわり!」

佐天「はいはい」

486 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:25:58.48 ID:YNAtqGac0
佐天「さて、と。それじゃそろそろ片づけちゃいますか」

上条「それくらい俺がやっとくさ。佐天さんはそっちでのんびりしててくれ。良ければインデックスの面倒見て置いてくれ」

佐天「え?私もやりますよ洗いもの」

上条「いいからいいから。せめてもの礼ってことで」

佐天「そうですか?それじゃ、私は向こうで遊んでますね」

佐天「ほーらシスターちゃーん、ねこじゃらしねこじゃらし」

いんぱ「私はねこじゃないんだよ」


上条「ああ、なんかいいなぁ、これ・・・」

488 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:31:31.07 ID:YNAtqGac0
いんの「でもるいこのお料理ほんとうに美味しいね。ずっと作ってくれると嬉しいな」

佐天「それは上条さんにも迷惑でしょー」

いんれ「そんなことないんだよ。るいこがお料理してる所みながらなんか嬉しそうにしてたし」

佐天「ええー、なにそれー」

いんぅ「もういっそのことここに住んじゃえばいいのに」

上条「ぶっ!なに言ってるんですかインデックスさん!?」

佐天「あはは、ここは男子寮だからそれはできないかなー」

上条「(普通にスルーされた・・・なんかショック)」

いんあ「私住んでるし、別にいいと思うんだよ?」


490 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:35:42.59 ID:YNAtqGac0
そんなわけで

佐天「それじゃあそろそろおいとましますね」

いんで「んー・・・またご飯つくりにきてくれる?」

佐天「うん、また来るよ」

上条「それじゃ寮まで送ってくか。インデックス、留守番しといてくれ」

佐天「あ、いいですよそんなの」

上条「夜道を女の子一人で歩かせるなんて、そんな物騒なこと上条さんが許しません」

佐天「いえいえ、これからちょっと寄ってくところあるので」

上条「ん・・・そうか?(なんか拒絶されてるみたいでショックだ)」

佐天「はい。それじゃ、おやすみなさい」

上条「ああ、気をつけてな。おやすみ」

495 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:40:31.89 ID:YNAtqGac0
佐天「まあ別によるとこなんてないけどさ。あんまり気つかわせてもね」

佐天「さて、それじゃ走って帰りますか」



―――路地裏

「ハハハハハハ!」

「う……ぐぅ……」


497 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:44:15.03 ID:YNAtqGac0
佐天「っと、到着。うん、なかなかペース上がってきたかな」

佐天「それじゃちょっと、能力の練習しよっかな」


佐天「ん……(火のもつ熱エネルギーをイメージして……吸収。今回は身体に吸収できる量を上げてみようかな)」

佐天「……(―――最初にお湯の温度を吸収した時は、これくらいだったっけ。結構耐えられるようになったな)」

佐天「……(―――よし、こんな感じ、かな)」

佐天「……しまった。吸収したけどどう発散しよう」

499 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:48:43.67 ID:YNAtqGac0
佐天「そうだ……少しずつ熱を出せば、お湯沸かせるかも」

佐天「第四波動(小)ーっ」

佐天「んー……うん、いい湯加減」

左天≪まさか第四波動で湯を沸かすとはなぁ≫

佐天「左天さんっ!久しぶりですね」

左天≪そうなのか?外の時間の感覚はよくわかんねぇな≫

左天≪しかし、その様子だとなかなか慣れてきてるみてぇじゃねぇか≫

佐天「えへへ……ちゃんと練習してますから」



501 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:52:07.46 ID:YNAtqGac0
左天≪そんなお前に御褒美だ。その能力について教えてやるよ≫

佐天「!本当ですか!」

左天≪まあ全部は教えねぇがな。そもそもその能力は『フラグメント』って名前だ≫

佐天「フラグメント・・・・・・」

左天≪ああ。そういや、俺が別の世界から飛ばされて来た、って話はしたか?≫

佐天「別の世界?初耳ですよ・・・」

左天≪そうか。じゃあまずはそっからだな≫

502 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 14:58:39.35 ID:YNAtqGac0
左天さんの話は驚くことばかりだった。
まず、左天さんはこことは違う世界から、時空転移のフラグメントを持った能力者によって転移させられたということ。
その世界ではフラグメントを持つ人たちのことを、ニードレスと呼んでいるということ。
そして、その世界では常に争いが起こっており、その原因のひとつに左天さんがいるということ。

左天≪―――そういうわけで、俺は数え切れないくらいの人を殺した≫

左天≪まだガキだった奴もいた。女もいた。だが殺した≫

左天≪どうだ?こんな過去を持った男なんざ、軽蔑したか≫


佐天「――――そりゃ、びっくりしましたけど」

佐天「でも、私は昔の左天さんを知りません。見たこともないです」

佐天「話を聞いただけで嫌いになったり軽蔑したりなんて、しませんよ」

佐天「それに、左天さんはあの時私を助けてくれたじゃないですか」

佐天「そんな人を悪い人だなんて思えません」

503 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 15:02:15.15 ID:YNAtqGac0
左天≪―――甘ぇな、全く≫

左天≪まぁいいがな。だが俺は、その能力で人を殺してきたんだぜ?≫

左天≪そんな能力を引き継がされて、気持ち悪くねぇのか≫

佐天「うーん……包丁で人が殺されたからって、包丁を憎く思う人なんていませんよ」

佐天「能力だって同じです。別に、その話を聞いたからって、能力を嫌いになったりなんてしません」

佐天「道具は使いようですよん」

左天≪ああ、甘いな。甘すぎる。だがいいさ。それでいい≫

505 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 15:07:53.89 ID:YNAtqGac0
佐天「へっへー。この涙子ちゃん、別に過去を聞かされたりしたくらいでどうにもならないでよー」

佐天「それよりっ!ひとつ聞きたいことがあるんですけど」

左天≪ああ?≫

佐天「こっちの能力ってのは科学的に演算して行使するものなんですよ。
   テレポートなら座標を指定していろいろ演算してから、初めて使えるそうなんです。
   この能力もその必要はあるんですか?」

左天≪なるほどな。だがな、涙子。お前は車に乗る時摩擦力や運動量を考えながら運転するか?≫

佐天「いや、運転したことないからわかりませんけど」

左天≪あー……じゃあ、包丁を使うとき、物体の硬度と刃の太さ、摩擦力をいちいち考えるか?≫

佐天「そんなことするわけないじゃないですか・・・そんなの感覚ですよ」

左天≪つまりそういうことだ。この能力に複雑な演算はいらねぇ。
    感覚を掴め。それが一番だ≫


506 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 15:13:30.15 ID:YNAtqGac0
左天≪だが―――もしかすると、だ≫

左天≪涙子がもともと持っていた能力と俺の能力―――これが今涙子の脳の中にある≫

左天≪それを上手く合わせる―――つまり、俺の能力を感覚で、涙子の能力を演算で使えば、何か起こるんじゃねぇか?≫

佐天「私の能力って・・・私無能力者ですよ?能力なんて―――」

左天≪いや、ある≫

佐天「え―――?」

左天≪そもそもフラグメントとは脳の未使用な部分のカギを開けて使うもんだ。
     そして今俺は涙子の意識の中にいる。眠っている時に感じたが……俺の能力とは別の部分が活性化されてる感がある≫

左天≪もしかするとそれがお前の―――っと、そろそろ時間だな。じゃあ練習励めよ。ヒントは「固定概念にとらわれるな」≫

佐天「え?あ、左天さん?!」

佐天「返事が無い……」

511 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 15:15:54.58 ID:YNAtqGac0
佐天「・・・でも。もし左天さんの言うことが本当だったら」

佐天「私も、能力者に―――」

佐天「うん、なんだかやる気出てきた。けど、とりあえずお風呂はいろう」


―――入浴後

佐天「っふぅ。さて、それじゃ今日は寝ましょうか」

佐天「宿題も終わって、いい気分だなー、っと」




佐天「熱が発散しきてなかった……うぅ……」ゴソ

513 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 15:22:36.51 ID:YNAtqGac0

――――8月20日

佐天「ん……」

佐天「……そっか。あの夢」

佐天「あれ……左天さんの、記憶だったんだ」



初春「あれ、佐天さんどうしたんですかこんな朝早く」

佐天「それはこっちの台詞だよ初春。どうしたの?」

初春「いえ、昨日少し電気のトラブルがあって、データの復旧に呼び出されたんですよ」

佐天「へぇー・・・その電気のそれって、御坂さんだったりして」

初春「えー、あるわけないじゃないですか、そんなことー」

佐天「いやいやー御坂さんならあり得るかもよー」




535 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 17:26:52.51 ID:YNAtqGac0
白井「・・・・・・ふぅ」

初春「おはようございます、白井さん」

佐天「おっはようございまーす」

白井「おはようですの」

佐天「・・・?なんだか元気ないですね」

白井「なんでもありませんの」

初春「白井さんっ!」ずいっ

白井「な、なんですの?」

初春「・・・辛いことがあったら、相談してくださいね」

白井「・・・。ええ。そうですわね」

537 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 17:31:24.96 ID:YNAtqGac0
初春「御坂さんの様子がおかしい?」

白井「ええ、一週間ほど前はおかしい程機嫌がよかったのに、4日前ほどから急に沈んでしまわれてて」

佐天「うーん・・・・・確かに一週間くらい前は機嫌よかったなー」

白井「だから心配で心配で・・・ああ、お姉さま!気を病んでいらっしゃるのでしたらこの黒子に!この黒子に相談を!」

初春「少しずついつもの白井さんに戻ってきましたね」

白井「あ・・・そう、ですわね」

白井「ふぅ・・・やはり誰かに相談すると気が楽になりますわね。ありがとうですの、初春、佐天さん」

佐天「何言ってるんですか、友達なんだからそれくらい当然ですよ!」

539 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 17:40:28.28 ID:YNAtqGac0
佐天「さって、それじゃ私はお茶くみ係兼パシリ役でもやってましょうかねー、っと」

初春「佐天さん、はやく緑茶いれてください」

白井「私は紅茶ですの」

佐天「なんという友達づかい・・・あ、そうだ。そういえばこの前御坂さんの妹さんに会ったのよ」

白井「お姉さまの?そんな話は聞いたことありませんが」

佐天「え?あ、じゃあもしかして、御坂さんって妹がいるとか、そういう家族構成がばれるの嫌なタイプなのかな―――って」

佐天「でも妹さん常盤台の制服来てましたよ?」

白井「それこそありえませんの。もしお姉さまに妹がいて、その方も常盤台の生徒だとしたら、この黒子の耳にその話が入ってこないわけがありませんもの」

佐天「んー?おっかしいなー」

初春「もしかしてそれは佐天さんの想像の産物なのではないでしょうか」

佐天「違うよ!ちゃんと一緒に買い物したし、プリンだって食べたもん!」

541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 17:45:54.41 ID:QuyyKO770
林先生ktkr

542 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 17:51:44.34 ID:YNAtqGac0
初春「でも御坂さんの一番近くにいる白井さんでさえそんな話を聞いたことないなら、御坂さんにはあまりその話をしないほうがいいかもしれませんね」

白井「そうですわね。人にはそれぞれ、知られたくないことくらいありますでしょうし」

佐天「そう、そうかな・・・うん、そうだね」

初春「ほらほら、はやく緑茶いれてくださいよ」

白井「私は紅茶ですの」

佐天「なんという友達づかい」

545 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 18:05:39.02 ID:YNAtqGac0
―――時刻、昼時

初春「あ、もうこんな時間」

白井「そもそも今日は非番でしたし、そろそろ帰りましょうか」

佐天「あ、じゃあ久々に今から御坂さん呼んで4人でどっかいきましょうよ」

白井「残念ながらお姉さまは補習ですの」

佐天「御坂さんが補習?ふーん……」

白井「ですから今日は三人で行きませんこと?」

初春「いいですね、あ、そうだ。私最近言ってみたい店がいくつかあって―――」

551 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 18:24:02.53 ID:YNAtqGac0
―――時刻、夕暮れ

白井「まさか初春があそこまで食べるとは思ってもみませんでしたの・・・」

佐天「ジャンケンで負けた二人が一人に奢りとは・・・」

初春「敗者なんですから文句言わないでくださいね」

白井「ま、仕方ありませんの。それでは私はこちらですので」



552 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 18:26:13.11 ID:YNAtqGac0
佐天「はーい。それじゃまた」ノシ

初春「ごちそうさまでしたー」

白井「あまり調子にのらないことですわよ初春・・・次は容赦しませんの」シュンッ

初春「それじゃ帰りますか」

佐天「あ、私少し走ってから帰るから、初春は先に行ってて」

初春「う・・・なんですか、それはたくさん食べた私へのあてつけですか」

佐天「ふっふーん、べっつにー?日課のトレーニングをしようとおもっただけですよー?
    それに初春は少しやせ気味なんだから、大丈夫だよーほらほらー」

初春「きゃっ・・・もーくすぐったいです佐天さん、お腹なでないで下さいよー」

佐天「うんっ、全然無駄なお肉ついてないねー」すりすり

初春「んっ・・・はぁ・・・・くすぐ、やめ、さてんさぁん・・・」


学生「おい、あれ・・・」
学生「ああ、わかってる・・・・いいもんみたな」
学生「ああ・・・」

558 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 18:38:01.45 ID:YNAtqGac0
佐天「さって、初春いじるのもこれくらいにして、それじゃまたね」

初春「はぁ・・・はぁ・・・う、はい、また・・・」


佐天「いやー初春の性感帯ってお腹なのかなー。途中でびくびくしてたし」

佐天「全く、まだ人がいる路上でびくびくするなんて、けしからんよね」

佐天「―――っと、あれ?御坂さん・・・と上条さん?」

562 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 18:53:08.98 ID:YNAtqGac0
佐天「上条さん、どうしたんですか?地面に座り込んで。それに御坂さんも」

ミサカ「あなたは・・・先日はプリンありがとうございました、とミサカは出合い頭に礼を言います」

佐天「あ、妹さんのほうか。ゴーグルしてなかったからわかんなかったなー」

ミサカ「ゴーグルとはこれのことでしょうか?とミサカは手にもった暗視ゴーグルを頭に着けながらたずねます」

佐天「おー、妹さんだ妹さんだ。で、何してるの?」

ミサカ「この人が缶ジュースを道路にまいたことが車両の通行の阻害になることを説明していたのです、とミサカは現状を説明します」

上条「別にまきたくてまいたんじゃねえよ……っと」

566 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 18:58:11.10 ID:YNAtqGac0
佐天「手伝いましょうか?」

上条「うん?いいよそんなの。悪いだろ」

佐天「いや、でも・・・」

ミサカ「あなたの行動が遅く既に車両の通行の害となっていたので拾いあつめてきました、とミサカはため息まじりに説明します」

上条「・・・」

佐天「あ、ほら、妹さん。そんなに持ってちゃ重いでしょ?私も持つよ」

ミサカ「そうですね、これでは次が拾えないので助かります、とミサカは素直に受け渡します」

568 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/25(木) 19:03:11.77 ID:YNAtqGac0
上条「・・・・・・・やれやれ、後でなんかおご―――っぶ!」

ミサカ「どうかしましたか?とミサ―――」

佐天「妹さん、その格好でその姿勢だとぱんつ見えてます」

ミサカ「・・・なるほど。そういう趣味ですか」

上条「違う!断じてそういう趣味ではなくこれはあくまで不可抗力であり―――」

佐天「駄目だよ妹さん、そうやって隙ばっかり見せてるといつ噛みつかれるかわからないんだからね?」

ミサカ「?よくわかりませんが、忠告感謝します、とミサカは頭をさげます」

上条「誤解だ・・・不幸だ」


574 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/25(木) 19:24:09.45 ID:YNAtqGac0
上条「悪いな、家まで運んでもらっちまって」

ミサカ「感謝の言葉はいりません、とミサカはぶっきらぼうに答えます」

佐天「まぁ少しはトレーニングになったしねー、っと。それじゃあ私はこの辺りで」

上条「ああ、今度なんか奢るよ。じゃあな」



佐天「さて、缶ジュースからとった熱でさくっと帰りますか」

佐天「けどびっくりしたなー。ずっと吸収してると凍るなんて」

577 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 19:25:40.71 ID:1v7cL9xt0
缶ジュース凍らすと爆発しねえか?

586 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/25(木) 19:39:16.47 ID:YNAtqGac0
>>577
そういや体積変わるんだっけか。忘れてた。まあ学園都市製の伸縮性金属をつかった缶ってことで


佐天「熱を吸収し続けると凍る・・・そっか、当たり前といえば当たり前だよね」

佐天「というか、なんで今まで『熱いものからしか熱吸収ができない』って思い込んでたんだろ」

佐天「あ、そっか。これが固定概念、か」

佐天「熱を持つ、ってことは分子が振動してる、ってこと。
    だったら、そのエネルギーを吸収、つまり振動をとめてしまえば、凍るに決まってるよね」

佐天「おおっ、なんかまたこの能力のことわかったかも」

佐天「あれ?ってことは、だよ」


佐天「今ある熱エネルギーで分子運動を活発化したらどうなるんだろう?」

589 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/25(木) 19:41:27.87 ID:YNAtqGac0
佐天「この能力の基本は吸収……放出するさいは熱線みたくなって出てくる」

佐天「でも昨夜、お風呂沸かした時みたいに、うまくコントロールすれば」

佐天「熱線じゃなくて、熱エネルギーを物体に送ることができたら―――それって素敵かも」

佐天「よしっ、ちょっと練習してみよっかな!」

591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/25(木) 19:43:04.03 ID:/dmEt5d50
初春の能力の存在意義が・・・

592 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/25(木) 19:43:40.99 ID:YNAtqGac0
―――2時間後

佐天「・・・・・・っだぁー!できない!なんでだ!」

佐天「おっかしいなー、理論的には出来そうな気がするんだけどなー」

佐天「どうしても熱線というか、ひとつのものにエネルギーを向けられないんだよなー。
    イメージは固まってるのに・・・」

佐天「・・・うーん、しょうがない。今日はもう寝ようかな」


7 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:01:38.60 ID:wEn4xHzU0
――――8月21日 朝

佐天「ん……ふぅっ……」

佐天「あー・・・なんか目覚め悪いなー・・・」

佐天「宿題も終わってるし・・・二度寝しようかなー・・・んん・・・」



9 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:06:42.91 ID:wEn4xHzU0
ピンポーン

佐天「うげぇ……誰だろ」

佐天「あーあ、結局起きなきゃいけないことになっちゃったなぁ……はーい、今出まーす」ガチャ

ミサカ「おはようございます、とミサカは爽やかに挨拶しました」

佐天「え……妹さん?なんでここに……?」

ミサカ「その質問からは二つの意味が汲み取れます、とミサカは考えます。
    ひとつ、何故あなたの家をミサカが知っているのか
    ふたつ、何故こんな朝からあなたの家を訪ねているのか
    とミサカは推察した意見を口に出しましたがいかがでしょうか」


10 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:11:33.40 ID:wEn4xHzU0
佐天「えっと、じゃあひとつ目で」

ミサカ「ストーキングしました、とミサカは端的に答えを述べました」

佐天「えぇ!?」

ミサカ「と言っても、昨日別れてから後をつけただけですが、とミサカは汚名を返上します」

佐天「いや、それがストーキングだからね?でもなんでそんなことを……」

ミサカ「ふたつ目の推察の答えですね。それはあなたが昨日これを落として帰ったからです、とミサカはあなたに金銭入れを手渡します」

佐天「あ、私の財布!」

ミサカ「まさか今のいままで気づいていなかったのですか?とミサカはやや肩を落としながら口にします」

佐天「う……まあ、まさか落としてたとは思ってなかったから……気付かなかったなぁ」

ミサカ「やれやれ、そんなことではスリにやられてしまいますよ?とミサカは忠告します」

佐天「はい・・・」

13 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:18:12.66 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「それでは、とミサカは踵を返します」

佐天「え?もう帰っちゃうの?」

ミサカ「はい、私の目的は既に達成されましたので、とミサカは満足に答えます」

佐天「もし時間あるのならよってかない?ほら、これのお礼もしたいしさ」

ミサカ「・・・では、とミサカは御好意に甘えさせていただきます」

佐天「いやいやー、こっちもありがとね、わざわざ」

15 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:21:33.36 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「お邪魔します、とミサカは頭を下げながら靴を脱ぎます」

佐天「どうぞどうぞー。じゃあご飯作るからちょっとその辺りで座っててね」

ミサカ「はい、とミサカはクッションを抱きしめながら布団の上に寝転がります」

ミサカ「・・・良い匂いです、とミサカはどこかアブノーマルな気持ちでつぶやきます」ボソッ

佐天「?何か言ったー?」

ミサカ「いえいえ何も、とミサカは全力で首を横にふります」

17 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:25:13.28 ID:wEn4xHzU0
佐天「っと、出来あがりー。お味噌汁とご飯と目玉焼きと焼いたハム。そしてヨーグルト」

佐天「妹さん、お待たせー・・・って」

佐天「寝ちゃってる・・・私のベットの上で」

18 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:28:28.06 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「―――・・・―――・・・」すぅすぅ

佐天「んー・・・こうしてみると御坂さんそっくりだなー」

佐天「って、ご飯冷めちゃう。妹さん、ご飯できたよ?」

ミサカ「――・・・ん。
    ・・・すみません、惰眠をむさぼってしまったようです、とミサカは慌てて謝罪します」

佐天「や、別にいいけどねー」

ミサカ「・・・いい香りですね、とミサカは寝起きから一気に覚醒状態へと戻ります」

佐天「うん、ご飯できたからね。ほらほら、冷めないうちに食べちゃってちょうだいっ」

21 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:33:49.79 ID:wEn4xHzU0
―――食後

ミサカ「ごちそうさまでした、とミサカは手を合わせます」

佐天「はいっ、おそまつさまでしたー」

ミサカ「しかしあなたは料理が上手なのですね、とミサカは素直に称賛します」

佐天「あはは、あんなの大したことやってないよ」

ミサカ「そうなのですか?けれど私には出来ないことです、とミサカは残念がります」

佐天「妹さん、料理したことないの?」

ミサカ「ええ。知識はありますが実際にしたことはありませんし必要性もありませんでした、とミサカは淡泊な人生の片りんを見せます」

佐天「ふーん・・・じゃあ今度一緒につくろっか!」

ミサカ「・・・それは魅力的な申し出ですが、残念ながら受けることはできません、とミサカは言えない理由を隠しつつ申し上げます」

佐天「?どういうこと?」

ミサカ「実験、とだけ。とミサカは答えます」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:40:14.41 ID:wEn4xHzU0

佐天「その実験って、前も言ってたけど、なにしてるの?」

ミサカ「……パスをとります。コード××××××××××」

佐天「え・・・?」

ミサカ「……回答できなかったことにより、実験の関係者ではないとミサカは断定します」

ミサカ「よってあなたに実験の詳細を答えるわけにはいきません、とミサカは心苦しく思います

25 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:45:18.73 ID:wEn4xHzU0
佐天「うーん……よくわからないけど、まあいっか!妹さんは妹さんだからねー」

佐天「ねぇ、妹さん。これから時間ある?」

ミサカ「時間、ですか。次の実験が始まるまでのことを指すのでしたら、十分に時間はあります、とミサカは答えますが」

佐天「よっし、それじゃあ今日は私と遊びに行こう!初春達は最近忙しくて構ってくれないんだよー」

ミサカ「それは別に構いませんが、とミサカは内心心躍らせながら返事をします」

佐天「じゃあ準備するから待っててねー」

ミサカ「ハイ・・・・・・と言うやいなやミサカはベッドの上にたおれこみます」

ミサカ「・・・・・・布団の中に、まだぬくもりが残っています、とミサカはまたもやアブノーマルな思考をしていしまいます」

27 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:53:08.34 ID:wEn4xHzU0

――――喫茶店

ミサカ「……」

佐天「ど、どうしたの妹さん?メニュー見てかたまっちゃって」

ミサカ「いえ、知識では知っていましたが実際に来るのは初めてなので、とミサカは興奮気味に返答します」

佐天「喫茶店にきたことないとは……うーん、さすがお嬢様、なのかなぁ?」

ミサカ「時に、これはこの中から選択し注文すればよろしいのでしょうか?とミサカは知識と現実の整合性を確認します」

佐天「そうそう、あ、ちなみにこれトッピングとかもできるからね。例えば――――」

ミサカ「―――なるほど、とミサカはシステムを完全に把握します。それでは――――」

ミサカ「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソース
  モカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノをひとつお願いします、とミサカはやや息切れ気味で注文します」

佐天「」

28 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 00:57:55.25 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「とても甘いです、とミサカは生クリームをスプーンでつっつきます」

佐天「別に全部しなくてもよかったのに……」

ミサカ「いえ、これはもともとこのつもりで注文したのです、決してわからなかったわけではありません、
    とミサカは少々焦りつつも弁解します」

佐天「・・・ぷっ、あはははは!やっぱり妹さんって変わってるよねーかわいいー」

ミサカ「違います、私はもともとこれが欲しかったのです、
   とミサカは恥をこらえつつ再度弁解します」

佐天「いいよいいよー、だってプリンしらなかったお嬢様だもんねーかわいいー」うりうり

ミサカ「本来ならとても屈辱的な気分になるのでしょうが、何故だかあなただとあまり
    嫌な気持ちになりません、とミサカは不思議に思います」

30 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:02:26.91 ID:wEn4xHzU0
―――夕暮れ時近く

佐天「あー楽しかった!なんかすごく新鮮な気分だったなー」

ミサカ「終始いじられっぱなしだったような気がします、とミサカはあなたの性の意地悪さを攻めてみます」

佐天「・・・嫌だったかな?怒っちゃった?」

ミサカ「……いえ、不快感のようなものは感じられません、とミサカは人間ぶった言葉を吐いてみます」

佐天「ん……・そっか。ならよかったっ」

32 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:05:09.59 ID:wEn4xHzU0
ミャー

ミサカ「・・・・・・ネコ」

佐天「うん?・・・・・・あ、本当だ。捨て猫かな?かわいいー」うりうり

ニャーニャー

佐天「うりうりーおでこ気持ちいいかーうりうりー」

ミサカ「・・・・・・」

佐天「うりうり・・・ん?どうしたの妹さん、ネコ苦手なの?」

ミサカ「いえ、ミサカが苦手なのではなく、ネコがミサカを苦手なのです、とミサカは言葉遊びのようなことをしてみます」

佐天「?どゆこと?」

33 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:10:11.49 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「ミサカの身体からは常に微弱な電磁波が出ています。それは人間には特に影響のない微々たるものですが、
    ネコなどの動物にとっては少々影響のあるもののようです、とミサカは自分の体質を恨めしく思います」

佐天「へぇ、なるほど……あ、恨めしくってことは、ネコ好きなんだ?」

ミサカ「好き、かどうかはわかりませんが、嫌いではないですね、とミサカはどっちつかずな返答をします」

佐天「ふふっ、なるほどねー。じゃあ、はい、これ」

ミサカ「・・・?これは、パンですね、とミサカは渡されたものを答えます」

佐天「レッツ餌付け!嫌いでもエサにつられて仲良くなれるかもしれないよ?」

ミサカ「・・・そんな簡単なものではないと思いつつついついエサをやってみようと思います、とミサカはパンを細かくちぎります」

34 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:12:25.15 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「・・・・・・」

ムームー

ミサカ「・・・・・・・・・・・・」

ミー

ミサカ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」ずいっ

ミャーフシー

ミサカ「・・・」しょぼん


佐天「(やだ、なんか可愛いかも)」

36 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:18:54.74 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「・・・やはり駄目なようです、とミサカは少々涙をこらえて結果を報告します」

佐天「う、うん・・・」


上条「あれ・・・佐天さん、と―――御坂か?」


佐天「ん・・・あ、上条さんだ」

ミサカ「かみじょう・・・ああ、昨日の缶男ですか」

上条「缶男て―――って、妹の方か。昨日はノミ、ありがとな」

ミサカ「・・・別にあなたに感謝されるためにしたわけではありませんよ、とミサカはぶっきらぼうに答えます」

37 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:21:25.17 ID:wEn4xHzU0
上条「そうかい。で、二人で何してるんだ?」

佐天「一緒に遊んでて、今は妹さんがネコと交友を深めようと努力してるところですよ」

ミサカ「―――ですが、やはり無理なようですね。やれたれ、このままでは保健所に引き取られてしまいます、
   とミサカはある男の方を向いたつぶやきます」

上条「・・・・・・。待て、待て待て待て、ちょっと待て。俺は知らないからな?!」



38 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:24:54.61 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「そうですか、そうですね。あなたにとってこのネコがどうなろうと知ったこっちゃないですもんね、
    とミサカはこのネコの将来を見据えます」

上条「う・・・・・・」

ミサカ「このまま放置されたネコは保健所へ引き取られ、実験動物にもならないまま
    神経ガスで徐徐に徐徐にその命を――――」

上条「もうやめてくれーっ!」

佐天「(妹さん結構えげつないなあ)」

39 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:27:57.23 ID:wEn4xHzU0
上条「というかそこまで言うならお前が飼えばいいだろ!」

ミサカ「あなたは今までの会話を聞いていなかったのですか?それとも聞いていて尚その質問なのですか?
    だとしたらとんだ理解力の無さですね、とミサカは鼻で笑います」

佐天「妹さんは体質的に動物に嫌われるんで飼えないんですよ・・・あーあ、どこかにかっこよく
   引き取ってくれる人いないかなー」

ミサカ「そんな人がいたら一瞬で惚れてしまいますね、とミサカをちらりと視線を送ります」

上条「・・・・あーっ!わかったよ!ちくしょう、どうせこうなると思ったよ!」

40 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 01:30:49.28 ID:wEn4xHzU0
佐天「さっすが上条さん!かっこいです!またご飯作りに行きますね!」

ミサカ「昨日の件の謝礼としては妥当なところでしょう、とミサカは当然のように申し上げます」

上条「こいつら・・・はぁ。まあいい。けど、名前くらいお前がつけてやれよ?」

ミサカ「では・・・イヌ」


上条佐天「」

94 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:03:18.31 ID:wEn4xHzU0
ミサカ「どこへ行くのですか、とミサカは尋ねますが」

上条「本屋だよ。お前も見たろ、うちのシスターさんと巫女さんのネコに対する知識の無さを」

佐天「話の内容が掴めない私は妹さんに事情を聞いてみたいと思います」

ミサカ「昨夜、あなたが帰宅した後缶ジュースをこの男の部屋の前まで運んだ時、
    居候であるシスターと巫女が飼いネコを燻し化学兵器でその命を奪おうと 
    していた所をミサカが颯爽と助けたのです、とミサカは少々歪曲した
    情報を教えます」

上条「間違っちゃいねーが間違ってるぞそれは!」

ミサカ「客観的事実は正しいので間違いではありません、とミサカは憤慨します」

95 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:05:30.46 ID:wEn4xHzU0
佐天「なるほどねー。つまり上条さんはネコの飼い方を知りたいんだ。でも
   それならインターネットとかでも十分じゃないですか?」

上条「上条さんみたいな貧乏学生はそんなもの家にございませんよ……」

ミサカ「学園都市に住んでいるくせに随分とアナログな人間ですね、とミサカは
    鼻で笑います」

上条「うっせ。動物の飼い方なんざそんなにコロコロ変わるもんじゃないだろ。
   古本屋で十分です」


96 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:07:44.14 ID:wEn4xHzU0

――――本屋

上条「っと、そういえばネコを抱えたまま本屋に入っても大丈夫かなー?」

ミサカ「限りなく説明口調なその台詞ですが、こちらにネコを渡すなんてことは
    やめてください、とミサカは予め釘をさしておきます」

上条「磁場のせいで嫌われるからか?はっ、真の友情とは壁を乗り越えて生まれるもの。
   ならばその壁をのりこえてみろ。必殺猫爆弾!」

ミサカ「―――っと。ネコを投げるなんて、一体どういった神経をしているのでしょうか、
   とミサカはあの人の無神経さにいらだちます」

佐天「でもこうでもしなきゃ妹さんネコ触らないじゃん。たぶん、上条さんは
   妹さんが寂しそうに見えたからこんなことしたんだと思うよ?」

ミサカ「寂しい、ですか。そのような感情は特にありませんが、とミサカは
   自身の感情にはそのようなものがないと再認します」


97 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:09:59.44 ID:wEn4xHzU0
佐天「んー、でも私からも寂しそうに見えたけどなー。なんだか、もう
   生きててもしょうがない、って感じがす――――妹さん?」

ミサカ「……申し訳ありません、実験です。このネコを預かってくれませんか、と
    ミサカはネコを手渡します」

佐天「え?えぇ?」

ミサカ「……今日はありがとうございました、とミサカは軽く頭を下げます。
    きっとこれが、楽しかった、という感情なのでしょうね、とミサカは自分を確認します」

佐天「……妹さん?」

ミサカ「それでは――――さようなら、とミサカは踵を返します」

佐天「え、ちょっと!」

佐天「――――行っちゃった、どうしよう」

98 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:12:15.97 ID:wEn4xHzU0
上条「――――ん?あれ?御坂妹は?」

佐天「あ―――上条さん、妹さんが」


上条「……どういうことだ?」

佐天「わかりません……けど、なんか、嫌な予感がします」

上条「御坂妹はどっちに行った?」

佐天「あの、そこの路地裏に……」

上条「……ちょっと追いかけてくる。佐天さんはここで待っててくれ!」

佐天「え、あ、私も――――」ニャー

上条「猫、頼んだ!」

佐天「……はい」ニャーニャー

99 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:14:30.13 ID:wEn4xHzU0

佐天「……妹さん、どうしたのかな?」

にゃー

佐天「最後の顔――――なんだか、すごく悲しそうだったな」

みー

佐天「……実験って、なんなんだろう」

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/27(土) 22:15:08.69 ID:auYFV4Ho0
やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

102 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:16:41.74 ID:wEn4xHzU0
上条「――――――」

佐天「あ、戻ってきた……」

上条「――――ぃ、――――が……しん……す」

佐天「?電話……なんで―――って、大丈夫ですか上条さん!」

上条「あ―――佐天、さん」

佐天「いきなり地面に座り込んで……顔が真っ青ですよ?どうしたんですか?」

上条「――――……が」

上条「――――御坂妹が」

佐天「妹さん――――?妹さんが、どうしたんですか?」

上条「――――ごめん」

103 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:19:20.07 ID:wEn4xHzU0
それから上条さんは一言もしゃべらなかった。
私はそんな上条さんに言葉をかけることも出来ず―――路地裏へと入っていこうとすると、
上条さんに後ろから止められた。
どうしようもなくその場で一緒に座り込んでいると、そのうち警備員が来て、路地裏を
閉鎖していった。
どう考えてもだた事じゃなかったけど、今の上条さんを放っておくことなんて出来なかった。
そして、一人の警備員が上条さんに声をかける。どうやら、現場までついてきてほしい、との
ことだった。

104 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:21:59.10 ID:wEn4xHzU0
条「――――行きます」

佐天「あの、私も――――」

上条「いや……佐天さんはここに居たほうがいい」

佐天「……妹さんに何かあったんですよね?」

上条「…………」

佐天「妹さんは私の友達です!だから、だから―――!」

上条「――――警備員さん、この子も一緒に連れて行っていいですか」

警備員「まあ、事情が事情みたいだし、構わないが」

上条「佐天さん――――ごめんな」

佐天「(……なんで、謝るんですか)」

106 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:24:13.78 ID:wEn4xHzU0
路地裏は表通りとは対照的で、薄暗く先がとても見えづらい。
そんな中を進む途中―――革靴が片方転がっているのを見つけた。
ざわざわと心が揺れる。何か赤いものが付いていた気がするがきっと気のせいだろうと、
ありえない可能性を払拭する。
そう、壁に大きな傷が付いているのもどうせスキルアウトの仕業だろう。
あたりの物が壊れているのもきっそれだ。
この―――まとわりつくような嫌な熱も、きっと夏の路地裏特有のものなんだろう。
そうして浮かんでくる可能性を消していると、上条さんの足が止まった。



107 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:26:37.76 ID:wEn4xHzU0
上条「―――――――――――――え?」

警備員「どうかしたかい?何かあったのか?」

上条「あ、いえ、そうじゃなくて――――その、ここに、あったんです」
                  ・・・・・・・・・・・・・
警備員「あった?ここに君の言っていた女の子の死体があったのかい?」

佐天「(は――――?)」

上条「はい……確かに、あったんです―――本当です!本当に―――」

警備員「わかった。落ち着いて」

警備員「もしかしたら君の言っているところは別のばしょなんじゃないのか?錯乱
    して場所を町がているという可能性は――――」



109 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:31:58.95 ID:wEn4xHzU0
――――会話が頭に入ってこない

(え、どういうこと?)

――――先の警備員の言葉を思い出す

     “女の子の死体があったのかい?”

(女の子の死体って?)

――――それに対する返答を

     “はい……確かに、あったんです”

(あったって、何が?)

――――女の子の死体、上条の様子、入口に落ちた革靴、あの時の妹の顔、そして

     “さようなら、とミサカは踵を返します”

(―――あ)

――――答えは、ひとつしかなかった。

110 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:34:16.76 ID:wEn4xHzU0
佐天「かみじょ――――」

上条「どうなってるんだよ、くそ!」

佐天「ちょ―――待ってください!」



115 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:41:25.97 ID:wEn4xHzU0
佐天「はぁ……はぁ……い、いきなり走らないでくださいよ!それより―――」

ガサッ

上条佐天「ッ!」ビクッ

上条「誰だ!」

佐天「(なんだろう……なにか、動いてこっちに―――」


佐天「―――――妹、さん?」

116 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:46:45.54 ID:wEn4xHzU0
上条「御坂妹……?」

ミサカ「申し訳ありません、作業を終えたらそちらへ戻る予定だったのですが、とミサカは初めに謝罪しておきます」

上条「ちょっと待ってくれ……お前は本当に、あの御坂妹なんだな?」

ミサカ「あの、とはわかりかねますが、先ほど一緒にいた、という意味でしたら、そうです、とミサカは推測して答えます」

上条「……なんだったんだ、ちくしょう」

ミサカ「どうかされましたか?とミサカは首をかしげます」

佐天「ん……えっとね、その、実は、上条さんが妹さんの死体を見たって言うからさ……あーもう、心配した!心臓に悪いよ妹さん!」

            ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
ミサカ「いえ―――ミサカはきちんと死亡しましたよ、とミサカは報告します」

117 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 22:54:14.14 ID:wEn4xHzU0
上条佐天「え―――?」

佐天「……やっ、やだなー妹さん、そんな冗談本当に心臓に悪いからやめて―――

上条「―――おい。お前のその、担いでる寝袋はなんなんだ?なんでそんなもん持ってるんだ」

佐天「」ビクッ

ミサカ「……。ああ、実験場に入っていることから実験の内容を知っているのかと思いましたが、よく考えれば、
    そちらの貴女は実験について知らなかった―――そこから実験について知らないと推測するべきでしたね、とミサカは間接的な部分から答えを導き出します」

ミサカ「ですが一応パスをとります―――××××××」

上条「実験―――なんだって?」

ミサカ「デコードに失敗、と、ミサカはこれにより関係者でないことを確証します」

120 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:05:15.45 ID:wEn4xHzU0
佐天「妹さん、その、実験って一体―――」

ミサカ「先ほども申し上げましたが、関係者以外には機密ですよ、とミサカは教えます」

佐天「え―――(後ろから、声?)」

ミサカ「それはそうと、ネコをありがとうございました」
ミサカ「あの場にあなたがいなければ、ネコをその場へ置き去りにしてくるところでした」
ミサカ「勿論ミサカ自身が抱えている、という選択肢もありましたが」
ミサカ「無関係の動物を実験にまきこむことは極力控えたかったのです」
ミサカ「それからあなた」
ミサカ「あなたの判断は間違ってはいませんよ」
ミサカ「警備員には不審に思われたかもしれませんが」
ミサカ「それはこちらでうまく調整しておきます」
ミサカ「なので安心してください」

121 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:12:43.62 ID:wEn4xHzU0
佐天「―――!(妹さんが……なんで?)」

上条「……なんだよ、これ」

上条「なんなんだよ、これ―――!」

ミサカ「はて、何と言われましても」

ミサカ「ミサカはミサカ―――学園都市で七人しか存在しない超能力者、お姉さまの量産軍用モデルとして作られた体細胞クローン
    ―――妹達、ですよ。とミサカは答えます」

ミサカ「ああ、ちなみに安心してください。あなた達が今まで接してきたのは個体番号10032号―――つまり、このミサカです、と
    ミサカは答えます。ミサカ達は特殊な電波で記憶を共有しているのですよ、とミサカは自分の機能を述べます」

佐天「―――一体何を、してるんですか」

ミサカ「何と言われても―――ただの実験ですよ、とミサカは事実を述べます。
          本日は無関係の貴方達を実験にまきこんでしまい、申し訳ありませんでした。
         と、ミサカは謝罪します」

123 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:19:14.59 ID:wEn4xHzU0
―――その後。

上条「…………」

佐天「…………」

佐天「(わけわかんない……実験って、何よ。なんでそんなことを)」

上条「(くそっ―――なんだよこれ。なんなんだよこれ。実験で人を殺すのか。クローンだから殺してもいいってか?
     わけわかんねぇよ、ちくしょう!)」

佐天「(あれ、そういえば妹さんは御坂さんのクローンって言ってたよね。
    クローンって、あの、血とか髪の毛とかから創り出すってやつ――――!)」

上条「(まて―――クローンってことは、その材料の提供者がいるってことだよな?
    それって、もしかして――――!)」

佐天「……上条さん、私、今、最低なことを想像しちゃいました」

上条「……そうか。たぶん、俺もそんな感じだと思う」

佐天「てことは、今は」

上条「ああ―――御坂のところへ行こう」

124 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:21:41.53 ID:wEn4xHzU0
―――そして

上条「……しかし、佐天さんが御坂と知り合いとはなぁ」

佐天「でなきゃ妹さん、なんて呼んでないですよ」

上条「ああ、それもそうか―――どうだ、繋がるか」

佐天「……駄目ですね、たぶん、電源切ってます」

上条「そうか……直接寮に向かうしかないか」

佐天「あ、だったらもう一人心あたりがあるんで、そっちに電話してみます」

125 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:24:31.28 ID:wEn4xHzU0
佐天「―――あ、白井さん?」

白井『どうしたんですの?こんな夜更けに』

佐天「いやぁ、その……御坂さん、います?」

白井『お姉さま?……いいえ、まだ帰ってきてませんわ。一体どこをほっつき歩いているのやら……寮監様にもばれますというのに』

佐天「そうですか……ありがとうございます」

佐天「駄目でした、寮にもいないって……」

上条「……くそっ、どうすりゃいい。そもそも実験ってなんなんだよ……」

佐天「――――あ。そうだ」

127 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:33:09.27 ID:wEn4xHzU0
佐天「もしもし?初春?今から調べ物してほしいんだけど、いいかな?」

初春『ふぇ?別にいいですけど……』

佐天「その、もしかしたら、すごく危険なことかもしれないんだけど、いいかな……?」

初春『えぇ!?何に首つっこんでるんですか佐天さん!?」

佐天「うっ……まあ、それは後で言うからさ。今から言う言葉で検索してくれないかな。 
     量産軍用モデル、妹達、御坂美琴、実験」

初春『え?それって――――』


佐天「なるほどね。ありがと、初春」

初春『あの……無茶しないでくださいね』

佐天「うん」ピッ

128 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:37:03.20 ID:wEn4xHzU0
上条「何かわかったのか?」

佐天「・・・はい」


上条「なんだよそれ……ふざけんなよ!20000体の御坂妹を殺す?レベル6?
    そんなもん、許されていいはずねぇだろ!!」

佐天「それから、御坂さんがこれを聞いた次の日に、かなりの研究所が活動停止になってるんですよ」

佐天「これって、もしかして御坂さんが―――」

上条「……わかんねぇよ。とにかく、御坂に直接聞くしかない」

佐天「でも、電話繋がりませんしどうやって……」

131 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:39:51.38 ID:wEn4xHzU0
上条「―――風力発電機」

上条「確か、風力発電機ってのは、特殊な電磁波を流すと逆に回転するんだよな?」

佐天「はぁ……そんな話は、聞いたことありますけど」

上条「なら―――この風のない夜に、あんな風に動いてる発電機をたどっていけば御坂のところへ着くんじゃないか?」

佐天「え―――あ、そっか。御坂さんの体からでる電磁波―――!」

上条「よし―――」

佐天「あ、待ってくださいよ!」

132 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:45:56.96 ID:wEn4xHzU0
―――鉄橋の上にて

御坂「――――どうしてこんなことに、なっちゃったのかな」

御坂「――――」

御坂「――――っ」ぽろぽろ

ニャー

御坂「え―――猫?」


佐天「御坂さんっ!」

136 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:52:36.72 ID:wEn4xHzU0
御坂「さてん、さん?」

御坂「なんでこんなところに―――あ」

上条「……何してんだよ、お前」

御坂「……はんっ、別に、何してようと私の勝手でしょ?常盤台のお嬢様だって夜遊びくらいするわ。
    不良共なんかじゃ私に勝てないし―――危険って言うなら、こんな時間に女の子と二人でいるアンタの方が危険でしょ。
    佐天さんがなんでこいつと一緒にいるのか知らないけど、夜に男と二人っきりなんて危ないわよ?」

佐天「―――御坂さん」

上条「―――やめろ」

御坂「やめろって何?からかわれたことにそんなに腹がたったの?
    小学生じゃあるまいし、何をそんなに―――」

上条「強がりはやめろって言ってんだよ。
    全部知ったんだよ。御坂妹のことも、妹たちのことも、実験の事も、一方通行のことも。
    だから、お互い無駄ははぶこうぜ」

137 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:55:11.03 ID:wEn4xHzU0
御坂「―――――――――――――――――――――――ッ!」

御坂「(なんで―――なんで、それを)」

御坂「(あ……佐天さん……そっか)」

御坂「ういはるさん、かな」

佐天「……はい」

御坂「……そっか。あーあ、もう、なんでこんなことしちゃうのかな」



138 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/27(土) 23:57:47.54 ID:wEn4xHzU0
御坂「どっから何を知ったかしらないけどさ――――

   ―――それで。結局、アンタと佐天さんは、私を心配してくれたの?許せなかった?」

上条「そんなの、しんぱ―――佐天さん?」

佐天「……御坂さん」

ぱんっ

御坂「―――!」

佐天「心配したに決まってるじゃないですか!
     友達のことを心配しない友達なんて!いるわけないじゃないですか!ばか!」

上条「……(平手打ち、いい音したなぁ)」

141 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:03:50.94 ID:sE6Sw/wA0
佐天「ばかばかばか!なんで!なんで何も相談してくれないんですか!
    私たちは―――そんな安い仲だったんですか!?」

御坂「―――そんなこと、思ってないわよ」

佐天「じゃあ―――」

御坂「じゃあさ!」

御坂「じゃあ佐天さんは相談できる?自分の細胞から作られたクローンが実験のために一万体以上殺されてて。
   それを止めるために一方通行に挑んで!惨敗して!
   学園都市超能力者第三位の私でもどうにもならなかったことを!
   佐天さんたちに相談できるの!?
   真っ向から敵わないと思ったから絡め手に変えた!
   けど全部一緒よ!いくら研究所を壊したところで実験は次に次にと鞍替えされる!
   
   そもそも――――こんな危ない世界に、大切な友達を連れてこられるわけないでしょ?」

佐天「あ―――御坂、さん」

144 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:11:30.38 ID:sE6Sw/wA0
御坂「ねぇ知ってる?あの子たち、自分のことを実験動物って言うのよ?佐天さんならわかるよね?
    自分達が実験動物って言われた時のあの気持ち。
    まるでそんなものないかのように、当然のように口にするのよ、あの子たちは。
    きっと自分が実験動物って自覚しかないんでしょうね。だから、平然といってのけるのよ」

上条「けど―――きちんとしたデータがあれば警備員や理事会も動くはずだろ?!」

御坂「馬鹿ね……理事会はこの街のことをお空にある衛星で全てチェックしてる。 
   それでもここまで止まらなかったってことは―――グルなんでしょうよ、理事会も。
   考えてみれば当然よね。この学園都市の目的は「能力をもった人間をつくりあげること」なのよ。
   その一番上、頂点に位置する超能力者の第一位の、さらに上へいく方法があるのなら、乗らないわけないわよね」

御坂「でもね―――この実験には決定的な欠陥があるの。それはこの実験の結果を演算した「樹形図の設計者」の演算が間違いだとすること」

佐天「……どういうことですか」

146 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:16:56.01 ID:sE6Sw/wA0
御坂「「樹形図の設計者」はこう演算したわ―――
    『一方通行が128体の超電磁砲を殺すこと』
    『一方通行が20000体の超電磁砲の複製を殺すこと』
    このどちらかが満たされた時、レベル6へと進化する、って。
   なら―――このどちらかの結果が、つまり「樹形図の設計者」の結果が、間違っているとさせればいいのよ」

佐天「な―――」

上条「―――に?」

御坂「簡単な話よ。「樹形図の設計者」は185手で私が殺されると演算したの。
    じゃあもし1手目であっけなく殺されたら?
    それは「樹形図の設計者」の信用を墜落させることになる。こうすれば、実験は止まるかもしれない。
    妹達のメンテナンス費用や立地の確保だって、ばかにならないでしょうからね」

上条「けど―――そんなことしても、また「樹形図の設計者」に再演算されたら」

御坂「ああ、その心配はないわよ」

147 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:20:15.29 ID:sE6Sw/wA0
御坂「つい二週間くらい前にね……破壊されたのよ。地上からの謎の攻撃によってね。
    だから再演算なんてできっこない。つまり、一度でいいから結果を狂わせればいいの」

佐天「(二週間くらい前って……もしかして、あの白い光?)」

佐天「(あれ……でも、今の話って、もしかして)」

佐天「もしかして、御坂さん―――」

御坂「――――そのもしかして、よ」

上条「―――死ぬ気なのか」

149 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:25:31.99 ID:sE6Sw/wA0
御坂「……元はと言えばこの実験は私の責任だからね。だから、責任をとる、それだけよ」

佐天「そんな―――他になにか方法は」「そんなものはないのよ」

御坂「そんなものはないの、佐天さん。
    お願いだから、邪魔しないで。これは、私が考えた、最善で最良の選択なんだから」

上条「……ごちゃごちゃうるせぇよ」

御坂「……ふん。いいからどきなさい。私は今日、実験を終わらせる。
    割り込んで、殺されて、そこで実験は中止よ。
    素敵でしょ?一人の血で一万に近い血が守られるんだから」

上条「―――お前、それ、本気で言ってるのか。
     本気で、残った一万の妹達が救われるって信じてるのか」

御坂「ええ。だからはやくそこを―――」「どかねえよ」

上条「俺は―――ここからどかない」

153 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:30:50.04 ID:sE6Sw/wA0
御坂「―――そう。それってつまり、一万の妹達はどうでもいいってこと?
    これ以外に実験を止める方法が見つからないんだから―――これしかないじゃない」

上条「―――うるせぇ。それでも嫌なんだよ」

御坂「―――まるで子供ね。事実を受け入れられず、気持ちだけしか考えてない。
    アンタの思っているほど、この世界は甘くなってくれないの。さあ、もう一度言うわ。はやくどきなさい」

上条「―――どかない、って言ってるだろ」

御坂「―――そう。そうなの。アンタは一万の命を捨てるってことなのね」

御坂「私はそんなことできない。守りたいの。私の妹達を。
    ―――だから、アンタがそこをどかないって言うのなら、殺してでも前へ進む。
    さあ、最終通告よ―――どきなさい、上条当麻」

上条「――――」

155 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:35:04.35 ID:sE6Sw/wA0

御坂「―――ハッ。じゃあ私を力ずくで止めるって言うのね。なら早く拳を握りなさい。
    アンタがどんな能力をもっているかは知らないけど、今回ばかりは負けられないのよ」

上条「――――嫌だ」

御坂「……何、ですって?」

上条「俺は―――戦わない」

御坂「―――――!」

157 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 00:41:29.10 ID:sE6Sw/wA0
佐天「(―――御坂さんの覚悟が本物だ。死ぬ気なんだ)」

佐天「(そんなの嫌だ。嫌に決まってる。けど――――)」

佐天「(友達だからこそ――――その覚悟に踏み入ることができない」

佐天「(一体、どうすれば―――――まてよ)」

佐天「(目的は学園都市第一位の一方通行とかいう人の能力アップ。つまり主軸はその人だよね。
    だったら、その主軸を壊せば――――例えば。

    私みたいな、無能力者がその人を倒すことができれば―――)」

佐天「(そうすれば、そもそもの前提が破綻する―――けど)」

佐天「(私にそんなことできるわけがない)」

佐天「(―――――ううん、違う。出来る出来ないじゃない。やるんだ)」

佐天「(御坂さんだって、幻想御手の時命をかけて助けてくれた)」

佐天「(だから、今度は私の番に決まってる―――――!」

佐天「――――よし」

173 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 01:49:55.87 ID:sE6Sw/wA0
ミサカ「(――――――)」

ミサカ「(――――風速、0,5以下。時刻は日本時刻で午後8時27分51秒)」

一方通行「――――らさ、オ―――ンだよ」

ミサカ「(第一位の声は聞こえています。けれど、理解に至りません)」

ミサカ「(それよりも――――――)」

       “ならばその壁をのりこえてみろ。必殺猫爆弾!”

ミサカ「(どうして――――)」

       “そんな妹さんにプレゼントです!じゃじゃーん!”

ミサカ「(どうして、あの二人の事を思い出すのでしょうか)」

175 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 01:55:34.52 ID:sE6Sw/wA0
ミサカ「(――――――)」

ミサカ「(――――――わかりません)」

ミサカ「(しかし―――――もしかすると)」

一方通行「……ハァ、何だ何だよ何なンですかァ?俺の言葉にゃ聞く耳もたねェってかァ?ったく相変わらずイラつかせるぜ。
        もういいわ、そろそろ始めようぜ?」

ミサカ「―――そうですね。時刻は午後8時29分43、44、45――――」

ミサカ「(もしかすると、これが―――――)」

ミサカ「――――46、47―――これより第10032次実験を開始します、被験者一方通行は所定の位置に待機してください、とミサカは伝言します」

ミサカ「(――――後悔、という感情なのでしょうか)」

269 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:21:56.27 ID:sE6Sw/wA0
―――実験場

ミサカ「今夜は風が無いのですね、とミサカは呟きます」

ミサカ「これならミサカにも―――勝機があるかもしれません」

一方「あァ?・・・・・・ハッ、なるほどなァ、この匂い・・・・・・ハ、ハハハハハ!いいねェ愉しませてくれンじゃねェか!」

一方「流石に一万回も殺されてりゃ手の一つや二つは思いつくかァ?だがこの作戦はてめェが距離をとれねェって前提がねェと成立しねェってこと、
    ちゃァんと理解してッかァ?」

ミサカ「―――あなたがいかにベクトル操作により素早く動けるとしても、それは直線のみです、とミサカは経験より解答を述べます。 
    これまでの経験からパターンと可能性を読み取り先読みして動けば追いつかれることはありません、とミサカは事実を述べますが」

一方「――――はァ。ッたくよォ、やっぱりてめェらはなァンにもわかっちゃいねェな」

一方「俺の能力忘れたのかァ?ベクトル操作だぜ?追いつく必要なンざ―――ねェんだよ」

270 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:27:08.53 ID:sE6Sw/wA0
カン、カン、カン    ガンッ

ミサカ「!」

一方「ベクトル操作できりゃ離れてても衝撃を伝導させることくれェ朝飯前なンだよ実験動物が。
    一度見せてやっただろォが、忘れたかァ?御自慢のネットワークとやらは健在ですかァ?」

ミサカ「(―――背後から、増幅された衝撃が直撃したようですね、とミサカは先ほどの攻撃を分析します。
       ああ―――体が、動きません、とミサカは自分の置かれた状況を把握します)」

一方「あーあァ、せっかくの作戦も無駄になっちまったなァ。そんじゃ、さくっと死んでくれ―――」



「第四波動ォォォオオオオオ!」

272 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:30:43.08 ID:sE6Sw/wA0
一方「……オイオイ、この場合は実験ってどォなるんだ?―――まァどうでもいいがなァ」

一方「女ァ、お前誰に向かって攻撃したか解ってんのかァ?そんなに死にてェのかよ」

佐天「――――どうでもいいよ、そんなこと」

一方「……あァ?」

佐天「妹さんは私の友達だなんだから―――人の友達に手出してんじゃないわよこの白髪野郎!」

一方「―――ハ、ハハハハ。いいぜいいぜ――――死ねよクソ女」

273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:32:41.69 ID:1gIDNsDS0
反射されてもよける必要なさそうだな

274 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:33:26.05 ID:b4+eJgak0
波動→反射→熱吸収→波動→反射・・・
あれ?ループじゃね?

275 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/28(日) 23:36:42.85 ID:y+Mbm9Kd0
>>274
おおwww

276 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/28(日) 23:38:12.81 ID:sE6Sw/wA0
佐天「っとぉ!?」

佐天「(びびびびびっくりした!いきなり地面が弾けた!これがベクトル操作!」

―――回想、鉄橋から実験場へ

佐天「あ、初春?突然で悪いけど一方通行の能力詳しく教えて!」

初春『一方通行って―――あの第一位ですか?なんでそんな……』

佐天「いいから!早く!ハリーハリーハリー!」

初春『わっ、わかりましたよ……今度何か奢ってくださいね、っと。
    ―――――一方通行、能力名『一方通行』。その能力は世界にある物理的なベクトルを全て操作できる、という能力。
            普段は自動で自分の体に触れようとするものを反射し、その反射を行いながら他のベクトル操作も出来る。
            ベクトル操作によって遠距離へとエネルギーを伝導したり、威力を何倍にすることもできる――――ですかね。本当、ふざk」ピッ

佐天「なるほどね……つまり真っ向から打ち合っても勝ち目はないってことか―――」

――――回想終了

佐天「事前に聞いてなかったら直撃受けてたな……ありがとね、初春」

277 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/28(日) 23:41:39.92 ID:sE6Sw/wA0
佐天「実際に第四波動で攻撃してみたけど、跳ね返ってきたし」

佐天「まあ熱耐性と熱吸収でなんてことなかったけど―――っと!」

一方「おらァ!威勢よく出てきて逃げるだけですかァ?」

佐天「真正面から攻撃しても意味ないって解ってる奴に攻撃する馬鹿がいるわけないでしょうが、ばーか!」

一方「ハ、ハハハ、ハハハハハハハ!決定だァ!てめェはショック死しない程度に神経のベクトル操ってじわじわなぶり殺しにしてやンよォ!」

佐天「(―――けど、確かに事実だ。まともな攻撃が通らないのに、どうやって勝てば―――)」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:42:09.16 ID:2qtXFuceO
なんか戦闘センスの片鱗を感じる

279 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/28(日) 23:48:04.41 ID:sE6Sw/wA0
一方「うろちょろうろちょろよォ……なら、これならどうだァ?」ガンッ

佐天「な――――!」

佐天「(鉄骨の雨!?何それ、ふざけて―――)」

ガガガガガガガッ!

一方「――――っは、やりすぎちまったかァ?オイオイ、まだ生きててくれよォ?てめェにゃそう簡単にくたばってもらっちゃ困るンだからよ」

佐天「―――――っはぁ!危なかった!」

一方「―――?ッハ、避けきったかァ?だよなァ、今ので死なれちゃこのイラ立ちが収まらねェから――――なァ!」ガガッ

佐天「(今度は地面を蹴って―――けど)」

佐天「(なんだろう――――戦いなんてしたことないのに)」

佐天「(次にどう行動すればいいのかわかってくる――――)」

一方「……なンだテメェ、どうして今のを避けられる」



280 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/28(日) 23:54:31.83 ID:sE6Sw/wA0
一方「目の前への広範囲弾幕―――あの速度を避けるなンざできねェはずだ」

一方「だがテメェは、その初動作を見た瞬間にななめ後ろに避けやがった」

一方「いや、ンなことよりも―――その速さはどういうこった。今のは解ったとしても避けられる速さじゃねェ攻撃だったはずだ」

佐天「――――なるほど。もしかしたら」

佐天「へへっ、だとしたら――――第一位さん。あなたの攻撃は絶対に当たりませんよ」

一方「――――言うじゃねェか」

一方「だったら!せいぜい死ぬまで避けてみやがれってンだ!!!!!」ガガガガガッ



282 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/28(日) 23:58:45.89 ID:TwqjJvzb0
左天さんが力を貸してくれてるんだな

283 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 00:04:20.74 ID:gyiTQgX40
一方「―――――――オイオイ、何の冗談だこりゃァよォ」

一方「鉄骨レールコンテナ砂利―――あるもンまとめてぶつけてやったのに」

一方「なんでテメェは無傷なんですかァ!?」

佐天「――――別に驚くことじゃないでしょ?」

佐天「降ってくる鉄骨をかわして、
   波打つレールを利用して、
   コンテナの後ろまで跳んで、
   向かってくる砂利を防いだだけなんですから」

一方「だからそれがおかしいつってンだろうが!」

一方「全て同じタイミングで操作してやったンだ―――ンなこと考えてる時間があるわけねェだろうが!」

佐天「あんなもの、反射でできますよ、第一位さん」

一方「――――は」

一方「――――は、はは、ははははh!」

一方「いいねいいねいいねェ!!!再ッ高だぜテメェ!ここまで俺をイラつかせたのはテメェが始めただぜクソ女ァ!!」
    

286 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 00:07:44.59 ID:gyiTQgX40
    ・ ・ ・
佐天「そして」

佐天「攻撃することで夢中で周りが見えてないみたいですが―――今、あなたは閉じ込められました」

一方「―――ンだと」

一方「(そういや今飛ばしたモンで前が完全に塞がってやがる―――後ろは、コンテナか)」

一方「だからどォした―――佐天「第四波動ォォォォオオオオ!」


ゴォッ



287 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:11:20.60 ID:gyiTQgX40
一方「―――――馬鹿かテメェ。最初に反射してやったの忘れたンですかァ?」

佐天「今のはあなたを攻撃したんじゃないですよ―――周りを燃やしたんです」

一方「――――あァ?何言って――――テメェ、まさか」

佐天「遅いですよ――――第四波動ォォォオオオオオオオ!」



佐天「――――あれ?」

288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 00:16:02.17 ID:Kb0bnNHe0
熱が切れたか?

290 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:17:21.95 ID:gyiTQgX40
佐天「なんで、出な―――」

佐天「(しまった――――今反射されてきた分を吸収しただけじゃ、足りなかったの?!)」

佐天「(範囲を大き目にしたから、その分――――待って。待って待ってちょっと待って)」

佐天「(熱が足りなくなってきたってことは、つまり――――!)」

佐天「―――っく!」

一方「――――閉鎖された空間で酸素を燃焼させることによって酸欠状態に持ち込もうって魂胆だったのかァ?」

佐天「!――――っわぁっ!?」

一方「危なかったなァ・・・・・・流石の俺も酸素が無けりゃ死んじまうからなァ?」

一方「だがテメェはその千載一遇のチャンスを取り逃がしたってワケだ――――ハハハ!どォやらその攻撃、制限があるみてェだなァ!?
   焦ってるぜェ、テメェの顔がよォ!!!」ガッ

佐天「つぅ―――!」

一方「ハ、ハハハ!クリーンヒットォ!ようやっと当たりやがったかこのクソ女ァ!」

291 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:19:55.19 ID:gyiTQgX40
ズサァ―――z____ッ

佐天「う、げほっ……」

佐天「(良かった―――とっさだったけど腕で防げた)」

ミサカ「大丈夫ですか、とミサカはあなたの心配をします」

佐天「!妹さん!だ、大丈夫ですか?!」


一方「人の心配してる余裕あるんですかァ?」


292 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:22:05.81 ID:gyiTQgX40
佐天「っ!」

佐天「(まずい―――ここじゃ妹さんに被害がいっちゃう)」

佐天「(早く移動しないと――――!)」

ガクンッ

佐天「――――あ」
             ガソリン
佐天「(嘘―――――熱量切れ!?)」

295 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:26:50.54 ID:gyiTQgX40
一方「おっとォ、いきなり片膝ついてどォしたんですかァ?さっきの一撃で大ダメージってとこですかァ?」

一方「まァいい―――動けねェンなら、さっさと死にな」

ミサカ「待ってください」

ミサカ「この人はただの一般人です。実験とはなんら関係ありません。
    余計なことはせずに、このミサカを一刻もはやく殺害することを優先すべきです、とミサカは――――

一方「黙ってろ実験動物」

一方「一般人?実験に無関係?ンなことどォでもいいンだよ。
    俺に喧嘩売ってきたンだぜ?だったら黙って―――死ンどくべきだろォが」


296 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:30:27.04 ID:gyiTQgX40
佐天「―――――――」

一方「テメェも意味なかったなァ?実験を止めに来たみてェだが結局死体がひとつ増えるだけってことになっちまった」

佐天「―――――――」

一方「まァ安心しな、せいぜいゆっくりじっくり気を狂わせながら殺してやっからよォ」

佐天「――――――ははは」

一方「?なンだァ?死ぬのが怖くて狂っちまったかァ?」

佐天「―――違いますよ」

佐天「私がいたことに意味はあったんです」

一方「ハァ?」

佐天「そもそも、私は友達を助けたかっただけで――――正義の味方なんて、柄じゃないんですよ」

297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 00:34:41.36 ID:VgbpOvlzO
珍しく純悪一通

299 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:36:06.49 ID:gyiTQgX40
一方「テメェ、何言って―――――」

一方「―――やァれやれやれ、何だ何です何なンですかァ?今夜は随分自殺志願者が多いみてェじゃねェか」

上条「―――離れろよ」

上条「―――今すぐ二人から離れろよ」

一方「テメェ、誰に向かって命令してンだァ?ッたく、無知は哀れだよなァ、何にも知らずにつっこんできて自滅してくンだからよォ。
   そこの女だって結局俺に何も出来ずじまいだっかたらなァ―――」


上条「―――ごちゃごちゃうるせェんだよこの三下が!!」

302 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 00:40:45.87 ID:x+b6c5mn0
そげぶキターーーーーー(ry

303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 00:42:00.26 ID:jGlrj8Yi0
正義の味方キター(゚∀゚)

304 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:44:07.13 ID:gyiTQgX40
一方「――――はァ」

一方「最悪な気分が最ッ高に最悪になっちまったじゃねェか」

一方「どうしてくれンだァ?」ジャリ...

ミサカ「待ってください、とミサカは二度目の制止を試みます」

ミサカ「今回実験場へ一般人の侵入を許したのは妹達の責任です。
    この二人は全く関係ありません、無意味な殺害を行うよりも、はやくミサカを殺害して実験をしゅうりょ――――」


上条「お前は黙ってろ!!!」


ミサカ「」ビクッ

ミサカ「―――止めてください。私の替えなどいくらでも用意できます。
     ミサカが死んでも残りのミサカがいます―――貴方達が救う命なんて、それだけのものなんです、とミサカは――――」


上条「馬鹿なこと言うんじゃねぇよ!!」

305 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:49:22.90 ID:gyiTQgX40
上条「妹達だとか、クローンだとか、そんなことはどうでもいいんだよ!」

上条「俺が出会って、缶ジュースを運んでくれて、ノミを退治して、ネコにイヌって名前をつけたミサカは―――お前一人だけじゃねえか!」

上条「世界でたった一人のお前の替わりなんて―――いるわけないだろ!」

佐天「―――そう、ですよ、妹さん」

佐天「プリンの味を知ってる妹さんは妹さんだけです」

佐天「妹さんはそれだけで―――ずっとずっと、特別なんですから」

上条「そういうことだよ御坂妹」

上条「だから―――勝手に死ぬなよ。まだ言いたいことが山ほどあるんだ」

上条「――――今からお前を助けてやる、お前はそこで黙って見てろ」

309 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 00:53:09.37 ID:gyiTQgX40
一方「――――茶番は終わったかァ?」ガンッ

上条「な―――レールがぁ―――ッ!?」

一方「……おせェよ」

一方「遅ェ遅ェ遅ェ!あの女よりもずっと遅ぇンだよ!!!」ガガッ

上条「(鉄骨――――!?)――-が、ぁ―――ぐ」

一方「何だ何だよ何ですかァ?正義の味方気どりがこの程度てのたうちまわってンじゃねェぞ三下がァ!!!」

315 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:01:44.43 ID:gyiTQgX40
佐天「――――」

佐天「(駄目だ……身体強化、無理しすぎた。
     体中が痛い。力も入んない。全然動けないや)」

佐天「(結局私じゃ一方通行を止めることはできなかったけど――――上条さんの『幻想殺し』なら、なんとかなるかもしれない)」

佐天「――――もしなんともならなかったら、ここで死んじゃうのかな」

佐天「――――まぁ。この心に一片の悔い無し、かな」


ミサカ「何をぶつぶつ言っているのですか、とミサカは戸惑いながらたずねます」

317 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:04:28.76 ID:gyiTQgX40
佐天「あぁ、妹さん、大丈夫?」

ミサカ「少なくともあなたよりは大丈夫です、とミサカは自分の体の調子を確かめます」

ミサカ「ですが―――やれやれ、どうにも、足が折れているみたいですね、とミサカは自身の損傷を確認しました」

佐天「ええ?!大丈夫なの!?」

ミサカ「ですからあなたよりは―――いえ、もういいです」

ミサカ「それより――――どうして、こんなことを」

佐天「友達だからだよ?決まってんじゃん」

ミサカ「」

325 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:08:34.48 ID:gyiTQgX40
佐天「うーん、なんでそこで不思議そうな顔するかなぁ」

ミサカ「・・・・・・理解できないからです、とミサカは答えます」

佐天「そっかな?でも、御坂さんだってそうしてくれるよ」

ミサカ「お姉さまが・・・・・・?」

佐天「うん。あれは私が幻想御手に――――」

ドゴォンッ

佐天「うぇっ!?何、爆発!?」

ミサカ「――――危ない、とミサカはとっさに跳びかかります!」

ガツン

佐天「え―――妹さん?」

336 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:17:19.45 ID:gyiTQgX40
ミサカ「う―――と唸ってミサカは気を―――」バタン

佐天「え、妹さん!?ねぇ妹さん!!」

佐天「どうしよう・……妹さんが……」


ズサァァ―――z_____ッ

一方通行「がァ―――、つ―――」


佐天「な―――(あの一方通行が、やられてる―――!)」

佐天「―――そっか。上条さんの右手、通じたんだ」



337 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:22:35.79 ID:gyiTQgX40
上条「全力を振り絞って必死に生きて、精一杯努力してきた人間が――――なんで!
   テメェみてえな人間の食い物にされなくっちゃなんねえんだよ!」

佐天「(一方通行―――脅えてる?)」


一方通行「――――く」


佐天「?(え―――違う)」


一方通行「くか、」


佐天「(あの、表情は――――)」


一方通行「くかきここかきくけこかくえこかきくかかかけここかきくくかけこきくかけくここかかかかくけこきかかか――――ッ!」

339 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:28:55.36 ID:gyiTQgX40
ゴウッ!

上条「う―――おおおおおおおお!?」

佐天「く―――(風!何あれ、なんでいきなりこんな風が―――)」

佐天「―――、まさか。風のベクトルを―――?」

一方通行「……、は」

一方通行「……、はは」

一方通行「ハハハハハッ!おらおらどォしたンですかァ!まさかさっきの一撃でくたばったとか言うンじゃねェだろォなァ!
      そンなンじゃ足りねェよ、テメェにはもっと貸しがあるだろォが!!!!!」

佐天「(また風を集めて―――)」

一方通行「空気を圧縮、圧縮、圧縮ねェ―――ハ、いいぜ、最高に愉快なことを思いついたぜ」

340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 01:29:34.47 ID:ldtIIaUC0
プラズマとか熱の宝庫じゃねーか

341 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:31:47.63 ID:gyiTQgX40
佐天「(―――風を集めてる、けど撃たない……どうして)」


御坂「――――止まりなさい、一方通行」


佐天「な―――御坂さん!」

御坂「佐天さん―――ごめんね、そんなにボロボロにしちゃって」

上条「―――やめ、ろ。御坂」

上条「お前が、手を出したら――――」

御坂「―――わかってる。けど、」

御坂「このまま放っておくなんて出来ない」

御坂「たぶん、私は―――アンタに死んでほしくないのよ

342 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:34:25.13 ID:gyiTQgX40
佐天「けど―――駄目ですよ!電磁砲なんて撃ったら反射されて!」

御坂「―――いいのよ」

佐天「―――!そんな、御坂さん」

御坂「いいの―――初めから、こうなるはずだったんだから」

御坂「私が死んで、実験は終わる―――これで、シナリオ通――――え?」

佐天「う……何、あれ?白い光……」

御坂「うそでしょ……あれって」

御坂「あんなの、人に向けるもんじゃないわよ―――」

345 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:38:56.82 ID:gyiTQgX40
ミサカ「う―――と、ミサカは頭をさすりながら目を覚まし―――なんですか、とミサカは眼前の状況に疑問を抱きます」

佐天「妹さん!よかった、無事だったんだね!」

ミサカ「そういうあなたも無事でなにより、とミサカは安心し―――御坂「ねえお願い!」ガッ

御坂「アンタ達ってネットワークで学園都市中の妹達と繋がってるのよね?!」

ミサカ「はい、とミサカh「じゃあ!お願い、あれを―――あの攻撃を止めるのを、手伝って!」

ミサカ「―――ーなるほど、把握しました、とミサカは現状を理解します」

348 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:43:28.77 ID:gyiTQgX40
一方通行「(―――ン?)」

一方通行「(なンだ?いきなりバラけてきやがった―――仕方ねェ、演算し直すか)」

一方通行「(――――おいおい、どういうこった、なンで捉えられねェ、計算式にミスは見あたら―――!)」

一方通行「―――あのヤロォ!!!」

御坂「へへ、どう?この、学園都市中に点在する風力発電機での風の生成―――こんなの、アンタだって演算できないでしょ?」

御坂「もう、アンタのその技は破れて――――」




一方通行「舐めンじゃねェぞ雑魚共がァ!!!」

349 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 01:44:27.76 ID:3j93Lul10
まさか

350 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 01:46:15.48 ID:oYjWwicJ0
ま・・・さ・・か・・・

351 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:47:17.69 ID:gyiTQgX40
一方通行「風力発電機で気流を乱した程度でどォにかなると思ってンのか!?
      それも含めて演算してやりゃいいだけの話だろォが!!
      学園都市中の研究所をタライ回しにされた俺が―――――発電機の位置を把握してねェと思ったのかァ!?」

ゴウッ

御坂「な――――嘘」

御坂「そんなの、無理よ。無理に決まってる―――」


一方通行「無理かどォかはモノ見ていいなァ格下がァ!!」


御坂「―――――そんな。なんで、こんなの演算できるのよ」

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 01:48:47.36 ID:3j93Lul10
まじかwwwwwwwwwwwwwwwwwww

353 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 01:49:47.53 ID:Kb0bnNHe0
アクセラsugeeeeeeee

354 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:51:09.05 ID:gyiTQgX40
一方通行「ハハハハハ!いいゼいいゼェ!!!!!人生でサイッコォに頭が回っテキやガった!!!
      ヒ、ハハ、ハハハハ、ハ―――――――――――――――ッ!!!!!!」


御坂「そんな……こんなの、本当にうつ手ないじゃない……」


佐天「妹さん……あの白いのってなんなんですか?」

ミサカ「あれはプラズマですね、とミサカは今の今まで何かわかっていなかったあなたに驚きです」

佐天「プラズマ?」

ミサカ「高熱の塊ととらえれば良いでしょう、とミサカはこの危険な中緊張感の欠けるあなたに拍子抜けします」

355 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:53:20.99 ID:gyiTQgX40
佐天「(熱―――だったら)」

佐天「(けど―――体、動かない)」

佐天「(うぅ―――なんで、こんな時に動かないのよこの体は――――!)」




左天≪やれやれ、目を覚ましたら。
          随分大変なことになってんじゃねぇか、涙子≫

356 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 01:54:04.01 ID:3j93Lul10
左天さんキターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

357 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 01:59:10.87 ID:gyiTQgX40
佐天「(左天さん!?)」

左天≪ったく、なんでこんな時にへばってんだ?≫

佐天「(あの、強化使いすぎちゃって、それで……熱も切れちゃったし、その)」

左天≪熱切れだ?そんなことあるかよ≫

佐天「(え―――どういう意味ですか)」

左天≪お前なぁ……熱なんて、そこら中にあるだろうが。
     地面だろうと、空気だろうと、よ≫

佐天「(あ)」

左天≪……随分使いこなしてきてると思ったら、なんでそんなことに気づかねぇのか。
      早くしろ、ピンチなんだろ?≫

佐天「(あ―――は、はい!)」

左天≪だが覚悟しとけ―――強化つっても、これ以上やったらお前の体がどうなるかわからねぇ。最悪―――≫

359 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 02:00:13.40 ID:3j93Lul10
やっぱ気づいてなかったか

360 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:01:25.98 ID:gyiTQgX40
佐天「後のことなんてどうでもいいんです!」

佐天「私は―――今動けなきゃ、意味ないんです!」

左天≪―――そぉかい≫

左天≪だったら頑張んな―――今回ばかりは、手助けしてやる≫

佐天「え?手助けって――――」

左天≪いいから早くしやがれ!≫

佐天「はいっ!」

361 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:04:31.78 ID:gyiTQgX40
一方通行「ハ―――ハハ――――
       きた。きたぜ。
                    さよならだ。三下」



一方通行「ハ、ハハ、ハハハハハハハハハ!やっぱり俺って最強ォだよなァ!!!!!!!
      この力があれば!レベル6なンてもンいらねェ!!!!!世界を!!!手に入れたようなもンだからなァ!!!!!
      ヒャハアハハハハアキアカハッサウffdバギウh;wrj:kbgs」



一方通行「―――――――――――死ね」

365 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:11:15.12 ID:gyiTQgX40
御坂「う……うわあああああああああああああああ!!!!!」ビリビリ

御坂「(少しでもいい!少しでも!あのプラズマを――――!!!)」


一方通行「うぜぇよ格下」キュンッ


御坂「づ――――う、ううううううううう!」


一方通行「お前はそこで黙って見ときゃいいンだよ。せいぜい絶望しな」


一方通行「さァてお待ちかね――――今度こそ、消えやがれ」







佐天「やれやれ―――なんとか間に合ったね」

366 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:13:24.13 ID:gyiTQgX40
一方通行「あァ?前に出てきてなンだテメェ」

一方通行「そォかそォか、一緒に死にてェか」

一方通行「なら死ね。さっさと死ね。息をする間もなく死ね。苦しむ暇なく―――――死ねェ!!!!!!!!!!」


カッ





一方通行「―――――――ハァ?」

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 02:14:07.29 ID:3j93Lul10
wktk

368 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:16:49.28 ID:gyiTQgX40
佐天「いやぁー、地面みたいな広くて特定しにくいモノから熱を吸収するって、凄く難しいんだよね」

佐天「左天さんが助けてくれたからなんとかなったけど――――」

佐天「御坂さんが時間かせいでくれなかったら、間に合わなかったかな」

佐天「ありがとね、御坂さん」


一方通行「――――どォいうことだよ」

一方通行「ハ、ハハ―――ワケわかンねェ。なンで。直撃だったろォが」

一方通行「なンで!なンでなンでなンで!!!!テメェは消えてねェんだよォォォオオオオオオオ!!!!!!」

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/29(月) 02:18:21.37 ID:khsoVrMs0
一方さんが子供にみえるw

370 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 02:22:54.91 ID:gyiTQgX40
ザッ............


佐天「!」

御坂「あ―――」

一方通行「――――ははは」


上条「――――――――」


一方通行「ハ、なンだ、畜生、なンだよお前ら、なンで立ち上がるンだよ、くそ、なンだ、なンで、あァ、」

一方通行「―――――ァァァァアアアアア!!!!!死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!!!
      来ンじゃねェよ!死ンじまえよ!俺の邪魔すンじゃねェよ!!!!!!!!!!!!!!!!!」

一方通行「俺は――――こんなとこで負けるわけにいかねェんだよォォォォオオオオオ!!!!!!!!!!」ゴウッ

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 02:24:41.28 ID:3j93Lul10
そ・げ・ぶ! そ・げ・ぶ!

372 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:25:51.66 ID:gyiTQgX40
上条「―――お前の事情は知らない」

上条「だがな」

上条「他人の命を奪って手に入れるモノなんて――――俺がブチ壊してやる」




上条「――――――歯ァ食いしばれ最強」



上条「俺の最弱は、ちっとばっか響くぞ――――!!!」

374 名前: ◆oDLutFYnAI [] 投稿日:2010/03/29(月) 02:28:37.39 ID:gyiTQgX40
こうして私たちの長い夜は終わった。
その後、御坂さんの手配で私たちは病院に運び込まれた。
そして―――――


第四部 完

418 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:09:09.01 ID:gyiTQgX40
――――8月22日 病院

佐天「―――――――――ん」

佐天「ここ……病院、かな……―――――痛っ!?」

佐天「痛い!いたたたたたたたたた何これ体無茶苦茶痛い!!!!」

佐天「はぁ……はぁ……ぜ、全身が筋肉痛になったみたいだよぅ」

左天≪だから言っただろ、どうなってもしらんぞ、ってな≫

佐天「そりゃまあそうですけど、あの時はああするしか……あれ?まだ起きてたんですか?」

左天≪一度眠ったがな。少し前に起きた≫

419 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:11:59.38 ID:gyiTQgX40
佐天「最近起きてこないと思ったらこんな短期間で二度も……どうなってるんですかね?」

左天≪知らねぇよんなこと≫

佐天「む……なんか冷たくないですか?」

左天≪あぁ?そんなつもりはないがなぁ。基本がこうだぜ?≫

佐天「そうですかー?……あ、そうだ」

420 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:15:18.26 ID:gyiTQgX40
佐天「戦ってる時、体がほとんど反射的に動いたんですけど……やっぱりあれって、左天さんのおかげなんですか?」

左天≪どういうこった≫

佐天「んー、いや、だって私、ただの中学生じゃないですか。なのにあんな派手な戦闘普通こなせないですもん。
    だけどなんだかどう動けばいいのかわかったのは、やっぱり左天さんの経験とかが流れ込んできてるのかなぁと思って」

左天≪そりゃ俺にはなんとも言えねえが……そう思うんならそうなんじゃねぇか?それ以外に心当たりがないってんならよ≫

佐天「そっかー……」


ガラッ

423 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:17:38.74 ID:gyiTQgX40
佐天「あ、妹さん」

ミサカ「おはようございます、とミサカはまさか起きているとは思っておらず不覚をとりながらも華麗に挨拶をします」

佐天「体は大丈夫―――って、松葉づえついてる!大丈夫じゃないじゃん!」

ミサカ「いえ、単純骨折でしたから、すぐにくっつきますよ、とミサカは答えます」

ミサカ「それに、あなたほどではありません、とミサカは人の心配ばかりするあなたに少々呆れます」

425 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:21:01.08 ID:gyiTQgX40
ミサカ「両腕にヒビ、全身の筋肉の裂傷、各関節の損傷―――どう考えても大けがです、とミサカはあなたの状態を述べます」

佐天「なにそれこわい」

ミサカ「けれど命に別状はありません。この病院の科学力をもってすれば、3日ほどで回復するでしょう、とミサカは安心させます」

佐天「そっか」

佐天「――――実験、どうなったの?」

426 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:24:41.83 ID:gyiTQgX40
ミサカ「――――凍結、という形になりました。とミサカは答えます」

佐天「凍結……」

ミサカ「とは言っても、「樹形図の設計者」が無い今、無期限延期ともとれます、とミサカは答えますが」

佐天「それって、一応中止になった、ってことでいいのかなえ」

ミサカ「その認識であながち間違いではないでしょう、とミサカは答えます」

佐天「そっかぁ……よかったぁ」

428 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:32:33.33 ID:gyiTQgX40
佐天「よかった……本当によかったよぅ……」ポロポロ

ミサカ「……」

佐天「―――うぅ・・・」ぐすぐす

ミサカ「―――」

佐天「――ふぅ……じゃあさ、妹さん……私が退院したらさ、また一緒に遊びにいこうよ。
    今度は実験とか、そんなこと考えずに――――」

ミサカ「残念ですがその申し出を受けることはできません、とミサカは首を横に振ります」


佐天「え」

429 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:37:47.32 ID:gyiTQgX40
ミサカ「―――ミサカの体はクローンの中でも、急激に成長させたため、輪をかけて短命なのです、とミサカは自身を説明します」

ミサカ「しかしこれから研究所でメンテナンスを受け―――ある程度、寿命を回復させます」

ミサカ「そのため、少しの間あなたと会うことはできなくなります」

佐天「あ……そう、なんだ」

ミサカ「――――ですから」

ミサカ「メンテナンスが終わったら――――あなたに、連絡してもよろしいですか、とミサカは確認をとります」

佐天「――――うん」

ミサカ「今度は、ミサカの方から、その、友達を、遊びに誘いたいと思って、えっと、ミサカは、」

佐天「うん!楽しみに待ってるからね!早くメンテナンスなんて終わらせて電話してきてよー!」

ミサカ「―――はい、とミサカは、何故か涙を、流しそうで」

431 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:42:57.85 ID:gyiTQgX40
―――――――――。


ミサカ「それでは、また。とミサカは病室を後にします」パタン

佐天「――――」

左天≪……よかったじゃねぇか≫

佐天「うぉわぁ!?左天さんまだ起きてたんですか!?」

佐天「うあー!なんか恥ずかしい!すごく恥ずかしい!もがきたいけど体が痛い!悔しい!うー!!!」

左天≪しょうがねぇだろ目つむってても声だけは入ってくるんだからよ……≫

左天≪それより……救えたじゃねぇか、救いたいもんがよ≫

佐天「―――まあ、私だけじゃどうにもならなかったんですけどね」

佐天「左天さんがいて、上条さんがいて、妹さん達がいて、御坂さんがいて……結局、私一人じゃ何も出来なかった」

佐天「まだ―――まだ駄目なんです。こんなのじゃ―――」

左天≪―――止めはしないがな。だが世の中結果が全てだぜ?下らねぇ自尊心なんか犬にでもやっときゃいいんだよ≫

433 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/29(月) 12:46:27.26 ID:gyiTQgX40
佐天「……」

左天≪……さて。そろそろ俺は寝る時間みてぇだな。次にいつ会えるかわからねぇが―――熱吸収、練習しとけよ≫

左天≪お前が本当に一人でなんとかしようと思ってんなら―――誰よりも強くならねぇと、死ぬだけだ≫

左天≪じゃあな≫


佐天「…………わかって、ますよ」

435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/29(月) 13:12:00.30 ID:gyiTQgX40
――――。

佐天「……ん。寝ちゃってたか」


初春「さーてーんーさーんー……」


佐天「うわっ!?初春どうしたの!?」

初春「どうしたのじゃないですよ!!御坂さんから連絡あって、それで・……何してたんですか!心配しましたよ!もう!もう!」

佐天「痛い!やめて初春体すっごく痛いから叩かないで!」

初春「知りません!何してたか言ってくれたらやめます!」


御坂「それについては私から話すわよ、初春さん」



529 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:11:40.26 ID:yOCDN0ME0
御坂「かくかくしかじか」

初春「まるまるうめぇうめぇ」

佐天「えー」

御坂さんの説明は半分くらいが嘘だった。
上条さんと一方通行が戦っている最中に乱入した御坂さんの放った電撃が反射されてきたのを私がとっさに御坂さんをかばって食らってしまった、というものだった。

御坂「何しろ全力でうっちゃったから……ごめんね?本当にごめんね佐天さん」

佐天「はぁ……まあ、いいスけど」

初春「だから体中が怪我だらけになったんですね……もう!御坂さんの電撃を浴びるなんて馬鹿ですかこの馬鹿佐天ちゃん!」

佐天「えー」

御坂「まあ、私の電撃をあびても生きていられたんだから凄く運がいいのよ?」

佐天「(なんでこんなボロクソに言われてるんだろう)」

530 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:15:12.99 ID:yOCDN0ME0
初春「それじゃあ、私風紀委員の仕事あるので行きますけど……ちゃんと安静にしててくださいね」

佐天「わかってるよん。まあこの体じゃ全然動けないんだけどねー」

御坂「佐天さんのことは私にまかせて頂戴ね」

初春「ではではー」パタン

御坂「……行ったわね」

佐天「……あの、みさk」

御坂「ごめんねあんな嘘ついて。けど、ちょっと気になることがあったから」

佐天「気になること?」

御坂「佐天さんの能力のことよ」


佐天「……あちゃー」

531 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:16:26.36 ID:hrBGouGZ0
そりゃきになるわな

532 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:22:00.53 ID:yOCDN0ME0
御坂「あちゃー?……やっぱり、何か秘密にしてたのね?」

佐天「んー……まだ皆には教えたくなかったんですけどねー。しょうがないです」

佐天「あの時御坂さんをビンタしちゃったこともありますし……話しますけど、皆には内緒にしといてくださいね?」


佐天「∠⊥鹿々」
御坂「??馬々……」

御坂「にわかには信じ難い話だけど……」

佐天「けど無能力者佐天ちゃんがいきなりそんな能力開花させる方が信じられないじゃないですか」

御坂「まぁ……あ」

佐天「気にしてないんでいいですよん(能力の片りんもあるみたいだしね)」

534 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:30:09.88 ID:yOCDN0ME0
御坂「けど……熱吸収、その熱を使っての攻撃、身体強化、熱耐性、熱感知。
     すごいわね。それに私たちの能力みたいな演算も必要としないなんて……」

御坂「(そういえば聞いたことあるな……私達とは異なる在り方の異能の力を持った人間を「原石」って呼ぶって。
    そうなると佐天さんの能力もそれに――――だとすると)」

御坂「ねぇ佐天さん、その能力のこと知ってるのって誰か他にいる?」

佐天「他に、ですか?んー……上条さんくらいですかね」

佐天「(本当はステイルさんも知ってるけど、それはふせとこう)」

御坂「そう(なんでアイツが知ってるんだろ……)。
    それ、あんまり他人に教えないほうがいいと思う」

535 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:32:43.57 ID:yOCDN0ME0
佐天「え?」

御坂「だってそんな珍しい能力、大々的にバレたら研究者達のかっこうのエジキじゃない」

佐天「あー……そですね。捕まっていろいろされちゃうのは嫌ですね……」

御坂「あんな実験してたくらいなんだから、正直どんなことされるか想像できないわよ……」

佐天「……実験、か」

佐天「御坂さんは聞きました?実験は凍結になったって」

御坂「……ええ。妹からね」

537 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:35:24.69 ID:yOCDN0ME0
御坂「そうだ……本当にありがとう、佐天さん」ペコリ

佐天「うぇ!?いきなりどうしたんですか御坂さんらしくない!」

御坂「……お礼を言うのが私らしくないですって?そんなこと言うのはこの口か!この口か!」

佐天「いひゃい!ひゃめてくらはいほめんなはい!」

御坂「……だってさ、結局私じゃ止められなかったもん」

御坂「アイツがいて、佐天さんがいて……ようやく止められたの」

御坂「だから、本当にありがとう」

539 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:38:50.69 ID:yOCDN0ME0
佐天「あははは、いいんですよそんなの」

佐天「友達を助けるのは当然です!それに、御坂さんも幻想御手の時助けてくれたじゃないですか」

佐天「だから、もし御坂さんが私に何か感じてるのならこれで貸し借りなしってことで!」

佐天「それに―――結局、助けてくれたのは上条さんですよ」

御坂「――――そう、かな」

砂糖「そうですよ。そういえば上条さんとこは行ったんですか?」

御坂「う……まだ、だけど」

佐天「なら早く行かないと。正義の味方はあの人なんですから」

542 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 00:42:02.15 ID:yOCDN0ME0
御坂「じゃあ、ゆっくり休んでね、佐天さん」

御坂「何か欲しいものあったら電話して?買ってくるからさ」パタン

佐天「はーい……ふぅ」

佐天「―――ま、能力ばれちゃったのはしょうがないか」

佐天「さて……ゆっくり休もう」



こうして無能力者達と超能力者達の戦いは終わった。
しかしこの時佐天涙子は気づいていなかったのだ。
次に自分が巻き込まれる、不思議な出来事に―――

幕間 完

551 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:04:17.32 ID:yOCDN0ME0
―――8月27日 夜

佐天「あーぁぁぁ……っと。もうあと三日で夏休みも終わりかー」


8月25日に私は退院した。
ちなみにあの23日には体はほとんど動くようになっていた。学園都市の医療技術の凄さを思い知る。
体が動くようになったので、病院の売店でお菓子買って上条さんのお見舞いがてら遊びに行った。
その時あの一方通行がどうだとか「佐天さんは無茶しすぎだ」「女の子なんだから」と言われたが、
上条さんの方がよっぽど無茶してると思う。私より重症だしね。
話をしているときにお医者さんが来たので、あの日私たちと一緒に病院に運ばれてきた人は
どうなったのか聞いたら、その日の朝に退院していったそうだ。
なんでも、殴られて殴られて意識が飛んだだけだから、そんなに大けがではないらしい。
それより私の怪我(全身の筋肉や関節への負担)を不思議がられたが、事情があるなら、と
詳しくは聞かれなかった。ありがたい。


そして退院してからは普通にいつも通りに初春達と遊び、能力の練習をして、
熱の勉強をして――――そして、今に至る。

554 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:10:13.01 ID:yOCDN0ME0
左天≪よぉ涙子。精が出るな≫

佐天「まー今のままじゃこの前みたく熱切れでどうしようもありません、ってなりますからね。
    空気中や地面みたいなところからでも熱吸収できるようにならないと」

佐天「けどやっぱり難しいです……なんかコツとか無いですか?」

左天≪コツってもな……俺もひたすらに鍛錬積んできた能力だからな。学園都市の能力みたいに演算とやらをしてもしょうがないからな≫

左天≪だがな、誇っていいんだぜ?以前俺の能力を覚えた奴がいたが、そいつは最初は熱吸収すら使えなかったんだからな≫

左天≪それに比べりゃお前はセンスがあるんだよ≫

佐天「そっかなぁ」

左天≪ま、この能力はじゃじゃ馬だからな……気長にやんな≫

佐天「はーい(しかしじゃじゃ馬とは死語な)」

左天≪聞こえてるぞ≫

佐天「oh...」

557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:14:13.20 ID:hrBGouGZ0
神父のことか

556 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:13:20.91 ID:yOCDN0ME0
佐天「んっ……そろそろ寝よっかな」

佐天「そういえば最近一日一回くらい起きてきますよね。どうしたんですか?」

左天≪さぁな。こればっかりは俺にもよくわからん……っと、こっちもそろそろみてぇだな≫

佐天「ん、じゃあおやすみなさーい」

左天≪ああ、しっかり寝ろよ。じゃあな≫

佐天「……むぅ。おやすみ、くらい言ってくれてもいいのになぁ」

560 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:18:39.88 ID:yOCDN0ME0
―――8月28日 朝

佐天「―――――……ん」

佐天「(あれ……なんだろこれ……なんか硬いのがある)」

佐天「(あ……でもなんかあったかい……それにちょうどいい太さだ)」ギュッ

佐天「んんー……」すりすり

562 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:23:22.38 ID:yOCDN0ME0


俺は左天。名前は捨てた。拾い直す気もない。
厄介な敵により学園都市とか言う別世界に転移され……その際にうけたダメージで瀕死になる。
それから色々あって佐天とかいう娘に能力をやったんだが・……俺の意識までそいつの頭ん中に残っちまった。
どういう理屈かわからんが、ミッシングリンクの能力を一度も成功しなかった「継承」によって移したのだから、色々あるのだろう。どうでもいい。
そして普段はその娘の意識の底で沈んでいるがたまに浮上し話をしていた。
そんなどうにもこうにもよくわからん状態の俺だったが――――


左天「……どうしてこうなった」


今、腕に佐天涙子が抱きついている。

563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:26:06.82 ID:0sRtO2Qc0
どうしてこうなった!

565 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/31(水) 01:28:17.01 ID:BQGdsdOO0
一体何が起きてるんです?

569 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:37:41.75 ID:yOCDN0ME0
佐天「ん……ふぅ……」

左天「……」

左天「……いや、ガキの趣味はねぇが」

そうだ。俺には別にガキを愛でる趣味はねぇ。あの神父はそうみたいだったが。
しかし。しかしだ。
ガキにしては発育のいい身体だったり衣服の生地の薄さだったり密着されたりすると、色々意識せざるを得ない部分もある。

左天「……あ?」

腕に抱きついている―――まあ、足も絡めてあらあらまあまあな状態ではあるが。
だからこそ気付いたが――――俺の腕に何もついていない。

左天「(……コイツに能力やったせいか?いや、だが……この感じ、俺の中に能力はある)」

左天「(どういうことかはわからんが……まあ、どうでもいいことか)」

そうだ。こんなこと、俺が今こうしてここに居るということに比べればどうでもいいことだ。
俺は確かに死んだ。しかし、今身体を持ち感覚があることは確かなことだ。

左天「(何が起きてるのか……)」

佐天「ふっ……んん……」ゴソゴソ

570 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:40:14.71 ID:yOCDN0ME0
左天「……」

左天「(そういやまともにコイツの顔みたことなかったが……可愛い顔してんな)」

左天「(……悔むことは無いが。だが、しかし、)」

左天「(能力なんざ無けりゃ―――いちいち戦いの中に行くこともなかっただろうのによ)」

左天「(こんな普通のガキなんだ―――普通に、ふつうの生活を送ったほうが幸せだったろうな)」

左天「……ま、いいだがな。今更だ」

573 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:46:12.91 ID:yOCDN0ME0
佐天「(んぁー……これなんだろ、ほんと気持ちいい……)」

佐天「ん……ふぅ……(すっごく落ち着く……このまま二度寝しちゃいたいなー)」

佐天「ふっ……んん……(う……なんか足ではさむと 変な気分になって……)」

佐天「……んん?(あれ……でも、けど、あれ?なんだろうこれ……)」








佐天「………………・・…・・…・・・」

左天「……よぉ、お目覚めかい」

575 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:49:30.00 ID:yOCDN0ME0
佐天「きゃあああああああああああああああああああああああああああああああ
       あああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」


左天「うぉう……いきなりだな、びっくりさせんなよ……」


佐天「は?え?はぁ!???!!?」

左天「オーケー、少し落ち着け、な?」

佐天「うぇえええええええええ!?!?!?!?!!」

左天「ほら、時計見てみろ。まだ7時だ。近所迷惑だろ?」


576 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:51:03.88 ID:0Q/kfOCV0
そりゃビビるわな

579 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:54:46.23 ID:yOCDN0ME0
佐天「ふぁあああああああああ!!!」

ドタドタ バタン

左天「……俺、悪くないよね?」




佐天「(うええええええええ!!?!?!?!
     どういうことどういうことどういうこと!落ち着け佐天涙子どういうことなの!
    よしこういう時は偶数を数えよう、2、4、8、16、32、64、128、256、512……これ違う!)」

佐天「(―――――よし、落ち着いてきた。時間の経過ってすばらしい。時は金なり光陰矢のごとし少年老い易く学成り難し)」

佐天「(あれは左天さんだ。あのすごい筋肉とでっかい身体と包帯顔は左天さんだ。間違いない。
    問題はなんで一緒に寝てたと言うことで――――)」

佐天「(……待て。待って待ってちょっと待って。
      ねえじゃああの時抱きついてたのって……)」


佐天「うわあああああああああああ///////////////////////」ジタバタジタバタ




583 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 01:57:55.02 ID:yOCDN0ME0
左天「おーい、大丈夫か?」

佐天「あひゃいっ!?」

佐天「(どうしよう……恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしい)」

佐天「(うわ……私パジャマで……ひぅ、ボタンちょっと外れてる
     だって昨夜は熱くて眠りづらかったもん……)」

佐天「(うううううう……どうしよねえどうしよぅ……)」

左天「おーい……俺としちゃ一体何が起きてるか話し合いたいんだが」

佐天「(というかなんで左天さんはそんなに普通なのさ!そんなに私に魅力ないですかそうですかううううううう・……)」

585 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 02:04:22.18 ID:yOCDN0ME0
左天「……ったく。しょうがねぇ、このまま話進めるぞ」

左天「とりあえず、だ。目覚ましたらなんか知らんが身体があった。こりゃどうにも幻とかそんなんじゃ無いみてぇだな」

左天「意識はあるし感覚もあったし」


佐天「(感覚って何さ!感覚って何さ!私のですか?あれ?でもそれってちょっと嬉しい?
     いや恥ずかしいです!もうやだよぅ・……///////)」

左天「で、だ。一番重要なことだが……お前、能力使えるか?」

佐天「(あぅぅぅぅこっから出ていけない顔合わせたらどうしたら……え?能力?)」

左天「俺はさっき試してみたが使えた……かなり出力落ちてるがな」

佐天「(そっか……能力と一緒に左天さんも来たんだから、左天さんが今私の中にいないとしたら……)」

左天「おい、聞いてるか?大丈夫か?」

佐天「ふっ、ふぁいっ!?らいじょうぶでふ!!」

左天「……全然大丈夫じゃなさそうだが」

佐天「い、いえ、大丈夫です、はい・……濃緑ですね」

佐天「―――――ん、一応使えます。ちょっと上手くいきませんけど」

589 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 02:09:07.32 ID:yOCDN0ME0
左天「そうか……あ、おい、腕輪出るか?金属のアレだが」

佐天「……なぜか、右腕にだけ出てます」

左天「ちなみに俺は左腕に出たが……あの金属は能力で出たりひっこんだりするもんじゃないんだがな……」

左天「……駄目だな、何がどうなってるかさっぱりだ」

左天「学園都市ってのはこういうことがよくあるのか?」

佐天「あるわけないじゃないですか……私も戸惑ってるんですから……」

590 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 02:14:03.68 ID:yOCDN0ME0
左天「……しかたねぇ。今んとこ害は無さそうだし、この問題が保留にしとくか」

左天「さて、次の問題だが……そろそろ出てきたらどうだ?」

佐天「!」ビクーン

佐天「う……でも、その……///」

左天「……ガキの身体には興味ねえって、随分前に言っただろが」

佐天「む……なんですかそれ」

左天「名前を捨てた頃から走り続けてきたんだ……女にカマかけてる暇ァ無かったんだよ」

佐天「だから私には興味ないです、か?ふーんへーえ……」

左天「……(はぁ。やれやれ、だな。ガキのくせにマセやがって)」

左天「わかったよ、正直に言うさ。少しは欲情したさ。俺だって男だ」

591 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 02:16:22.35 ID:yOCDN0ME0
佐天「よ、欲情って……そんな……///」テレテレ

左天「(めんどくせぇ……)」

左天「だからって、何もしねぇよ、だから出てこい、な?」

佐天「……でも、髪とか跳ねてるし……」

左天「(めんどくせぇー!)わかった!俺はベランダにいてやるから支度しろ。な?」

佐天「……見ないでくださいよ?」

595 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/03/31(水) 02:33:37.86 ID:yOCDN0ME0
そんなこんなで身なりを整えた佐天さんですが。

佐天「ど、どうも……」

左天「あぁ……なんでそんな改まってんだ?」

佐天「いや、だって……こうして正面に座って話すのって初めてだし」

左天「そういやそうか」

佐天「というか、今更ですけどすごい格好ですね……今は夏だから丁度いいんでしょうけど」

左天「あっちじゃロクに物資も入らなかったからな……全員きわどい格好してたぜ?
    今思うと変態の集まりだな」

佐天「(どういうことなの……)」

599 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/03/31(水) 03:10:33.05 ID:0sRtO2Qc0
HENTAIは多かったがどう考えても資源の少なさと関係なかったよな

647 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/01(木) 00:55:43.98 ID:Jv5AiACh0
左天「ま、それはともかく、だ」

左天「不可解な現象に原因は不明、打つ手無しの八方塞がりなこの現状」

左天「こういう時は何をすればいいのか決まってるわけだが……わかるか?」

佐天「え?えっと、やっぱり外に出て情報収集とか……?」

左天「ぶっぶー。残念外れ。駄目だぜ?せっかくこんな平和な世界に生きていられんだからよ、
   そんなめんどくさい思考はやめちまいな」

佐天「ええー」

左天「答えは『今を楽しむ』だ。どうせどうしようもない、今んとこ害があるようにも
   見えねぇ。せっかく久々に戻った身体だ、せいぜい楽しませてもらうとするさ」

左天「さて、そういうわけだ。頼むぞ涙子」

佐天「私!?頼むって何を……はっ!まさか」

650 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 00:58:57.86 ID:Jv5AiACh0
左天「飯だよ、朝飯。こっちの食いもんってのがどんなもんか気になるからな」

佐天「……さうですか」


佐天「と言っても特別何かあるわけでもありませんでしたから……こんなもので」

左天「いや、旨そうだ。なんだ、将来良い嫁さんになるな」

佐天「……まぁ、いいですけどね」

佐天「それじゃさっさと食べちゃってくださいね」

652 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:01:49.88 ID:Jv5AiACh0
左天「あいごっそさん」

佐天「お粗末サマでした」

左天「しかし……何をするか悩むところだな」

佐天「あぁー……あっちにいた時は常日頃戦いばっかみたいだったですからね」

左天「そういうこった。平和な暇な、そんな時間なんてもう思い出せん。
    どうすっかね……」

佐天「私もこんな状況じゃ能力の練習も何もないしなぁ……」

佐天「(外に連れてくにもこんな恰好じゃ目立つし目立つし……うーん)」

653 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:04:52.79 ID:Jv5AiACh0
左天「よし、外行ってみるか」

佐天「って危惧した瞬間!?そんな格好じゃ目立ちます!駄目ですよ!」

左天「あー?じゃあ……よし、これでいいだろ」

佐天「上着脱いでタオル首にかけただけじゃないですか!」

左天「変装左天・モード『工事現場のおっさん』。どうだ?」

佐天「その顔の包帯をどうにかしてから言ってください……」


656 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:08:43.00 ID:Jv5AiACh0

左天「そんなわけで公園まで来たが」

左天「なんでお前も一緒なんだ」

佐天「いや、だって左天さん道知らないじゃないですか。迷子になって帰ってこれなくなっても
   知りませんよ?」

左天「んな心配するな……しかしよ」

佐天「はい?」

左天「ここの街の大人ってのは……仕事着を着たまま遊具で笑顔ふりまきながら遊ぶような人間なのか?」

佐天「……はい?」

左天「ん」ついっ

佐天「ん?」ふいっ



佐天「oh...」

658 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:10:51.10 ID:Jv5AiACh0
佐天「本当だ……スーツ来た中年のおやじさんがブランコで遊んでる……しかも笑顔いっぱいで」

左天「あとあれ」ついっ

佐天「……腰のまがったおばあちゃんがセミとりをしてる」

佐天「常盤台の制服来た子がタバコすってる!」

佐天「幼女が缶コーヒーをまとめ買いしてる!?」

左天「ブラックスポットもたいがいだったが……ここも中々じゃねえか」

佐天「いや、これは何かおかしいですよ絶対!」




660 名前:以下名無しに代わりまして 【だん吉】 がお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:15:21.82 ID:PkHv4Pnw0
一通さんwww

662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:19:04.60 ID:eEhc1AYc0
アクセラレーターが本当にアクセロリータにwwwwwww

661 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:18:00.68 ID:Jv5AiACh0
佐天「このあまりにおかしな超展開……」

佐天「……魔術?」

※佐天さんは直感とか凄いらしいです。wikiによると

左天「魔術?なんだそりゃ」

佐天「あー、そういや左天さんにはまだ説明してませんでしたね」

佐天「かくかくしかじかっ」

左天「まるうま。んなもんもあるのか」

663 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:23:58.31 ID:Jv5AiACh0
佐天「とりあえず上条さんに電話してみよう……」

pllllllpllllllll

上条『さっ、佐天さんか!?』

佐天「上条さんっ」

上条『よかった!佐天さんは佐天さんだ!』

佐天「……やっぱり、何か起きてるんですよねこれって?」

上条『何か?わからん!けど今はかなりやばい!後でまたかけ直す!』ピッ

佐天「え……きれちゃった」

673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:43:27.14 ID:Jv5AiACh0
左天「収穫なしか」

佐天「そうですね……そだ、初春に電話してみよ」

plllllllpllllllllll

初春『あいもしもし佐天さん?一体なn』

佐天「……」

左天「おい、どうした?」

左天「なんか、アロハシャツとサングラスが似合うお兄ちゃんみたいな声がした……』

674 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:47:00.86 ID:Jv5AiACh0
佐天「いっ、いやいや!次は白井さんに……」

pllllllplllllllll

白井『どうしたんですの佐天さん朝k』

佐天「……」

左天「おい、どうした?」

佐天「……なんか、精神の弱い錬金術師みたいな声がした」

左天「なんだそりゃ」

675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/01(木) 01:48:30.84 ID:RfkuWnsY0
どんな声だwww

677 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:49:43.71 ID:z0Vao0Ps0
ヘタ錬w

676 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:49:09.93 ID:Jv5AiACh0
御坂「ん?あれって……」

御坂「おーい、佐天さーん」ふりふり

佐天「え……きゃああああああああああああ!!!!」

御坂「えっ」






御坂「……行っちゃった。なんか嫌われるようなことしたかな私」ぐすん

678 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 01:52:41.73 ID:Jv5AiACh0
佐天「はぁ……はあ……びっくりした……」

左天「俺はいきなり走りだしたお前に驚いたがな」

佐天「だって……第一位・一方通行が笑顔で手をふりながらこっちに来るんですよ!?怖いに決まってるじゃないですか!」

佐天「もう……何起こってるんだろ……」

679 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/01(木) 01:56:07.11 ID:zDEIMBag0
笑顔のセロリとか想像できん

680 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/01(木) 01:57:35.07 ID:eEhc1AYc0
全体的にひどいwwwwwwww

682 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:04:04.62 ID:Jv5AiACh0
plllllllplllllllll

佐天「ひっ!?」

佐天「も……もしもし」

上条『ああ、佐天さんか』

佐天「かっ、上条さぁぁぁああああんんっ!なんだかすごくほっとしました!うぅぅぅ」

上条『?よくわかんないけど、今起きてることはわかったぞ』

佐天「本当ですかっ!?」

上条『ああ。ごにょごーにょごーにょごーにょ』
                       エンゼルフォール
佐天「ふむふーむふーむふーむ……天使堕し、と」

佐天「あれ……だったら、なんで上条さんは、っと、幻想殺しですか」

上条『まぁ、そうらしい。それより不思議なのは佐天さんがどうして影響受けてないのか、ってことだ』

佐天「あー、それは、たぶんですけど……」

683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:04:07.85 ID:3gmOG6mk0
バロスwwww

681 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:01:59.79 ID:C2IjlJws0
アロハシャツとサングラスが似合うお兄ちゃんみたいな人は
術の範囲外にいて助かったんじゃなかったっけ?

684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:09:36.71 ID:Jv5AiACh0
>>681土御門さん自身が一一一に見えてるらしいから、土御門さん自身の外見はどっかとられたんじゃないかなぁ、と

上条『……なるほど?うーん、まあ、例外的な状況、ってことはわかった』

佐天「そうですね、正直私も何故だかさっぱりで」

上条『いや、実を言うとな、この術を発動したのが誰か、って話になって、影響を受けてない佐天さんをまっさき疑っちまったんだよ。ごめんな』

佐天「しょうがないですから別にいいですよそんなの」

上条『そっか。じゃあ、このことはこっちで処理しとくからさ』

佐天「そですか。また何かわかったら連絡くださいね」

上条『ああ、それじゃ』

687 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:14:27.09 ID:Jv5AiACh0
佐天「―――――、ということらしいです」

左天「なるほどな……つまり、あそこで玉遊びしてる赤ん坊も、実は普通の子供ってことか」

佐天「そういうことですね……」

佐天「けど天使なんてそんなの……信じにくいなあ」

左天「俺はキリストセカンドのクローンが上司にいたから割とすんなり納得できるところはあるがな」


690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:17:22.97 ID:3gmOG6mk0
パネェwwwwww

686 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:13:12.56 ID:B1546bzP0
ヘタレ錬金術師が学園都市最強の白モヤシにベタボレとか…
マジで誰得だよ

691 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:18:52.53 ID:Jv5AiACh0
>>686を見て気付いた。外見は変わるが服装は変わらない。
そして常盤台は常に制服。つまり……うわぁ

アウレオルス「お姉さまー!」

一方通行「ちょ、こら止めなさい!こんな道端でアンタは・・・!」

アウレオルス「ああん、今日も一段と激しいですわお姉さまっ♪」

一方通行「あああああうるさいわねぇ!……そういえば、佐天さンの様子がおかしかったのよ」

アウレオルス「佐天さんの……?そういえば私も、電話がかかってきたと思いましたらすぐ切られましたの」

一方通行「私なんて近づいたら逃げられた……どういうことなのよ」

692 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:19:47.84 ID:eEhc1AYc0
これはひどい

693 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:21:01.15 ID:zDEIMBag0
マジで誰得

694 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:24:05.51 ID:Jv5AiACh0
そしてこれを本人の口調に直すと

アウレオルス「僥倖、こんな所でお姉さまと出会うとは」抱きっ

一方通行「テメェ止めろつッてンだろォが!こンな道端でよォ」

アウレオルス「当然、今日も一段と麗しいな、我がお姉さま」

一方通行「うるせェ……ッと、そういやァ今日佐天さンの様子が変だったンだがよォ」

アウレオルス「疑問、佐天さんの様子がおかしいか。成程、そういえば私の時もすぐに電話を切られた」

一方通行「俺なンざ近づいただけで逃げられたぞ……ッチ、どォいうこった」


マジで誰特。ねむてえ

695 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:25:21.82 ID:B1546bzP0
ああ、書き込んだのを後悔したのはいつ以来だろうか

697 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:28:32.65 ID:eEhc1AYc0
こ れ は ひ ど い

698 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:31:30.68 ID:Jv5AiACh0
土御門「おー、御二人さん今日もお熱いですにゃー」

アウレオルス「当然、お姉さまと私は常に赤い糸で結ばれている」

一方通行「何言ってンだテメェ……っと、そォいやテメェは佐天さンに何かあったか知ってンか?」

土御門「にゃー、わからんぜよ。俺もいきなり電話切られたしにゃー」

一方通行「いったいどォしたってンだァ・・・?(まさか、何かの事件に巻き込まれて・・・?)」

アウレオウス「解明、だいたいわかった。おそらく、欲求不満d」

一方通行「ンな理由で逃げますかァ?欲求不満はテメェの方だろォが!」


おかしい、セロリ編書いてたときは「やっほう次は左天さんと佐天さんできゃっきゃできる!」とか内心はしゃいでたのに
何故だ


699 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/01(木) 02:33:51.93 ID:Jv5AiACh0
佐天「今どっかで悪夢が展開された気がする」

左天「なんだいきなり」

佐天「いやはや……けど、どうしよ。こんな状況じゃ初春たちと普通に遊べないというか左天さんをどうしよう、って話だし」

左天「別に俺はほっといてくれりゃいいんだがなぁ」

佐天「えー。そんなこと言っても……こんな珍しい人、一人にしたらどうなるか」

佐天「不審者扱いされて警備員に捕まるかも」

755 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:06:29.36 ID:Jv5AiACh0
左天「そいつぁめんどくせぇな」

佐天「でしょー?……よし、今日はひきこもろう」

左天「俺としちゃこの街をもう少し見て回りたかったが……まあしかたねぇな」

佐天「それじゃ何かDVD借りてって家で見ましょうよ」」

左天「モニタを眺めるのは好きじゃねぇが……まあいいか」

757 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:10:17.18 ID:mcRmtNqx0
―――――レンタル店

佐天「さってっと……何かりよっかなー」

佐天「左天さんは何か見たいのあります?」

左天「いや……つーか映画だのなんだのってがよくわからんからな」

左天「ブラックスポットにはこんな娯楽はなかったからよ」

佐天「……なるほどっ。じゃあ、そうですね……よし、それじゃ左天さんなんでもいいから選んできてください」

左天「そりゃ構わねぇが……」

佐天「なんでもいいんですよ、なんでも」

左天「しょうがねぇな……」

759 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:13:40.19 ID:mcRmtNqx0
左天「つっても本当何が何やらさっぱり……アオリ見て決めるしかねぇか」

左天「『夢の希望の青だぬきが送る――――』興味ねぇな。
    『遥かなる蒼、ついに――――』興味ねぇな。
    『全く、夢もキボーも――――』興味ねぇな。
    なかなかいいの見つからねぇ―――ん?」





左天「『生きているのなら神様だって殺してみせる――――』ほぉ。なかなか洒落た殺し文句じゃねぇか。
    ……シリーズものか」

761 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:17:24.65 ID:mcRmtNqx0
佐天「あ、戻ってきた」

佐天「いっぱい持ってますね、シリーズ物ですか?」

左天「ああ、そうみてぇだな。これだ」

佐天「あ、これってちょっと前に話題になったアニメですね。左天さんって以外とこういうの好きなんだ」

左天「あー、中身わかんねぇからアオリ見て決めただけだ」

佐天「アオリ?……oh(このあふれ出る何か……何だろう、すごく、何だろう……)」

左天「なかなか洒落てるよな。『闇を視ろ。そして己が名を思い出せ―――』とかよ。いい言い回しだ」

佐天「そ、そうですね……」

762 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:17:39.49 ID:tuMZWWbAO
おおぅ

763 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:19:17.13 ID:WZrlr5bP0
オウフ

764 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:19:22.57 ID:VbmnuC6J0
oh...

765 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:25:15.40 ID:mcRmtNqx0
――――昼前。佐天宅。

佐天「さーて、それじゃ見ますかー」

佐天「そういや左天さんさっき『モニタを眺めるのは』って言ってましたけど、あっちでも何か見てたんですか?」

左天「俺は一応四天王とかやってたからな。監視もかねて基本モニタとにらめっこさ。
    まぁやることもなかったからな」

佐天「それは……毎日がいろんな意味で大変そうですね」

左天「ま、それが仕事ってもんだ。さ、んなことより見ようぜ」

佐天「そですねー、っと」


―――劇場版 空○境界

766 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:32:00.28 ID:mcRmtNqx0
―――第一幕 終了。

ホントーハーソラヲトベルートーシッテーイタカラー

佐天「(内容がちょっと難しかった……んー、まぁ、面白かったかな?)」

佐天「どうでした?左天さん」

左天「ああ、面白かったぜ。向こうじゃ娯楽にさく時間も金もなかったからな。新鮮だった」

左天「しかし、○、だったか?主人公……それから○子。なかなか台詞回しがかっこよかったな」

左天「アクションシーンのBGMもな。あぁ、アオリで決めたが、こいつはあたりみたいだな」

佐天「そ、そうですか。それはよかったです」

左天「ああ。さ、早く次をみようぜ」

767 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:38:23.57 ID:mcRmtNqx0
―――第二幕 終了。

アタータカーナカゼノナーカデー


佐天「(よくわかんなかったけど、主人公……えっと、コク○ー?が一途すぎてストーカーになってたことはわかった)」

佐天「うーん、これ原作あるらしいですけど、そっち読んでないとわかりにくいかもですね」

左天「そうか?俺は楽しめたがな」

佐天「それにしても主人公の男の人、やっぱり殺されると思ったら逃げるんですねー」

左天「まァそれが普通の反応だろうな。ある意味リアルに出来てるな」

768 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:38:52.70 ID:VbmnuC6J0
中二病らめえええええええええ

769 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:41:40.60 ID:mcRmtNqx0
佐天「お、そろそろお昼ですね。私ちょっと買い物行ってきます」

左天「ん?もうそんな時間か。俺もついてくさ」

佐天「いやいや左天さんはここにいてください。半裸の人がうろつくもんじゃありません」

左天「だが待ってても暇なんだよ」

佐天「だったら……はい、これ読んでてください。漫画です」

左天「『夢○いメリー』……?」

佐天「あっちの本棚にまだありますから、それ読んで待っててくださいね。あ、力入れすぎて破かないでくださいよ?」

左天「そこまで不器用じゃねぇよ」

772 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:46:44.62 ID:mcRmtNqx0
佐天「さーて今日のお昼は何にしよっかなー、と」

佐天「うーん、左天さんもいるしなぁ……味より量?いやいや、安くておいしくてたくさん食べられる!それが一番!」

佐天「と、なると……パスタかなぁ。確か、この近くに業務用のが売ってるお店あったと思うけど」



佐天「あ、あったあった」

イラッシャーセー

佐天「さて……うわ、何これすごい安い」

佐天「うん、とりあえずこれを2袋と……ソースは売ってないかー。替わりにトマト缶と、ツナ缶と……あ、タカの爪も」


アリャーシター

佐天「よっし、これだけ飼えばいいよね」

佐天「……重たいな。よしっ……んっ」

佐天「看板から熱吸収っと。これで家までは持つよね」

773 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 00:51:10.03 ID:mcRmtNqx0
佐天「ただいまー、っと」

左天「おぉ、御苦労よ、っと」

佐天「あ、ありがとうございます」

左天「やっぱり俺もいったほうがよかったんじゃねえか。重かったろ」

佐天「いやー、そこは能力でちょちょいと」

左天「半端にしかつかえねえんだからあんまり無理すんなよ。身体治ったばっかなんだからよ」

佐天「……へへっ。やさしいですね。何かいいことあったんですか?」

左天「女子供にゃやさしいのさ」

776 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:00:28.08 ID:mcRmtNqx0
佐天「それじゃ作りますから……40分くらい待っててくださいね」

佐天「そういえば漫画、どうでした?」

左天「なかなかだったな。こういうのは向こうでも見たが、ここまで洗練されたもんじゃなかった」

779 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:04:45.91 ID:mcRmtNqx0
佐天「トメィトゥ缶とーミンチとー玉ねぎでーミートソース!」

佐天「牛乳とーバターとー小麦粉でーホワイトソース!」

佐天「ツナ缶とーー塩胡椒とー醤油でー……和風ソース?」

佐天「さってさてさて、平麺と普通の麺を分けてー……」



左天「(ご機嫌だな……こいつぁ蟲の仕業か)」

781 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:07:06.56 ID:mcRmtNqx0
そんなこんなで

佐天「できましたー。三酒類作りましたから好きなの好きなだけとって食べてくださいねー」

左天「おー。なんだ、あんな短時間でよく作れたな」

佐天「まー結構大雑把に作りましたからね。麺ゆでてる間にできますし。この部屋、なぜかキッチンだけはかなりいいですし」

佐天「やっぱコンロが4つあると違いますよねー」



784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:12:18.48 ID:mcRmtNqx0
佐天「それじゃご飯食べながらでも視ますか」

カチャ ヴーン

空の○界 第3幕  痛覚残留

ハッ ハッ ハハッ

佐天「ぶふぉぉっ!?」

左天「おいどうした、きたねぇぞ」

786 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:15:36.48 ID:mcRmtNqx0
佐天「(えええええええええ何このアニメ!こんなの劇場でやったの!?)」

佐天「(これは気まずいっ……)」チラッ

左天「(ミートソースうめぇなぁ)」ズズー

佐天「(えええええ無反応?!というか食い入るように視てる!!)」※そんなことないです

パンッ パンッ

左天「」ズズー

佐天「……」

佐天「(うぅ、沈黙がつらい……)」

789 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:18:04.94 ID:mcRmtNqx0
佐天「(あ、やっと切り替わった……はぁ)」

佐天「(それにしても……やっぱり左天さん、見慣れてるのかなああいうの。周りきわどい格好の人ばっかって言ってたし)」

佐天「(大人の余裕なのかなぁ……)」



左天「(和風とかいうのうめぇ)」

787 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:16:38.08 ID:VbmnuC6J0
映画見てないんだがどういうシーンだwwwwwwww

790 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:23:46.05 ID:mcRmtNqx0
>>787に誰か解説してやってくれ


――――第三幕 終了。

シズケーサーカラーウマーレテー

佐天「お、終わりましたね。どうでした?(最初のあれが衝撃的すぎて内容よくわかんなかった……)」

左天「よかったと思うぜ。台詞回しが特にな」

左天「しかし、あの敵さんが超能力とかつかってたが……同じようなもんなのか」

佐天「うぇ?……あー、あー、無能力者の私にはよくわかんないんですけど……言ってたことは合ってたと思いますよ?」

佐天「劇中で言ってた『チャンネル』ってのが、たぶん私達の言う『自分だけの現実』ってやつなんだと思います」

佐天「まぁ、だからこそ、よくわかんないんですけど」

左天「なるほどなぁ」

794 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:29:51.30 ID:aSqZZPSC0
>>787
多分レイプシーン
ゲストヒロインというか敵役というかが輪姦されるというのが話の主軸に関わってくる

793 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:27:01.01 ID:mcRmtNqx0
佐天「ただ、『視るだけ』で現実に干渉するだとか、そういうところはやっぱりアニメだなあ、と思いますけどねー。演算も無しとか」

左天「んなこと言ったらこの能力だってそうだろ」

佐天「あ、そういえば」

佐天「てことは世の中にはあんな能力もあるんですかね?だとしたら最強じゃん……」

左天「つっても、見られなきゃいいだけの話だろうがよ。そういう時は離れるより近くのほうが視界に入りにくいからな」

佐天「なるほど……って、そんな戦闘知識使いませんよっ」

796 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:33:05.64 ID:mcRmtNqx0
――――第四幕 終了。

ガーラーンノーコノームネーニー

佐天「今気づいたんですが、これって時系列ばらばらなんですねぇ」

左天「みたいだな。しかし、魔術ねぇ?」

佐天「んー、それは私も思いましたけど……ルーンかぁ。ステイルさんとかも使ってたなあ。馬鹿にできない」

佐天「けど人一人を燃やすのってそんなに大変なんだ……ステイルさんって何気に凄い人なのかな?」

798 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:35:58.27 ID:mcRmtNqx0
佐天「さて、そろそろ良い時間なので」

左天「?まだ三時すぎだが」

佐天「だからですよ……はいっ、三時のおやつ」

左天「……なぁ、これって」

佐天「べ、別に劇中で食べてたから食べたくなったとかそんなんじゃないですよ?」

左天「いや、別にそんな必死に否定するこたねぇと思うが」

佐天「私はそこまで子供じゃないですっ」ふんす

左天「……(墓穴ほってるって気付いてんのか?)」

801 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:40:15.97 ID:mcRmtNqx0
――――第五幕 終了

左天「これは……」

左天「敵さんがかっこよすぎるな……負けた気分だ」

佐天「(えー……そして私は毎度毎度の如くよくわかんなかった)」

802 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:42:58.93 ID:mcRmtNqx0
――――第六幕 終了

佐天「よくってよ、って……コンゴウさん思い出しちゃった」

左天「誰だそりゃ」

佐天「御坂さんと同級生の人で……まーいかにもお嬢様な感じの人ですよ」

佐天「けど言葉通りに現実を歪めるなんて……そんなの聞くとやっぱりアニメだなー、って思いますね」

左天「まぁなぁ。んなことできりゃ最強だからな」







アウレオルス「なんでしょう……身に覚えのない寒気がしましたの」


803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:45:33.34 ID:mcRmtNqx0
佐天「んっ……結構時間たっちゃいましたね。晩御飯の用意しないと」

左天「食わせてもらってばっかじゃ悪ぃな。なんか手伝うぜ」

佐天「いいですよ、好きでやってることですから(というか左天さんが来たら流石にキッチンが狭いです)」

佐天「ささっ、座っててくださいな」


804 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:48:29.66 ID:earq9m810
アウレオルスは黒子になったのかwww

806 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:54:47.30 ID:/QbzBcPvO
そういや今大変な状況だった

807 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 01:59:26.91 ID:mcRmtNqx0
そんなこんなでご飯が終わりました。

左天「ごちそうさん」

佐天「はいっ、お粗末さま」

佐天「それじゃちゃちゃっと片付けちゃいますね」

左天「なら俺はちょっくら散歩でも」

佐天「だから一人で外いっちゃだめですってば」

左天「しかしよく視な。今は8時だ。つまり」

佐天「……つまり?」

左天「よっぱらって上半身裸のおにいさんで通せる」

佐天「どんな理屈ですかそれ……」

佐天「……まあ、そんなに外でたいならいいですけど、すぐ帰ってきてくださいね?」

左天「ああ、わかってる。まだDVD一本残ってるからな」

808 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 02:02:29.11 ID:mcRmtNqx0
―――――――。

左天「よ、っと」

佐天「おかえりなさい……ってなんですかその袋」

左天「ああ、ちょっと寄ったレンタルショップで目についてつい」

佐天「ええ?お金は?あとIDもないと借りれないんじゃ……」

左天「店員が親切でな……今回はいいんだとよ」

佐天「……ええー?」




店長「何?包帯だらけの筋肉マンに脅されたから貸しちまった?」
店員「すみませんすみません!」


809 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 02:04:39.51 ID:YhPTPiG/0
力技wwwww

845 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:14:11.86 ID:mcRmtNqx0
佐天「なんかひっかかる言い方ですけど……何借りてきたんですか?」

左天「その映画と同じ原作者のな」

佐天「『夜に潜む運命~無限の剣は働きます~』?」

左天「なんでいちいち和訳すんだよ」


850 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:26:05.30 ID:mcRmtNqx0
佐天「まぁ、明日一緒に返してきたらいっかぁ……それじゃ最後のみちゃいましょうか」



――――第七幕 殺人考察(後) 終了


佐天「……」

左天「……」

佐天「結局、この映画はなんだったんだろう……」

左天「まぁ内容があるかどうかと言やぁ……異常者の人生を描いた、って認識でいいんじゃねぇのか」

佐天「娯楽ですしね……うん、で、どうでした?」

左天「まぁ悪くなかったさ。台詞回しがぐっときたな」

851 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:31:25.56 ID:mcRmtNqx0
左天「さて、じゃあ次はこいつを―――」

佐天「まあ待ってくださいよ、もう10時ですし、先にお風呂はいりましょう」

左天「そうか?」

佐天「そっちのほうがいいですよ。見終わったらすぐ眠れますし。ということで先にはいってきてください」

左天「あ?お前が先行ってきたほうがいいだろ」

佐天「いやー、左天さんが入ってる間に左天さんの寝巻買ってきますんで」

左天「んな気つかうな、これでいいんだよ」

佐天「駄目ですっ!ちゃんと洗濯しないと。ささ、早くいってきてください」



852 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:35:50.70 ID:mcRmtNqx0
――――――。

左天「あがったぞー……って、まだ帰ってきてねぇのか」

左天「まァ夏だからな。湯ざめもするめぇ」

――――――。


佐天「どもーおそくなりましたわあああああああああっ!?」バタンッ

佐天「なんで全裸待機中なんですかっ!?」

左天「着るもんねえからだよ。つかタオルは巻いてるだろうが」

853 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:39:20.99 ID:mcRmtNqx0
左天「別に変わんねえと思うがなぁタオルもズボンも」

佐天「気持ちの意味で変わるんですよ!もー……はい、これ」

左天「ああ、悪ぃな……なんだこりゃ」

佐天「何って、さむえですけど。外人用のお土産みたいな感じでおいてあったんで、サイズ的にもいいかなって」

左天「まぁ着心地はいいが……なんで学園都市にんなもんがるんだ」

佐天「さあ……」

854 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:41:54.33 ID:mcRmtNqx0
佐天「あと、10時のおやつです」ガサガサ

左天「太るぞぉっぷぁっ」

佐天「女の子にむかって太るとか言っちゃ駄目ですよ?」

左天「いてぇ……いきなり叩くなよ」

佐天「叩いたんじゃなくて叩いたんです」

左天「わからねぇ」

857 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:47:53.10 ID:mcRmtNqx0
佐天「それじゃ私お風呂はいってきますから、しばらくまっててください」

左天「ごゆっくりな」

―――――。

佐天「ねぇ左天さん、湯船入らなかったんですか?」

左天「俺が入ったら湯の半分があふれるだろうが」

佐天「変なとこで気をつかってくれる……まあいいけど」

左天「それよりはやく髪乾かしな。風邪ひくぞ」

佐天「はーい」

858 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:50:05.54 ID:mcRmtNqx0
佐天「――――っと。はいっ、おまたせしましたー」

佐天「それじゃみましょうか」

左天「……ああ」

佐天「?どうかしましたか?」

左天「いや、別に」

左天「(風呂あがりの女の良い匂いにときめいたとか言えるかよ……あっちのやつらは全体的に血なまぐさかったからな)」

855 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 15:44:56.40 ID:mcRmtNqx0
――――Fa○t/○ta○ n○○ht ○nl○l○mi○ed ○lad○ ○o○ks  開始

佐天「……」もそもそ

左天「……」うまうま

佐天「……なんというか、超展開ですね」

左天「理解できるが理解し辛いな」

861 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:09:05.94 ID:mcRmtNqx0

---カワセ
?
タワケガ!カワセトイッタノダ!!


左天「たわけ、か……かっこいいじゃねえか」

佐天「……で、でも使いどころないですよね。『たわけ!かわせと言っている!」とか」

左天「まぁキャラじゃねぇしな」

863 名前: ◆oDLutFYnAI [sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:18:55.25 ID:mcRmtNqx0
――ウ、ア・・・
フフガンアバルワネ・・・ケドアスニハ


佐天「(な、なんでこういうちょっとえっちな場面はいるんだろ……)」

左天「(なんで服装着替えさせてんだ……あの蒼い服をビリビリにしたほうがいいだろうに)」


―――――――――

i am the bone of my sowrd...
テメェ・・・ナニモンダ


佐天「実際何物なんですかね、あのあかいの」

左天「案外ああいうやつはすぐ死ぬもんさ」

864 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:20:21.34 ID:2oD6CItm0
swordだろスペルwwwwwww

865 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:26:49.76 ID:mcRmtNqx0

シロウ、アナタノイキカタハヒドクイビツヨ・・・
ソンナコトナイサ

佐天「(何が歪なんだろ……)」

左天「(……)」

―――――――。

アハハハハ!オマエ、ボクノギルガメッシュミテブルッテンノ?

佐天「なにこのワカメうざい」

左天「ここまで小物だと逆に気持ちいいだろ」

866 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:29:45.89 ID:mcRmtNqx0
あ、しまった、劇中の時間軸間違えた。なんでアイアス使った後にワカメとか出て来てんだ。まあいいや


佐天「あ、ヒロインさらわれた」

左天「しかしさっぱりしてていい性格だよな、あのヒロイン」

佐天「まあくぁいいですよね」



867 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:32:58.28 ID:mcRmtNqx0
―――――――。

「アーチャー。お前、後悔してるのか」
「当然だ。衛宮士郎は、英霊になどなるべきではなかった」
「――――そうか。だったら、やっぱり俺達は別物だ」
「――――――何」
「俺は後悔なんてしないぞ。自分のしてきたことに、後悔だけは絶対にしない」
「―――それはつまりこの俺と戦うということか。わかっているだろうな。俺と戦うということは、剣製を競い合うということだと―――!」


佐天「おお、なんというびっくり展開」

左天「言われてみりゃそれらしい伏線はあった気もするがな」

佐天「けど、思ったものを実体化するなんて、そんなの本当にできるのかなぁ。今度インデックスちゃんに聞いてみよう」


873 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:38:36.90 ID:mcRmtNqx0
「そうだ、誰かを助けたいという願いが綺麗だったから憧れた!」
「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」
「この身は誰かの為にならなければならないと、強迫観念につき動かされてきた」
「それが苦痛だと思う事も、破綻していると気付く間もなく、ただ走り続けた!」
「だが所詮は偽物だ。そんな偽善では何も救えない」
「否、もとより、何を救うべきかも定まらない―――!」




佐天「」ビクッ

左天「――――。」



875 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:41:51.53 ID:mcRmtNqx0

―――――――Unlimited Blade Works  終了

左天「……まぁ、なかなか展開早かったが、よかったな。特に台詞回しが」

佐天「――――そうですね」

佐天「(なんだろう――――これ。何か、心がざわつくというか―――)」

佐天「(―――ささくれだってる、っていうのかな。よくわかんないけど、あんまり気分よくない)」



878 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:44:18.49 ID:mcRmtNqx0
左天「―――言っとくが。作りもんは作りもんだ。あんま気にする必要はねぇからな」

佐天「……別に、気にしてなんてないですよっ」

左天「ならいいがな」

左天「さて、そろそろ良い時間だ。寝るとするか」

佐天「えぇーせっかくですしもう少しお話しましょうよ」

左天「いや、正直言うとかなり眠てぇんだよ。前ならこんなこたぁなかったんだがな」

879 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 16:54:43.35 ID:mcRmtNqx0
左天「ま、そもそもここに居ること自体が異常だ。どこがが壊れていても不思議じゃねえ」

左天「つーわけで先に眠らせてもらうぜ」

佐天「寝るって……でも、どこで?」

左天「床にでも寝るさ。むこうでは立ったまま寝てたこともあったからな、屋根壁ありゃそれだけで天国だよ」

佐天「えぇー……でも、身体休まりませんよ?」







佐天「……あの、よかったら一緒に寝ますか?」

882 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:02:47.62 ID:mcRmtNqx0
左天「マセたこと言ってんじゃねえ、俺は寝る」

佐天「(ニヤッ)マセたこと?私は『一緒に寝る』って言っただけで他意はありませんよ?そ・れ・と・も。
   まさか左天さんは中学生に欲情しちゃうような変態さんだったんですかー?」ニヤニヤ

左天「……ハッ、なんだなんだ、朝の仕返しかァ?」

佐天「へっへー、やられてばっかの佐天涙子じゃありませんよっ!」

左天「ま、俺も布団で寝られるならありがてえかなら。お言葉に甘えさせてもらうぜ」







佐天「……あれ?」

883 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:03:42.58 ID:6eqRZcMu0
あれ?

884 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:04:10.78 ID:VbmnuC6J0
自爆wwwwwwwww

887 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:16:19.08 ID:mcRmtNqx0
そんなこんな。

左天「―――――すぅ」

佐天「(どうしたこうなったどうしてこうなったどうしてこうなった)」ドキドキドキドキ

佐天「(いやまあ原因はわかってるけどさ!わかってるけど!うおあーわけわかんない眠れないー!)」

佐天「(というか左天さんは爆睡ですか。いびきもかかずに。何さ、中学生には興味ないですか?あっても困るけど!)」

佐天「……なにさ」

888 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 17:19:34.79 ID:jQgLuPpZP
しかし、佐天さんはませてるよな

889 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:24:28.28 ID:mcRmtNqx0
佐天「(けど……やっぱり左天さんおっきいなぁ。冬用の掛け布団ひっぱりだしてきてつなげないと入らなかった)」

佐天「(あ、ちなみにベットはこの前能力の練習してたら足おっちゃったので修理中です)」

佐天「……左天さーん」

左天「――――――」

佐天「さてんさぁーん……」つんつん

左天「―――――ぐぅ」

佐天「返事が無い完全に眠っているようだ」

891 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:32:07.49 ID:mcRmtNqx0
佐天「けど、改めてみると……あっちで戦いばっかだったってのは、本当なんだろうな」

佐天「すごい筋肉、あと傷」

佐天「おおー、硬い硬い、すっごい硬い」つんつん

佐天「……のっかっても大丈夫かな」

もぞもぞ

佐天「おお……びくともしない」



892 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:33:23.26 ID:pYxl8my80
これは目を覚ますフラグ

894 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:35:38.12 ID:mcRmtNqx0
佐天「……あったかいな」

佐天「(まだ学園都市にきてからそんなにたってないけど……少し前までは、弟と一緒に寝てたからかな)」

佐天「(ひとりで寝るのが、ときどき寂しくなったりした時もあったっけ……)」

佐天「―――――――あ。そっか」

佐天「おっきくって、頼りがいあって、なんだかんだで私を助けてくれて…………きっと、お兄ちゃんがいたらこんな感じだったんだ」

佐天「……えへへ」ぎゅっ

895 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:40:08.96 ID:mcRmtNqx0
佐天「んっ……」ぎゅうっ

佐天「弟が出来て、物ごころがついてから、ずっと『お姉ちゃん』でいなくちゃならなくて」

佐天「女の子だから家事覚えて、しっかりモノになろうと努力して、ずっと走り続けてきて」

佐天「……なかなか甘えたりなんか、できなくて」じわっ…

佐天「ぐすっ……あれ……なんで涙出てきて……ふええええ」







左天「(……ありのまま今起こったことを話してぇ)」

897 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:47:36.69 ID:mcRmtNqx0
左天「(今は異郷のアークライトの旦那へ。身体に重さを感じて目を覚ましたら女の子が泣いてました。どうすりゃいいんですか)」

佐天「ぐすっ……」ぐしぐし

佐天「……久しぶりに甘えたらなんだか糸が切れちゃった。恥ずかしいなぁ……」かぁぁ

佐天「……左天さん、私、あなたの事好きだと思ってたんです」

左天「(oh...)」

佐天「けど、たぶん、この気持ちはそんなんじゃなかったんですよね」

佐天「私に力をくれて―――私を変えてくれて」

佐天「私を救ってくれたから。だから、私はあなたのことが好きになったんだと、思ってたんです」

898 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:52:04.49 ID:mcRmtNqx0
佐天「でもそうじゃなくて、うん……なんだろ、なにかな、よくわかんないけど」

佐天「でもこれは恋愛感情なんかじゃないって、今気づきました」

佐天「……これでいいんですよね。左天さん」


左天「(……)」
すっ なでなで

佐天「ふぅっ!?ささささささささてんさんおきててて!?」

左天「……それでいいんだよ。俺は死んだ人間だ。死人にんなキレイな感情抱くな」

左天「俺でよけりゃいつだって相談にのってやるさ……だから、今日はこのまま寝ろ」

佐天「―――――はいっ」じわっ……



899 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 17:56:39.72 ID:mcRmtNqx0
佐天「んっ……」スリスリ

左天「どうした?」なでなで

佐天「それ……頭なでられるの、すごく気持ちいいです」スリスリ

左天「そうか……こんな手だからよ、本当はお前に触れていいはずねぇんだがな」

佐天「……そんなこと、ないですよ」ぎゅっ

左天「――――ああ、本当、こんな幸福、手にする資格なんざないんだ」ぼそっ

佐天「?なにか言いました?」

左天「なんでもねぇさ」

904 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:32:34.98 ID:mcRmtNqx0

―――――8月29日 朝

佐天「ん……朝か」

佐天「あ……そっか。昨晩このままで――――」

佐天「……~~~~~~//////」じたばたじたばた

左天「あぁ……ああ、朝k」

佐天「待ってストップ!」ローキック!

左天「ごふぅっ」

906 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:41:05.34 ID:mcRmtNqx0
左天「いてぇ……過激すぎる。肋骨の間に入るとこだったぞ」

佐天「ごめんなさいごめんなさい!つい……」

左天「まぁいいが……」なでなで

佐天「Don't touch me!」ペシッ

左天「えっ」

佐天「あっ」

907 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:43:41.28 ID:mcRmtNqx0
左天「さすがに傷ついた……」

佐天「ごめんなさいごめんなさい!だっていきなり頭なでるから……」

左天「なんだよ……昨晩は気持ちいいって言ってくれたのになぁ」

佐天「うっ……昨晩は昨晩、今朝は今朝です!!/////」

左天「お兄ちゃんとか言って可愛かったんだがなぁ……」

佐天「Don't speak!」ゲシッ

左天「二度もくらわねぇよ」ペシッ

佐天「え?あ、足つかま―――きゃっ」ぱたんっ

908 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:45:55.00 ID:mcRmtNqx0
佐天「いてて……もー、足掴まないでくださいよ」

左天「え、なに、俺が悪いの?」

佐天「……お兄ちゃんは妹の全部を受け止めなきゃいけないんですっ」

左天「……oh」

左天「(俺は断じてロリコンじゃねぇがこういうのもアリかもしれない)」

佐天「さって!それじゃ朝食の準備しますね」

910 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:50:44.89 ID:mcRmtNqx0
――――そんなこんなで飯を食べおわったのだ。

佐天「それじゃDVD返しにいきますか。左天さんはその格好だったら特におかしくないですね」

左天「さっきテレビでやってた海の男みてぇだな」

佐天「あはは、そんな感じですね。焼きそばとか焼いてそうです」


――――――――。


佐天「店員さんほっとしてましたね。やっぱり普通じゃない借り方したんだ」

左天「俺ァ普通に「そこんとかなんとかなんねぇか?」って聞いただけなんだがなぁ」

911 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 18:58:55.23 ID:AZr64h4t0
それは脅しの文句だw

912 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 18:59:25.21 ID:mcRmtNqx0
佐天「さーてーとー……今からどうしましょう」

左天「さてな。任せる」

佐天「なんと……じゃあゲーセン行きましょうか」

左天「ゲームか。それなら俺も得意だぜ?」

佐天「うぇ?むこうにゲームなんてあったんだ」

左天「少数だがな。幹部だったからな、一応持ってたんだよ」

左天「何度も言うが娯楽が少なかったからな……暇な時はひたすらやってたな」

佐天「えぇーじゃあ私がフルボッコにする作戦が台無しになっちゃうじゃないですか」

左天「しるかい」

913 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:02:24.12 ID:mcRmtNqx0
―――You Win!

左天「ざまぁねぇな」

佐天「うおおおおおおまさか3戦目にして負けるとは……!」

佐天「なら!精密動作を必要とするクレーンキャッチャーで!」


――――――ウィーン ガチャ

左天「はっはっは」

佐天「うおおおおおお見かけによらず繊細なボタンさばき!?てかこんなおっきな人がクレーンキャッチャーてなんかシュール!」

左天「忘れたのか?第四波動はあれでかなり繊細な能力なんだぜ?」

佐天「……関係ないですよ、それ」

914 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:05:24.41 ID:mcRmtNqx0
一方通行「あれ?佐天さんじゃない」

佐天「」ビクゥッ

アウレオルス「あら本当ですの。奇遇ですわね……そちらの方は?」

佐天「え、えっと……(うわぁ誰この人……たぶん喋り方で白井さんだと思うけど。てことは一方通行が御坂さん?ええー)」

佐天「この人は……(それはそれとてまずい……左天さんが誰かなんて、正直に言えないし……)」

佐天「…・…お兄ちゃんです!」

一方アウレオ「……お兄ちゃん?」

915 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:07:29.52 ID:+lWgolDM0
一瞬間違えたのかと思ったwww
すごいシュールな絵なんだろうな…

916 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:08:45.21 ID:mcRmtNqx0
佐天「は、はい!なんだか心配になって会いにきてくれたんですよーもー心配性な人ですよねー!」

一方通行「へェ……良い人じゃない」

アウレオウス「というか左天さんにお兄様がいらっしゃるなど知りませんでしたの」

左天「……なァ、涙k」

佐天(話合わせてください!外見替わってますがあれ私の友達で、かたっぽは風紀委員です。色々ばれると面倒なので!)

左天(……了解)「普段涙子が世話になってんな」



917 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:12:15.71 ID:mcRmtNqx0
一方通行「いやいや、こちらこそ御世話になってますよォ」

アウレオルス「けれど友達のスカートをまくる行為は注意してやってくださいまし」

左天「……お前そんなことしてんのか」

佐天「べ、別にいいもん!初春のだから!」

アウレオルス「初春が不憫ですの」

一方通行「それにしても佐天さんのお兄さんって凄い身体ねー」つんつん

アウレオルス「まあお姉さま!殿方の御身体にそんなに気安く触れないでくださいまし!」

左天「(なにこれきもちわるい)」

918 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:17:00.74 ID:mcRmtNqx0
左天「まあ、ともかくこれからも涙子のこと頼むわ……こいつ、これでも寂しがり屋だからよ」

佐天「あ、ちょっとさt……お兄ちゃんっ!」

左天「なんだ、別にいいじゃねえか。昨晩だって抱きついてきてベソかいt」佐天「そりゃあああ!」ハイキック


アウレオルス「随分と仲がよろしいようで」

一方通行「兄妹で……禁忌の愛……なるほど、そういうのも……」ブツブツ

アウレオルス「……黒子は何も聞いていませんの」

919 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:19:15.54 ID:mcRmtNqx0
今思い出したが一方通行とアウレオルスって常盤台の制服着てるんだよな……うげぇ


一方通行「あ、せっかくだし、初春さんも呼んで一緒にあそばない?」

佐天「え?あ、はぁ(ここで断ったら不自然……しかたないかぁ)」

佐天「そうですね、そうしましょう」

アウレオルス「では連絡しますわね」

plllllllllpllllllllllll



921 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:24:12.54 ID:mcRmtNqx0
―――――昼頃

土御門「すみませーんおまたせしましたー」

佐天「ぶほぅっ!?」

アウレオルス「ど、どうしましたの佐天さん?」

一方通行「だ、大丈夫?むせたの?」

佐天「げほっげほっ……あい、大丈夫です」

佐天「(まさかこんななかなかマッチョなチャラ男サングラスがふりふりの服着て現れるとは……!)」

土御門「もー何してるんですか佐天さん」スッ

佐天「ひぃっ」

922 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:27:22.75 ID:mcRmtNqx0
土御門「あれ?そっちの方は?」

アウレオルス「佐天さんのお兄様ですの」

土御門「へぇー佐天さんお兄さんなんていたんですね、知らなかったです」

一方通行「凄く仲いいのよ。昨晩も一緒に寝たって」

土御門「えぇ!?佐天さんって近親相姦とかしちゃう人だったんですか!?」

佐天「ぶふぉっ!?」

左天「涙子落ち着け」

アウレオルス「いきなり何言ってるんですの初春。そういう意味ではありませんわ」

土御門「まあ知ってますけど」

924 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:29:41.70 ID:mcRmtNqx0
一方通行「さて、初春さんも来たしどこ行こっか?」

土御門「はいはい!ちょっと服身に行きたいです!」

アウレオルス「まあ……そうですわね。今日は殿方もいますし、違う視点から意見を聞けるかもしれませんわ」

一方ツウ子「それもそうね……じゃあ行きましょうか」



佐天「……あれ?これってもしかしたら地獄の始まりじゃ」

925 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:33:45.39 ID:mcRmtNqx0
佐天「それはまるで地獄が次々やってくるようでした」
佐天「やたら子供っぽい服を着た白髪細身赤目の悪魔。にこにこ笑っているのでしょうが、まるで獲物を見つけた殺人鬼です」
佐天「大人っぽい下着を試着したりきわどい服を着たりする高身長のオールバック緑髪。本来の白井さんのサイズから離れているので、
   余計にきわどい部分が見えそうでした」
佐天「そしてふりふりがたくさんついた服を好む金髪サングラスマッチョ。吐き気なんてもんじゃなかったです」
佐天「ちなみに左天さんは上手く褒めてましたが、包帯の下の顔はひきつっていたように見えました」


左天「どうした壁に向かってぶつぶつと」

佐天「なんでもないです……凄く疲れた」

926 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 19:38:43.62 ID:cwCIAe+70
アクセラレータの子供っぽい恰好はいけるんじゃないかと思った俺がいる

932 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:03:00.87 ID:mcRmtNqx0
―――――夕暮れ前

アウレオルス「いろいろ着ましたけれど、イマイチピンとくるものが無かったですわね」

土御門「そうですねー。もう少し季節が秋に近づいたらまたいろいろいいの出るかもしれないです」

一方通行「わ、わたしはあの服とか可愛かったと思うんだけどな……」

アウレオルス「お姉さまはもう少し成長してくださいな。センス的な意味で」

佐天「ま、まぁまぁ、いいじゃないですか」

佐天「(正直今の御坂さん、表情の怖さをのぞいたら肌きれいだし細身だし綺麗な白髪だし、素材は悪くないから見ててちょっとときめいちゃった)」

左天「何、嬢ちゃん達はまだまだこれからだからな。今のうちにああいうの着といたほうがいいぜ?」

一方通行「ですよねっ!ほらみなさい黒子、お兄さんもこう言ってくれてるわ!」

アウレオルス「それは社交辞令というものですの……」


933 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:05:55.04 ID:mcRmtNqx0
一方通行「それじゃあまたね佐天さん!」フリフリ

アルレオルス「今日は新鮮な意見も聞けてよかったですわ、お兄様」

土御門「近親相姦はほどほどにしてくださいねー」

佐天「あははは、初春今度会ったら覚えておきなさいよ?」ばいばーい


――――夕暮れ時


左天「いい娘達じゃねえか。外見はアレだが」

佐天「まあ、外見は今はね……って、え、暗っ!?」

935 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:08:33.32 ID:mcRmtNqx0
佐天「何これ―――――ッ!この、感じ―――!」

左天「あぁ?いきなり夜になりやがったぞ……どうなってやがる」

佐天「これ、たぶん、魔術です……しかもかなり大規模な」

左天「?何でんなことわかる」

佐天「おかしな熱が肌nビリビリきます…・…しかもずっと遠くから。こんなに離れてるのに、ここまで感じられるなんて……」

佐天「……まさか、上条さんが何か……?」

936 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:12:02.74 ID:mcRmtNqx0
左天「(……コイツ、やっぱり)」

左天「まぁ、俺達が気にしてもしょうがねえこった」

佐天「そ、そりゃあそうですけど……」

左天「それより涙子。お前の能力のことだが」

佐天「!」

左天「前に言ったように、おそらく熱関係の何かだろうよ。だかそれが何かはわからん」

左天「が、今熱感知をしてるみてぇに、俺の第四波動とはまた違う性質のあるモンだ」

左天「正直俺にゃ熱を感じて魔術が発動しただのんなことはわからん」

左天「だから、おそらくその辺りが能力のカギになってくんじゃねえか」

938 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:16:11.51 ID:mcRmtNqx0
佐天「え、あ……でも、なんでいきなり」

左天「――――俺は感知能力なんざないがな。感覚は鋭いんだよ」

左天「―――楽しかったぜ、この二日間」

左天「まるで夢みてぇだった。こんな幻想が手に入るなんざ、思い描いたこともなかった」

佐天「――――一体、何を」

左天「俺は別にロリコンじゃねえしガキにゃ興味ねえが……それでも、お前みたいな妹がいたら、よかったと思った」

左天「お前みてえな妹と、いや、家族と――――幸せな、平穏な、そんな日常を送っていきたいと思った」

左天「だがな―――やっぱ、俺は死人で、人殺しだ。そんな明るい世界にゃいられねぇ」

佐天「――――何を、言って……あ」

940 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:18:36.58 ID:mcRmtNqx0
佐天「空が―――夕焼け空が戻ってきた」

左天「――――は。本当に」

左天「本当に―――――良い勘してるぜ、俺は」

佐天「え―――あ、え、左天さんっ身体が……!」

左天「あぁ……どうやら、この魔術が解けたみてぇだな。少しずつ感覚が無くなってきた」

佐天「ぅ、あ――――そんな」

943 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:22:19.80 ID:mcRmtNqx0
左天「……なんて顔してやがる」

左天「笑ってろ、涙子。別にいなくなるわけじゃねえ」

左天「たぶん、半分になった能力がお前に戻るように―――俺も、お前の意識に戻るだけだ」

佐天「う―――でも、」

左天「……ったく」ぽん

佐天「あ」



左天「ほら……もう泣くな」なでなで

佐天「う……うぅぅぅ……!」

佐天「…・…わかり、ましたっ!」ぐしっ

佐天「だから、また、すぐ出てきてくださいね!前みたいに眠りっぱなしとか止めてくださいね!―――お兄ちゃん」

左天「ああ――――」



左天「さよならだ」

944 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:26:52.50 ID:mcRmtNqx0
――――その後。 
      左天さんはその場から霧のように消えた。
      やけに夕焼けがにじんで見えたのはきっと気のせいで。
      最後の言葉が胸に残っているのも、思いすごしだと思っている。

御坂さん達も外見が戻り、『異常のない異常』は二日間で幕を閉じた。
上条さんも学園都市に戻ってきた。勿論、病院送りだったけれど。
お見舞いに行ったらあの金髪サングラスのヒトが居た。どうやら上条さんの友達で、魔術師だったようだ。
世間は狭いとも思いつつ、あの時の格好を思い出して噴き出す。
詳しく話すとサングラスの人―――土御門さんはうなだれて、上条さんは笑っていた。


そうして、私は夏休み最後の日を迎える。



第五幕 終了

946 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:29:18.05 ID:mcRmtNqx0
いよっしゃあああああエンゼルフォール終了ォォォオオオ!!!
つーか天使堕しって書いてたが御使堕しか!くそっ、みすったぜ!

とりあえずここでこのスレは終わりかな。次からは
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1269670249/
で書いてくよ。まぁ、こんな感じに進んでくけど、興味ある人はまた見てくれねぇかな。

947 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 20:31:00.52 ID:cwCIAe+70

もちろん見るぜ

957 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 21:56:51.45 ID:mcRmtNqx0
埋め番外  病院での土御門と上条と佐天より


上条「ひーっ……あーやべぇ、想像したら死にそうだったぜ。画像に残らないのが残念んだよなー」

土御門「残らなくて安心したぜよ……」

上条「そういや、他はどんな感じだったんだ?」

佐天「他ですか?えーと……」

958 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 21:59:35.73 ID:mcRmtNqx0
佐天「まず、一方通行さんがやたら子供っぽいかわいい服着てました」

上条「ぶふぉっ!!げほっ、ごほっ、うそだろ!?」

土御門「一方通行?……ああ、第一位だったか」

佐天「中身は御坂さんでしたよ」

上条「よりにもよって御坂か……なあ、どんな表情してた?」

佐天「ニマァァァっていうのか、トェェェェェイっていうのか……怖かったです」

上条「うわぁ……極悪面はかわってねえのか」

959 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:02:13.20 ID:mcRmtNqx0
佐天「あとは……私の友達に風紀委員で白井さんって人がいるんですけど」

上条「白井……?あー、一度会ったことあるな。瞬間移動するちびっこだろ?」

佐天「そうですそうです。その人は、なんか緑いろの髪をオールバックにした背の高い人になってました」

上条「緑色オールバック……?」

土御門「高身長……?」

上条土御門「……アウレオルス?」

960 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:04:35.73 ID:mcRmtNqx0
佐天「知ってる人ですか?」

上条「いや……まあ」

土御門「俺は直接の知り合いじゃないけどにゃー」

上条「しかしアウレオルスとは……」




963 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:17:55.06 ID:mcRmtNqx0
佐天「そういえば土御門さんも魔術師なんですね」

土御門上条「ぶふぉうぅっ!?!?」

上条「なななななななんで佐天さんがそんなことをしっているのでせうか!?」

土御門「にゃにゃにゃにゃ・・・」

佐天「いや、まあ、さっき聞こえてて……盗み聞きって形になって申し訳ないんですけど」

964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:20:53.86 ID:mcRmtNqx0
土御門「……あちゃー、やっちまったぜい」

上条「その割に飄々としてんなお前」

土御門「んー、まぁこっちは一応しってたからにゃー、左天ちゃんのこと」

佐天「えっ、スとーかー?」

土御門「俺は舞華ひとすじ……じゃなくて、まーそれはいろいろと、な」

上条「(真面目口調になった……)」

佐天「……舞華って誰ですか?」ボソッ

上条「こいつの妹だよ。メイド学校に通ってる」

965 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:22:07.87 ID:LNvVbqbV0
左天ちゃんわろたw

966 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:25:38.09 ID:mcRmtNqx0
佐天「妹にぞっこん……だと……!」

土御門「あまり聞かないでくれよ……」

佐天「いや、まあ、いいんですけど」

上条「それはそうと、土御門。じゃあ何だ、お前、佐天さんの能力知ってるのか?」

土御門「いやーそこまでは知らないんだぜい。どんな能力か興味あるにゃー」

967 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:27:52.41 ID:mcRmtNqx0
>>965そういうこともある。そういうこともあるんだ。

佐天「結構事情しってるみたいだし、教えちゃおうかなー」

上条「おいおいいいのか?コイツ口軽いぞ」

土御門「あーその点は心配ご無用ですたい。俺は一般人を危ない目にあわせないように日々駆け回ってるからにゃー」

上条「うさんくせぇ……」

968 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:30:41.39 ID:mcRmtNqx0
佐天「ん、それじゃ……」



土御門「なるほどなるほど。熱吸収熱放出熱感知……」

佐天「他にも私自身の能力もあるみたいなんだけど、それはまだよくわかんないんだよねー」

上条「けど無茶苦茶便利だよなぁ。特に吸収した熱で身体強化とかよ」

佐天「いやいや、けど無理するとこの前みたいに身体動かなくなるし。だから今身体鍛えてるんだけどねっ」

土御門「ま、何事にもリスクありってことかにゃー」



969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:36:36.10 ID:mcRmtNqx0
佐天「ちなみに吸収し続けると凍結させたりできます。空気の熱を奪ったら、風も起こせるとかなんとか」

佐天「まあ今の私じゃまだまだ難しいんですけどね?」


青ピ「かっみやーん!風の噂で入院したて聞いたで見舞いにきたったでー?……死ねぇ!!!」

上条「いてえ!何すんだこの野郎!!」

青ピ「何するんはこっちの台詞やで!あのシスターさんやあの巫女さんやあの常盤台の子や……どんどん女の子の友達作って!この裏切り者!」

青ピ「やぁお嬢さんご機嫌麗しゅう、ボカァかみやんと土御門の親友やっとりますモノさかい以後お見知りおきを」

佐天「は、はぁ……」

青ピ「しかしホンマ羨ましいわぁこんな可愛い子捕まえてかみやんは……その制服は柵川中学やな?」

佐天「あ、はい、一年製ですけど……よくわかりましたね」

青ぴ「そらぁボカァこの学園都市内の全ての学校の制服を把握しとるさかいなー」

佐天「あ、今わかったけどあなた変態ですね」

971 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 22:44:23.21 ID:mcRmtNqx0
青ピ「おぉう、JCから変態言われるのもこれまた……」


佐天「上条さんどうしよう、あの人本物の変態だ」ぼそぼそ

上条「言うな、俺だってまさか以前の上条さんがあんなのと知り合いってことに、驚きを隠せないんだよ」ぼそぼそ

青ピ「なんやなんやそんなに顔近付けて!くぅーっ羨ましいでーかみやん!」

土御門「まー俺は妹一筋だから問題ないけど、あんまり多くの女の子と知り合いってのは正直羨ましいにゃー」

973 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 22:48:40.91 ID:mcRmtNqx0
くそ、なかなか埋まらねえ。辛いな。

上条「あ、そうだ青髪ピアス。見舞いにきたんだったらなんか買ってきてくれたんだろ?」

青ぴ「お、なかなかええ所に気づくやないかー。ほれ、これ」

上条「ぶふっ!これエロ本じゃねーか!」

佐天「oh////」

青ピ「骨折でもしてりゃと思って買って来たんだが無駄んなったなぁー。そして照れる佐天ちゃん萌え!」

上条「うるせえ死ね!師ねじゃなくて死ね!」

土御門「それにこの趣味はないぜよー。大学生onlyとか」

上条「お前もそこでひらけて見てるんじゃねえよちくしょう!」

佐天「へぇ、上条さんってこういう趣味だったんだ」

上条「違うから!確かに年上が好みだけどこれは違うんだ!やめてそんな目でみないで!」

975 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:01:40.93 ID:mcRmtNqx0
佐天「この前は妹さんのパンチラっていうかパンモロ?を見て鼻の下伸ばしてたのになー」

土御門「なん……」

青ピ「やて……」

上条「あ、そ、それはですね、あの、不可抗力というのがございまして……」

上条「って中学生がパンモロなんて言葉つかっちゃいけません!」

土御門「左天ちゃん、妹についてkwsk」

青ピ「その時のシチュエーションについてkwsk」

佐天「ええ、あれはですね――――」

上条「やめて!」

977 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:06:20.69 ID:mcRmtNqx0
佐天「―――というわけで」

青ピ「くそぅ!その手があったか!しかしこれはかみやん特有のフラグ能力ないと無理なんか!?」

土御門「妹って妹達か……反応して損したぜよ」

上条「うおおおおお……恨みますよ佐天さん……」

上条「頼む青ピ、土御門。学校では言いふらさないでくれ……」

青ピ「なら……わかっとるな?かみやん」

土御門「口止め料、ってやつだなにゃー」

上条「なっ……こんな貧乏学生にたかろうなんて……不幸だ」

979 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:10:51.06 ID:mcRmtNqx0

土御門「しかしもう夏休みも終わりだにゃー」

上条「上条さんはなんだか凄く忙しかった記憶しかございませんよ・・・?」

佐天「私が結構充実してたなー。宿題も早めに終わらせられたし!」

青ぴ「ほー、真面目さんやなぁ佐天ちゃんは。ま、僕もすぐに終わらせたけどね?」



上条「…………しゅく、だい?」

980 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:15:20.10 ID:mcRmtNqx0
土御門「……おいおい、まさか」

青ピ「まさかまさか」

佐天「宿題……やってないんですか」


上条「……だってさ。この夏休み本当に忙しかったんだよ。3つくらい首つっこんでさ、腕を切られて身体をぼろぼろにされて今みたいに入院して……
   宿題なんてさぁ!やってる暇なかったんだよ!」

上条「……青ピ。頼む。写させてくれ」

佐天「駄目ですよっ!ちゃんと自分の力でクリアしないと」

青ピ「佐天ちゃんの言う通りやでーかみやん。それに、写したところで夏休み明けの試験でばれるに決まってるでー」

土御門「なーに、小萌先生なら喜んで補習してくれるぜよ。安心するにゃー」

上条「うおおおお……不幸だ……」

982 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 23:33:46.69 ID:mcRmtNqx0
pllllllllpllllllllllll

佐天「あ、電話だ。ちょっと失礼」

初春『あ、佐天さん!宿題終わりました?まだですよね?終わってないですよね?だったら今から一緒に――――』

佐天「ごめんね初春、もう全部おわっちゃってるんだー」

初春『え……?』

佐天「というわけで、ばいばーい」ピッ

佐天「ふぅ……安心してください、上条さん。宿題やってない人なんていっぱいいますよ」

上条「そういう問題じゃねぇーーー!」

985 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/04/02(金) 23:37:13.82 ID:82TgLqQOP
佐天さん以外と真面目

986 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:39:10.66 ID:mcRmtNqx0
青ピ「そんじゃかみやんお大事にー」

土御門「まーせいぜい頑張ることだにゃー」

佐天「ダイジョーブ、宿題くらいで死にませんから」

パタン


上条「……なんてこった」



この時皆はまだ気づいていなかった。
次の日。8月31日に起こる、全てが変わる事件のことに――――


幕間 完

987 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:40:56.14 ID:tuMZWWbAO

次の事件てなんだっけか

990 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/04/02(金) 23:43:56.01 ID:mcRmtNqx0
つーわけで結局1000まで届かなかったなあ。眠てぇ。明日のバイトの時間が遅くなったことだけが幸いだ。

じゃあ次は制作書くかしら。まーたぶん、明日は無理明後日も無理になるかもしれないけどさ。

次の事件は
・セロリさん、ロリコンに目覚める
・エツァリ、そげぶされる
・いんなんとかさん、縛られる
の三本だよ!俺セロリ好きだからたぶんセロリと絡むと思う!ヒャッハーみんな大好きセロリたん!











NEEDLESS fragment.1 [DVD]NEEDLESS fragment.1 [DVD]
(2009/11/27)
子安武人喜多村英梨

商品詳細を見る
スポンサーサイト
  1. 2010年10月02日 17:43 |
  2. 禁書クロスSS
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック URL
http://tekitouvip.blog107.fc2.com/tb.php/440-c7ae0285
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。